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【コラム】ブラインドフィッシング(アジング)のススメ(初心者脱出法)

どうもぐっちあっきーです

筆者は
「ブラインドフィッシング」自体は
よくやっていたのですが
「ブラインドフィッシング」
という用語は
つい最近知りました
アジングをされている方から
「『張らず緩めず』の
テンションがよく分からない」
とよく言われるので
筆者の結論としては
練習には
「ブラインドフィッシング」
が最も適していると考えています
「ブラインドフィッシングって何?」
となると思うので

そこで、以前
「【コラム】私がアジング
(ジグ単)でエステルラインに
こだわる理由」
(アジング座学編みたいな感じ)
を書きましたが
思ったよりも反響が大きかったので
今回は
「ブラインドフィッシング」について
(アジング実釣編みたいな感じ)
語っていこうと思います
よろしくお願いします


1.ブラインドフィッシングとは?

⇔サイトフィッシング(対義語)

「サイトフィッシング」とは?
見えている魚(対象)を釣る事

「ブラインドフィッシング」とは?
見えていない魚(対象)を釣る事

※共通点は
本人はラインは見ているが
ルアーの動きを目で追っていない
(ラインの感覚を重視している)こと

2.ブラインドフィッシングの例

・メバルプラッキング(闇磯など)
・シーバスドリフト
(ウェーディングなど)

「ブラインドフィッシング」は
「ドリフト」の釣りに有効です
他にはバス釣り(ノーシンカー)
フライフィッシングなども
できるらしいです

筆者は
シーバスフィッシングにおいて
見える魚ばかり追ってしまい
ボトムドリフトができない
ルアーロストが怖い
(技術的・金銭的)ので
上級者とは明確な差があると感じます

ドリフトとは、ラインを緩く張った状態で、流れにルアーを乗せるアプローチである。

Honda 釣り倶楽部

魚が見えない状況でも
タックルやラインから情報を引き出し
ルアーを魚に食わせていく
目に見えないからこそ
ある程度の知識と
テクニックが必要です

筆者は
昔はアジングのみで
オールシーズンやっていましたが

・アジング(冬)

・メバリング(春)

・チニング(夏)

・シーバス(秋)

(釣りやすいのもありますが)
「釣れた経験を他魚種に活かす」ことを
ここ2~3年は意識的にやっています

最近は釣り歴が浅い
中~高校生の若い人でも
バス釣りなど
他魚種経験がない人でも
明らかに「ドリフトやってるな」
という人を聞く、
見かけるようになりました
・技術(道具)の進歩
・(SNSなど)情報精度の向上
も一因でしょう
すごい時代になったものです

3.アジングにおけるブラインドフィッシング

筆者が言語化している範囲では
アジングの数釣りにおいて

具体的には
①キャスト

②任意のレンジまでカウントダウン

③リグにテンションをかける
(リグの重みを確かめる(荷重移動)

④リールを1回転巻く
(ラインスラッグを回収)

⑤食わせの間を作る
(テンションorフリーフォール)

⑥アジがついばむ(前アタリ)

⑦ロッドティップを1→2時に寝せて
食い込みやすいようリグを送り込む

⑧本アタリ

⑨スイープにフッキング

⑩ランディング

②~⑨の動作をリグを目で追わず
手に伝わる感覚だけで作業をしていきます
目線を逸らす程度で
周りの状況を確認する感じで
いいと思います

もちろん他の方が
「ブラインドフィッシング」で
されている方は
別のやり方や表現方法もあろうかと
思います
ラインの入り方をティップを見る方も
おられるようですね(目感度)

⑤食わせの間
は日によっては1~2秒
5秒くらいとることも
潮の向きや流れ、道具でも
かなり変わってきますので
あくまで参考程度にして下さい
大事なのは
「ブラインドフィッシング」
やる意図考え方です

ちなみに筆者はネコと
しゃべりながら
アジングやることも…
(魚はあげません)
先行者さんがいると
不審者扱いされますのでご注意を(苦笑)
慣れてきたら
同行者と談笑しながらでも
いいでしょう

アジプラッキングも
「ブラインドフィッシング」の一例
(頭の中で断面図を
イメージするのも良い)
ルアーのフォールなどの動きが
イメージできれば
フォールスピードなど
何を知ればいいのか
逆算して考えることが
できるようになる

4.ブラインドフィッシング(アジング)が成立する条件

①安全が確保されていること

・風が弱い
・足場が低い
・常夜灯がある(夜)

