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住まいを持たずに多拠点生活?「アドレスホッパー」のススメ

*本記事は2021年10月5日に行われた"SHARE SUMMIT 2021"登壇時に利用したスライドをもとにしています。

アドレスホッパーとは?

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突然ですが、みなさんは「アドレスホッパー」という言葉をご存知ですか?一言で言うならば「固定の住居を持たない暮らし方」を指します。持ち家や賃貸といった固定の拠点を使うことなく、短い期間で拠点(アドレス)を転々とホッピングすることからアドレスホッパーとしての概念が広まりつつあります。近年ではワーケーションやデュアラー、多拠点生活といった呼ばれ方もしていますね。

筆者である僕自身も、2020年8月からアドレスホッパーとしての暮らしを導入しました。

この記事では、アドレスホッパーについての説明や実践者としてのリアルな状況、そして明日からアドレスホッパーになるためのヒントについて紹介していきます。

自己紹介

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もともと僕は都内で正社員勤務した後に、ツアーガイドとして独立した人間です。海外からの日本観光需要にマッチした東京・秋葉原でのツアーガイドを生業としていました。

コロナ前後の働き方の推移についてはこちらの記事もご参照ください。

コロナ前後の働き方・住み方

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そんなツアーガイドとしての働き方も、コロナを機に2020年3月頃から訪日観光客がほぼゼロになり、対面でのツアー業を中止せざるを得なくなりました。

そんな時に新しくはじめたのがオンライン体験ツアー。秋葉原やアニメの文化をZoomで画面越しに共有して参加ゲストを楽しませるサービスです。このオンライン体験ツアーと並行して、オンラインの日本語レッスンも始めたことで全ての仕事がリモートで行えるようになったのです。

これにより、今まで仕事により制限されていた行動範囲がリモート化によって一気に自由になりました。

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オフライン→オンラインツアーに移行した様子

ADDressとの出会い

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フルリモートワーク環境を得たことで、このような思いが強くなりました。しかし固定の住まいに住んでいる限りなかなか実現は難しい。。。

そんな時に出会ったのが「定額全国住み放題サービス"ADDress"」でした。

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拠点を移り住めること、人との交流が持てること、そして価格も安いこと、、、全てが理想の形だったので即利用を開始し、アドレスホッパーとしての暮らしを始めたのでした。

金銭周りの事情について

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ADDressを使い始めたことで、今まで生活費のウェイトを大きく占めていた家賃が大きく削減できました。僕の場合、食費や移動費諸々を合わせても月10-15万円以内におさえた暮らしが可能になったのです。つまり、月10-15万円あれば十分にアドレスホッパーとしての暮らしは実現可能だと僕は思います。

アドレスホッパーになるために必要なもの

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とはいえ、金銭面だけが障害になっている訳ではありませんよね。

僕が思うに、アドレスホッパーになるために必要なのはマインドセットノウハウです。

マインドセット~キーワードは「がんばらない」~

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アドレスホッパーとしての暮らしを始めるのなら、今までの暮らしの中にあったものを手放す必要があります。

と言うよりも、今まで無理していたことを意図的に「がんばらない」様に意識する必要があると表現すべきかもしれません。例えば、普段の暮らしの中でこの様な思いに駆られることはありませんか?

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もともと僕は会社員時代、仕事や人間関係などを無理して繕っている様な傾向にありました。

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例えば仕事ひとつ取っても、ひたすらに仕事にうちこみ無理をするのではなく、最低限の目標達成以上の働きはしない。

僕の場合、月10-15万円稼ぐことに重視しているのでそこまでがんばる必要もなありません。結果的に自由な時間は増え、精神状態も安定するようになりました。

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今の僕の1日のスケジュール。早寝早起きです。

ノウハウ~ショートカットマインドを持つ~

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アドレスホッパーになるにあたって、マインドセットと並んで重要なのが具体的なノウハウです。

というのも、何事もゼロから手探りで始めたのでは膨大な時間がかかってしまいますよね。ADDressを始めとした、暮らしを便利にするシェアエコサービスは知っておいて損がありません。ショートカットできるところはとことんやっちゃいましょう。

住まいのサービス(コリビング系)

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例えば、ADDress以外にもコリビング系のサービスはどんどん増えてきています。理念や価格かんもそれぞれ異なるので、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

住まいのサービス(フリーアコモデーション系)

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また、上記のコリビングサービス以外にお金をかけずにホステル生活ができるサービスもあります。

フリーアコモデーションといって、ホステルでの業務を手伝うことでそこに住み込んで暮らせるサービスを提供しているホステルが最近増えてきています。(しっかり給与がもらえる案件も多いです。

1年のアドレスホッパー生活を通して

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昨年8月からアドレスホッパーとしての暮らしを始めて1年以上が経過しました。日本中を周って今まで名前も聞いたことがなかったような土地を転々としたり、全く繋がりがなかった様な人たちと繋がれる経験ができる。そんな生活が僕は大好きです。

リモートワークができて、旅をしながら働く暮らしに興味がある方には、強くADDressをオススメします!

とりあえずここから始めよう

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とは言え、いきなり行動するのは少しリスキーという意見もわかります。まず始められるアクションとしては、暮らしの中の無駄を省くことを勧めます。

モノやお金、そして時間といったリソースの無駄は気づかないうちに暮らしの中で膨らんでいます。「これが無くても大丈夫」と言えるものを増やして、いつでも旅を始められる準備を備えるのがアドレスホッパーになるための第一歩だと思います!

ラジオやってます、ゲスト出演者募集中!

「アドレスホッパーや旅しながらはたらくスタイルに興味がある」

「すでに旅人としてのキャリアを始めている」

という方に向けた雑談ラジオをPodcastで毎日更新しています。

僕に対して聞きたいことや、アドレスホッパーとしての暮らしに興味がある方はお気軽にメッセージください!

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