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Findyデザインチーム振り返り2022

Findy Incでデザインマネージャーをしていますムカイ( @osk_kamui )です。

今年入社してからこの1年間でデザインチームとして様々な事に取り組んできました。そこで年の瀬ということもあり、その一部をこちらで紹介させていただければと思います。

プロダクトマネージャーとしての2022年振り返りはコチラに書きました。


どんな1年だったか

拡張の年でした。
メンバーは4名から9名に増え、チームとして出来ることが非常に拡張されました。またそれに伴って各人のスキルも拡張されたかと思っています。

一方で、拡大に伴ってそれぞれの表現やコミュニケーションにばらつきが出てしまっているのは否めませんでした。
来年は引き続き拡張を維持させつつも、ベースとなる部分にフォーカスも当てていき、より強いチームにできればと考えています。


主にやったこと

■仲間探し

会社・プロダクトが大きくなる中で、やるべき事・やりたい事が増えていくのは想像に難くないと思います。しかし当時のメンバー数では時間的にもスキル的にもデザインがボトルネックになる事は見えていました。

そこで、リファラル、スカウト、エージェント等などあらゆる方法を使って多くの方に出会い、新たなメンバーにジョインいただく事ができました。
その結果、現在では過去最高のプロジェクト数を動かしながら、デザインシステムやブランディングといった面に取り組むことができています。

■Findyらしさの議論

プロダクトの価値を最大限伝えるために「らしさ」を持つことは欠かせません。過去合宿などを通して大まかなイメージは作れていたものの、具体的なデザインへの落とし込みをどうするかは未着手でした。

しかし組織の拡大、デザインチームの拡大を考えた時に早くから始めておく必要があると考え、メンバーがまだ少ない頃より議論を始め、より具体的な言葉やビジュアルに落とし込んでいく事を行いました。

現在は、この後に出てくるデザインレビューに「らしさ」が組み込まれるなど、デザインをする上で意識を醸成する事は成功しました。
ただ、その精度にはまだ課題が残るため来年への宿題となっています。

■デザインレビューの文化醸成

メンバーが増える中で、前述の通り「らしさ」の議論を重ねていくものの、やはり普段から意識して作り続けるのは至難の業です。また同時に、らしさ以外の「質」という意味でもばらつきが出ていました。

そこで、デザインレビューのルールや仕組みを整え、「らしさ」の有無や、課題を解決できるデザインかどうかなどのメンバー間の認識齟齬を最小限に抑えられるようにしていきました。

今までよりも多少デザインが完成するまでに時間がかかるようになりましたが、チームとしてよりクオリティの高い、課題解決に向けたデザインを作れているため、引き続きデザインレビューを重ね、よりよりデザインを作っていきたい所存です。

■ルールやドキュメントの充実

少し重複する所もありますが、Findyらしさやデザインレビューなど様々な仕組みを取り入れる中で、やはり口伝だけでは伝わらない点が多くあります。

そこでなるたけ明文化しつつドキュメンテーションをしていくという事を推奨し、誰かに依存しない形を作っていきました。
今ではとりあえずドキュメントを読む、という事で済むことが増えたのですが、日々新しい事に挑戦する中で追いつかないこともあり、また過去のドキュメントが更新されてないなどの問題も見えてきているので、このあたりは来年への宿題となりそうです。

■Figmaへの完全移行

当初XDとFigmaを両方使っていましたが、XDを利用していた背景に強い理由が無い事、またFigmaのシェアの高まりに加え、よりプロダクトにフォーカスするためのデザインシステム構築を見据え、グラフィックを除くすべてのデザインはFigmaに統一をしました。

それと同時にファイルの管理方法や、アカウントの管理含めすべて見直し、適切な運用を回すようにしました。現在ではファイルの場所を探す手間が減り、また関係各位とのコミュニケーションコストの低減など統一した事によるメリットを享受しています。

■デザインシステム/トークンへの挑戦

今後のプロダクト拡大を見据え、より良いプロダクト提供のために統一されたデザインを素早く手掛けることは必要不可欠。という考えから2022年6月頃にデザインシステムおよびトークンを作ることを決め着手し始めました。

長らく運用されてきたプロダクトという事もあり、デザイン面での不整合も数多く見つかり、解決できる課題の大きさをひしひしと感じながら日々進めていきました。

現在は既存ページの多くがシステムに落とし込まれている所まできており、ここからトークンの付与、フロントエンドとのつなぎこみを本格的に進めていくフェーズになります。

■プロダクトデザイナーへの挑戦

年始のデザインチームの状態は若干社内受託に近い状態があり、プロダクトを良くしたいという想いはあるものの、チームとして自ら何かを進めていく時間も余裕もありませんでした。

事業会社としてその状況は非常にもったいなく、メンバーにとってもこの状態が続くことは好ましくないと判断し、メンバーが抱えていた業務の巻取り、採用などを行いながら数名のメンバーにはプロダクトデザイナーとして課題解決に挑戦してもらいました。

結果、いくつかの改善を完遂させる事ができ、ユーザーインタビューでも好評をいただける結果となりました。
この結果を受け、来年はさらにプロダクトデザイナーとしてプロダクトの改善をしていければと考えています。


さいごに

おおまかな記載となりましたが、みなさんの1年はいかがだったでしょうか。
是非このポストを見たデザインマネージャーの方は今年を振り返ってみてはいかがでしょうか。

また、改めてデザインチームのメンバーや一緒にプロダクトを作ってきた方々にお礼を伝えたいと思います。ありがとうございました。

最後になりますが、引き続き弊デザインチームでは一緒に働いていくメンバーを募集しています。

それではよいお年を。


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