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認知症と高齢化社会 未来のためにできること

⬛︎未来のためにできること 

認知症になってしまうと、家族間での引き継ぎがどんどん困難になってしまう。だから未来のためにできることとして情報を共有しておくと良い。  

⬛︎住居  

暮らしている家の形態の把握。 
賃貸なのか、持ち家なのか、持ち家の場合土地の資産価値や相続のあり、なし、や名義などなど、、、  
把握していないとかなり大変な事になるので元気なうちに調べておくことが大事。 
我が家の例としてびっくりしたのは持ち家だって言っていた場所が持ち家じゃなかった事、、、 
しばらく言葉を失うほどだった、、、 
しかもかなり長い間騙されていた、、、 
何度も何度も家族会議をしたが、持ち家だと思っていた場所がそうではなかった。だったら最初からちゃんと本当の事を言って欲しかった、、、
あとマンションのローンを完済した、と言っていたが 
宝くじで800万当てたそのお金で完済したと言ってたが、それも嘘か本当かもわからないし、、、 
正直やめてほしかった。 
認知症の人が宝くじを大量に買っても、当選日がいつなのか自分で調べられないし、 
番号がちゃんと一字一句読めるのか怪しすぎる、、、
ギャンブルをやるようなタイプの認知症の場合は要注意です。うちはギリギリセーフでしたが、、、
介護にはお金がかかるので金銭管理は必要不可欠。
お金の管理は認知症ではない人がするのが無難なので 
引き継ぎや切り替えはなるだけ早めに未来のためにできることを進めよう。 
  
⬛︎延命治療  

認知症が進んでしまうと段々話せなくなってくるのでどのような治療を受けたいかをしっかり要望を聞いておく事が大切。うちの場合は病院が嫌いで薬も一切飲まなかったし、手術しても麻酔が切れたら暴れ出して家に帰ってしまうし、待ち時間が待てないからすぐどっかに行ってフラフラしてしまう。 
寝たきりになってからどんどん話せなくなっていたり、こちらが話す内容を理解しているのかさえ確認が困難だった。ただ家に居たいって事だけは意識がハッキリしていた。
未来のためにできること。 
これは介護する側のこちらが大いに負担になる為 
ちゃんと確認できるうちにしておくことをおすすめします。 
例えば点滴。打てば食事をしなくても命を伸ばす事ができるが、それもいつかは果てる、、、 
薬事療法でギリギリの状態で生きている事が本人にとってどうなのかを優先してあげる事が大切だ。   
うちは全ての延命治療を断ったので自然に死を迎える事ができた。  
老衰死はどうやら穏やかに麻酔がかかった状態に似て患者本人は比較的苦しむ事なく眠るように息を引き取るそうだ。
父はそれを一番に望んでいた事だったので最後まで看取ることができて良かった、、、 
父の最期は生まれて初めて見た一筋の涙が目頭について光っていた。穏やかな顔で息を引き取った。  
父の新しい世界のはじまり、未来のためにできる事を自分なりに尽くした。
   
⬛︎死ぬまでに行きたい場所 
 
この地球上で行きたい場所があればなるだけ行っておいた方が良い。父が生きている間に行っておきたかった場所があった。行く前は 
行くのやめなさい、危ないから! 
って言われそうだったから父だけには内緒で行ってきたEgypt。 
死後の世界を大切にしている国だからこそ父が亡くなる前にどうしても行きたかったし、行けない父の代わりに写真をプレゼントしてあげようと思い行ってきた場所の写真を現像して部屋に持って行った。 
ちゃんと話した会話がまさかEgyptに行ってきたよ、 
良かったじゃん。 
これが最期になるとは思ってもいなかったけど、行った事だけはどうしても伝えたかったので生きているうちに日本に戻ってEgyptのピラミッドの話ができて嬉しかった。偶然にも未知の空間を発見した人にも出会えて凄い良い旅だった。 
未来のためにできること。  
 
色即是空、空即是色、 
男と女 
月と太陽
生も死も   
どんな人間にも等しく訪れる事
全てはひとつだという事を
受け入れる事なのかもしれない。

#未来のためにできること

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