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“適度に”動くことは思ったより大事らしい

先日、本当に久しぶりに新幹線に乗って遠出をした。

コロナが流行り始めてからこれまで、番組からコロナ対策を!と強く言われているのもあり、都内を出ない日々が続いていた。出たとしても関東近郊まで。そんな行動を自ら制限する中で、いつしか私の中の色んなものが縮こまっていたようだ。

思考も、感覚も、エネルギーそのものが淀んでいたことに、今回動いてみて初めて気づかされた。


何となくどこか停滞してる感覚はあった。なんかチカラが湧かないな。なんか面倒くさいな。日々そんな感じ。それを自分が怠けているだけなのか、そういう時期なのか、なんだろう、でもまぁいいや。見て見ぬ振りというやつだ。


それでも、多くの人がそうだったように、感染者数が減り、緊急事態宣言が解除され、あぁそろそろ動きたいなぁという気持ちが私の中に湧き上がった。心友に一緒に旅したいと話したら、すぐに色々手配してくれて、叶うことになったのだ(心友はそういう風のような素早さがあって助けられている)。


都内でどっぷり過ごしていた私は、訪れた先の余白と余裕に癒やされた。行き交う人がいないときは、マスクを外して思いきり息を吸った。友とたくさん話し、たくさん笑った。地元の料理をこれでもかと食べた。人のほとんどいない浜辺で、海風を感じながら、1年ぶりくらいにアーシングをした。


思えば私はいつも、何か新しい風が入ると元気だった。例えば仕事で、一人ただパソコンと向き合ってネタを探すのは苦痛でしかなく、それで終始した日のどんより感と疲労感は半端なかった。逆に電話で一件だけでも初めての人と話すと、帰りは不思議と元気で。


人それぞれの性質によると思うが、私の場合、ある程度動いていないと澱むらしい。水がそうであるように。


あぁ今なんか淀んでいるなと感じたら、小さなことでもいいから動いてみようと思った。すぐに何かが変わるということはないかもしれないが、私の中のエネルギーは確かに回り始めたことを感じるから。


でも動き過ぎには要注意。疲れない程度が、きっといい。


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