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苦しんでる子どもたちへ

小中高生の自殺が過去最多の514人。

自ら命を絶つって考えに至ることに
強烈な危機感を覚える。

学校問題が動機として最も多くて
「学業不振」、「進路に関する悩み」、「学友との不和」
などが挙げられていたが、要するに
勉強やら成績なんかが気になり
将来への希望が持てないとか
そんなふうに考えてしまい疲れ果ててしまうのだろう。

これは、子どもたちには何の責任もない。

こんな世の中にしてしまった大人の責任。

とりあえず大学まで出てなきゃ
就職するところなんてないっていう
バカげた思い込み。

学校の勉強だけでは足りないから
塾などに通わせる親たち。

自分から進んで何かを目指し
懸命に勉学に勤しんでいるならいいが
大概は親からの押し付けだろう。

親の言うレールに乗せられて
考えることが苦手になる。
さらに、家庭と学校と塾などの
狭いコミュニティの中で生きてるから
窮屈で気が滅入ってしまう。

そんな部分もあるんじゃなかろうか?

勉強ができようができまいが
世の中そんなに重要じゃありませんよ。

大学を出てようが出てまいが
ほとんどの人間が何者にもならないんだから。

そこに幸せという価値観を置きすぎて
生きていく幅を狭くさせてしまってる。

その責任は、言うまでもなく
親であり大人たちだ。

いい高校に行く、いい大学に行く
そして、いい会社に就職する。

それが人間としての幸せだとは限らない。

もっともっと幸せってものは溢れてるし
楽しいこともいっぱいある。

そういうことを大人は子どもに伝えるべき。

長い人生のなかで、辛いことも苦しいことも
たくさんあるんだけれども
その先には楽しさや幸せなことも
待ってるってことを教えていかないと。

でも、そうすべき大人たちが
希望を見出だせないような世界を作り上げて
さらに何かに追われてるような生き方してりゃ
そりゃね、子どもたちに伝えられませんよ。

この、過去最多の自殺者の数を
全ての大人は真剣に受け止めなきゃいけない。

子どもたちの考えを変えていくのではなく
大人たちの意識、考え方を変えて
世の中のしくみなんかを変えてかなきゃ
子どもたちを変えるのなんて無理。

大人たちの都合のいいようにしようとするから
子どもたちの居場所がなくなっていく。
オレはそう思う。

もちろんオレもそうだけど。

未来ある、これからを生きる人たちが
その大切な命が失われていくことに
ものすごく悲しい気持ちになる。

勉強なんてできなくていいじゃないか。
エリートにならなくたっていいじゃないか。

悩んでる子どもに伝えたい!

偉そうに言ってるオレたち大人も
親も先生も、みんなね、ただの人なんだと。

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