ビッグファイブ理論に触れてみてよかった話

これまで心理学で研究されているビッグファイブ理論について記事を書いてきた。
神経症的傾向、外向性、誠実性、協調性、開放性の5つの要素の組み合わせで人の性格を分析する理論。

それぞれの特徴に対して、自分はこの特徴は高いなとか、これは低いなとか考えるのは楽しかった。

今まで何となくでしか分かってなかった自分の特徴やクセにしっかりとラベルがつけられて、点数がつけられていくような感覚だった。

いわゆる自己分析というものだろう。

一般的な就活とかはしてこなかったので、就活生が面接対策でやるような自己分析はしたことがなかった。

前田裕二著「メモの魔力」にも自己分析シートがあったが、何問かやって辞めてしまったことを思い出した。

自分を深く知るということは、自己防衛や物事を学ぶ際にも役に立つもの。
神経症的傾向が強いということが自分でわかっているだけでも、様々なストレスから少しは楽になれる。
逆にその性格が役に立つこともあるんだと思えるだけでも救われることもある。

外向性という点で考えると、自分は積極的に外の世界でいろいろと体験することが好きだ。1人でもどんどんやりたいことに進んでいく。
でもコミュニケーションは苦手な方だと思っている。

いや、人と話すのは嫌いじゃない。ただ口数が少ないだけなのだ。
感受性が乏しく、語彙力がないだけで、コミュニケーション自体が嫌いなわけではない。

だったら、そこを何とか努力して改善すれば外向性はより高まって、好きな自分の理想像に近づくことができると思った。

誠実性に関しては、基本的には低い方だろう。
ただそれは自分が興味関心がどれだけあるかによる。
飽きて三日坊主になることが多くても、本当に好きならだらだらと続くものだ。
あとはいかに飽きないように学習方法を工夫して上手く付き合っていくしかない。

開放性は高い。たぶんすごく高い方だ。
なんでも気になったらチャレンジして、すぐに目移りしてしまうかもしれないけど、それでもやり続けるものがあったらそれを大切にしようと思う。

協調性はないとはっきり思える。
最近はもうそれでいいかもとすら思う。
人に合わせてペースを変えるのはストレスがかかるし
別に多くの友達が欲しいとも思わない。
くだらない話を来てくれる誰かと、愚痴を聞いてくれる人がいればいい。
でも、協調性がないことを理由に、自分の殻に閉じこもるべきではないと思う。自分の意見や感情はしっかり言葉にして伝えることは大切だ。
それが例え忌み嫌われることでもいいじゃないか
もともと協調性がないのだから
それでも応援してくれる人はきっと周りにいるはずなのだ
その人たちを大切にしよう

ビッグファイブ理論に触れてみて、自分でもびっくりするぐらい自己分析できた。
人に自分はこういう人間なんだと説明できるまでになった。

自分の感情と向き合うことの奥深さ、自分を大事にすることの大切さ
そんなことが少し理解できたような気がする


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