自分のこと

最近思うことがある
自分についてだ
自分とは何なんだろうとよく考える
自分が自分のものなら、自分で制御できないものなのか不思議に思う
自分の感じたくない気持ちを感じたりする
自分を気分悪くさせるような思考をする
それはいったいなんでだろう?

自分のことが好きかと聞かれたら
多分首を振るだろう
自分のありたい姿と
いまの自分のギャップがおおきい
だから好きとは思えない
そうじゃないという否定のほうがおおきい

ありのままの自分を好きになるとか
散々聞いてきたし試してきたけど
いまだにそれはしっくりこない
そもそもありのままってなんだ?
そこからすでにわからない

自分の中には様々なものがあるので
これが自分というただひとつの核も軸も見当たらない
だから思うようになった

自分とは宇宙みたいなものなのかもって

無数の星があるし
でもほとんどが何も無い空間の宇宙

たった一つのなにかではなく
いろんなものが渦巻いている自分

なんか似ている気がする

相反する思考が同時に発生するのも
たくさんの星があると思えば腑に落ちる

様々な星がその時々で強弱を変える
だから色んな思考がうずまく
いろんな感情に振り回される
矛盾だらけでも仕方ない

この自分という宇宙が好きかといわれたら
やっぱり首を傾げるだろう
好きとか嫌いとかで語れない
それは一秒たりとも同じ姿ではない
好きなときもあればそうじゃないときもある
割合にすればそうじゃないほうがだいぶ多い
多数決なら好きじゃないになるかな

でも別にそんなのはあまり関係ない
自分のことを好きになりなさいというのは
わたしはあまり大事には思えない
だいたいなれといわれてなれたら誰も苦労しない

ただ知ることはいいなとは思う
自分を知ることは安心につながる
こういうものだということを
わかっているのといないとでは大違い
それが好ましい自分でも受け入れ難い自分でも
目を逸らしてもあまり意味は無い

宇宙みたいな自分という空間を想像する
そこには様々な星が存在する
その時々で星の強さはかわる
ある想いが強い時はその星が主張している
でもそれがすべてではないということが
どこかわたしを安心させる
いや、安定させるというほうが近いかもしれない

自分のなかで自分のバランスをとるということ
唯一無二の自分ではなくてよいということ

そう思うとすこしほっとする