爆風の時は自分が想定しているより
思わぬ方向に流されてしまいますし
ラインメンディングもしにくい

足場が高いとリグの移動距離が
自分が想定しているより
動きすぎていたりすることがある

リグを目で追わないと言っていますが
安全が確保されている状況が
やりやすいかと思います
慣れてきたら暗闇でも
上級者の方はされていると思います
まずは常夜灯下、またはデイゲームで
練習しましょう

②ソリッドティップがやりやすい

以前「エステルライン」の話でも
書きましたが
ソリッドティップは
「荷重感度」
(重さとして感じるアタリ)
が取りやすいので
個人的にはソリッドティップを
オススメします

5.ブラインドフィッシング(アジング)をやるメリット

①釣りに集中できる(気づかれが減る)

視野情報が優位になりすぎたり
情報過多、脊髄反射で
「びっくりアワセ」
することがない

アジング(表層アミパターン)の場合
見えているアジの反応が気になり
魚がルアーを追って
ライズしバイトすると
「ショートバイト」
のように感じてしまいます
これはアングラーにとって
ストレスです

これをアングラーが意図的に『視ず』
リグが潮を噛んでいる感覚と
魚のアタリだけに集中できるとしたら
アミパターンも
さほど怖くないのです
『張らず緩めず』の
ラインテンション
を作ることに集中できる

だから
アジング(特にアミパターン)
の練習には

『張らず緩めず』の
ラインテンション
を作ることを練習する
(場合によっては
フリーフォールが良い状況が分かる)

潮の流れをつかむ(ドリフト)
を練習する


聞き合わせ(食わせの間を作る)

サイトフィッシングで
視覚が邪魔であれば
意図的に目で見ない
(リグを目で追わない)
「ブラインドフィッシング」が有効

なのです

②釣りの知識が深くなる

「ブラインドフィッシング」が
できるということは
・魚の生態
・天候やフィールド
(風、潮の向き、スピード)
・ベイト(小魚、アミなど)
・自分に合った適切な
道具を選ぶことができる
・状況に合った釣りが
できるようになる
これらの知識がないと
結構難しいです

また
・サイト
→魚の動きに合わせて自分が動く
→受動的
・ブラインド
→状況に合わせて自分が動かす
→能動的
という考え方もできるのです
ルアーフィッシングは
「仕掛ける」釣り
魚より優位な状況を
作ることも大事なのです

釣り物は違っても
「ドリフト」
「びっくりアワセ(はダメ)」
など共通している

③初場所でも魚が釣れやすくなる

どこがドリフトさせやすい場所か
ヨレている場所か
地形変化など
流れをみたらある程度の想定が
つくようになってくるので
初場所でも魚が出せる確率が
高くなります
・サイトしかできない
→浮いている魚しかつれない
・ブラインドもできる
→浮いている魚も見えない魚も
釣れるようになる

釣り禁止も増えている昨今
なかなか思い通りのポイントに
入ることも難しいです
様々なポイントで魚を出せる
アングラーが釣果が伸ばせる方が
絶対的に有利ですね

釣れないから新規開拓というよりも
「ブラインドフィッシング」
で初場所開拓することにより
引き出し」を増やす

6.「ブラインドフィッシング」はいつやればいいのか?

ただ
1度もルアーフィッシングを
やったことがない方に
「ブラインドフィッシング」を
勧めるのは敷居が高すぎます

魚がいる所へ
キャスト
巻く
魚を掛ける
取り込む
「サイトフィッシング」の
一連の動作ができるようになり
(初心者→中級者)
それでも釣れない魚がいる
状況ができてから

中級者の方に
(投げて巻くはできるけれど
魚の前アタリなんて分からない)
・場所を開拓しまくる
・道具を買いまくる
のではなく
「ブラインドフィッシング」を
オススメします
(5年前の自分に教えてあげたい)

7.まとめ

「ブラインドフィッシング」が
できるようになると
一気にアジングが上達したように
感じると思います
(※実際、知識もテクニックも
身についていると思います)
「アジング(ジグ単)って
意外とこんなに簡単なんだ…!」
と思われる方もいるかもしれません

張らず緩めずのラインテンション

・ドリフト(潮の流れをつかむ)

聞き合わせ(食わせの間を作る)

これらは言語化が
なかなか難しいですが
これらの練習に
「ブラインドフィッシング」
が一番の近道である
と筆者は考えています

今この記事を読んでいただいている
アングラーさんが実釣において
言語化」できたら
(自分がどうやって釣れたのか?
を自分の言葉で
説明できるようになったら)
その時
「再現性」のある釣りが
できていると思いますし
筆者も嬉しく思います

最後まで読んでいただき
ありがとうございました

「再現性」の考え方

#釣りを語ろう #アウトドアをたのしむ #アジング #再現性 #コラム

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