1冊買うなら10冊読んでこい!
これは私の高校時代の恩師の言葉です。
文字の通り、本屋さんで何か本を1冊買うのならついでに他の本をパラパラと開いて知見を広めなさいとの教えでした。
この先生は、自分の部活(コンピュータ部)の顧問でもあって、今思えば…いや、当時から変わった先生ではありました。
自分が卒業した次の年に退職されたので、ほぼ60歳。…だいぶ貫禄があってもっと上に見えてたけど🤭
職員室にいることは稀で、学校のサーバールームのような、ガラス張りの外から見えるパソコンが複数台あるような部屋で、いつもパソコンをいじっていました。
他はもう少し若い世代の先生が多かったので、職員室の居心地が悪かったのかもしれませんね。
苦手意識を持ってる生徒も多かったように思いまが、私は割と気が合うというか、電子工作や、パソコン、昭和時代の話が割と得意だったので、先生のお話に割と乗ったりしていました。
(高校生はわからんだろうと言うボケにちゃんと突っ込んであげてました🤣)
また、オーディオの話も好きだったのでいろいろと教えていただいていたある時「今週土曜日空いているか?」と聞かれ、「空いてますよ」と答えたところ、とある舞台の裏方のお手伝いを(音響関係)させていただき、プロの現場を見せていただいた上に、謝礼(高校生にしては結構大きい5000円🤑)もいただくことができました。
(ミキサーや音響機器を使いこなせると判断されたと思われる。)
なんだかんだで今考えると、割と気に入られてたのかなあと思います。(卒業の翌年、文化祭で遊びに行ったところ、先生がわざわざ出てきてお迎えしてくれたこともありました。)
そうそう、イメージとしては、忌野清志郎さんの「僕の好きな先生」の世界に近い感じがします。
変わり者同士分かり合えるモノがあるというか…
…と、先生の話になってしまいましたが、先日、本屋にいるときにそんな話をふと思い出し、待ち合わせまでの時間もあったので、大型の本屋さんの普段行かないコーナーなどをぶらぶらと見回りました。
🩷以下心の声🩷
あー、この絵本、今もあるんだ。
エヴァンゲリオンを組み立てる雑誌、もう休巻になったんだ。
この本の内容書いてあることやべえ。こんなの信じる奴なんて…いるんだろうなぁ。(まぁ思想は人それぞれだけど、こういう本読んでる人とは仲良くなれなさそう)
へぇ。宝塚の願書って本屋さんで売ってるんだ。
ファンブックかと思ったよ…てか有料なのかよ。
そっかデザインってこうやって作ればいいんだ。まぁ真似して作るぐらいはできるけど…やっぱりプロってすごいなぁ
「オモうまい」のファンブック出てるんだ、フルカラーにしては安いなぁ。まぁこんだけ数売ってれば安く作れんのかなあ
❤️心の声ここまで❤️
と、いろいろな発見や学びがありました。
※きちんとサムネにある本を買いましたよ
(そうそう、その先生のルール的には買う気がないのに読むのはNGとのこと。ごもっともですね)
また話がそれてしまいますが、私が出張や旅行で他の地域に行った時に、その土地が良い場所か、否かを見抜く1つの基準として本屋さんがあるかどうかを基準にしています。
上記のようにやはり簡単に学びの場を手に入れることができるかどうかと言うのもありますが、そもそも治安の悪い場所だと自主的に本を買って勉強しようと言う人が少ないため、売り上げが上がらず本屋さんが閉店してしまいます。また1冊あたりの売り上げからの利益率等を考えると万引きが多いとシンプルに営業ができなくなると言う問題もあり、本屋さんがあったのに引きによって潰れてしまうような治安の悪いところと言うようなバロメーターの1つだとも思っています。
読書の秋はとっくに過ぎてしまいましたが、寒くて外に出るのが億劫なこの時期、たまには通販ではなく、本屋さんに行って、普段行かないコーナーの本をパラパラとめくって、興味のあった本を購入し、こたつでゆっくり読むのも良いのではないでしょうか?
それではまた。
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