会社員だっていいじゃない、大人は見守りましょう
お疲れ様です。
アラフィフで起業を目指しているサラリーマンです。
今回は「会社員」について考えてみたいと思います。
①「会社員になりたい」と答える子供たち
第34回「大人になったらなりたいもの」調査の結果が話題になっています。
この調査は、第一生命が、全国の小学生・中学生・高校生 計 3,000 人を
対象に毎年行っているアンケートです。
なにが話題になっているのかというと、『小中高生男子・中高生女子のランキングで3年連続、「会社員」が1位という結果になった』ということ。
子どもたちに人気のYouTuberやサッカー選手、パティシエなどに比べれば、夢のないような職業かもしれませんが、サラリーマンが多い日本に生まれた子どもたちなのですから、私はこの調査にあまり違和感はありません。
親の仕事を見て、子どもは「自分も会社員になりたい」と言っているわけですから。
②夢を強要される子どもたち
しかし、ネットは毎年のように荒れていますね。
子どもたちのなりたい職業が会社員なんて、夢がない
子どもたちが会社員になりたいというなんて、学校教育が悪い
先ほども書きましたが、日本はサラリーマン比率の高い国。
労働力調査を見れば約9割は会社員であることがわかります。
もし子どもに「会社員」になってほしくないのであれば、まずは親が率先してなりたい職業に就く必要があるのではないでしょうか?
会社員の親に、会社員には絶対になるな、会社にこき使われるだけだ、自分のやりたいことをやりなさいと言われても、子どもは戸惑うばかりでしょう。
③社会人経験の入口として最適
アラフィフサラリーマンの私が子どもたちに伝えるのであれば、「サラリーマンになることをゴール(目標)にしないで」ということ。
自分のやりたいこと、自分の好きなことを見つけるのは大変難しく、時間がかかることでもあります。そしてそのタイミングは人それぞれです。
もし学校を卒業しても、自分のやりたいことが見つかっていなければ会社員になることをお勧めしますし、自分のやりたいことが見つかっている人に対しても、お試しの意味でもまずは会社員をやってみることお勧めすると思います。
会社員の最大のメリットは、失敗ができることです。
なんの経験もないまま起業するのも良いですが、組織に入って一度社会の仕組みを学んでから起業するのも悪くはないものです。起業して失敗すれば倒産などのリスクがありますが、会社員であれば評価が下がったり、ボーナスが減ったりするぐらいで済みます。
そして会社員をやっているうちに、やりたいことが見つかることも多々あります。
だから、社会人経験の入口として会社員をとらえれば良いのではないでしょうか?もしかしたら子どもたちも理解していて、今はやりたいことがないから「とりあえず会社員」と言っているだけなのではないでしょうか?
意外に子どもたちは賢いと思います。
人生は100年時代。先は長いのですから、子どもたちに夢を強要する大人ではなく、見守ることのできる大人になれればよいなぁと思います。
おわり
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