健康体操

体動かせないと、ネタも思いつかない…

どうせ普通の動きの延長でしかないからね、私のやることなんて。

とはいえ、なんか書いてみると発見もあるだろうし。


こないだ、健康体操として利用者さんに実験してもらった。

浮腫がひどくてしっかり握れなくて、足も二本の杖でゆっくり動作する方。
でも、とても明晰で好奇心もある。


合掌してもらい、鳩尾の辺りで真っ直ぐに押し込むように合わせる。
やはりこの時点で馴染んでいない動きなのが分かる。
掌底がくっつかず、しっかり押し込めない。
力でなくて、場所…合掌を体に添わせて下にやれば勝手に力がかかる。
左右にずらすと軽いストレッチにもなる。

握力が弱ってて、全身も筋力低下が見られるので、このくらいから少しづつ伸ばしていくと取り組みやすいかも。

次は普段の準備体操にもある動きからいこう、と中段正拳突きをアレンジしてみる。
これは肩甲骨を動かして、背筋に効かせるのが目的。

これも肩を上げない、肘を後ろに引く、引く手の力で出す手を突く…滑車の動きまでいければ上等。
願わくば、腰椎から上でバネ仕掛け…旋回の複合と、握り込むのをできると、しっかりした突きになる。

これは器具のプーリーにも通じるので、慣れた動作なのかもしれん…軽くやってる。
数増やすならこういうのからかな。



外回し手刀打ち。
同じ側の耳を触って、反対の手は前に伸ばす。
伸ばした手を鳩尾に引きながら、スプーンで掬うように手刀を打つ。

…これは反省。
難し過ぎたらしい、動きに馴染みがなさすぎる。
肩関節だけでなく、鎖骨周辺や肩甲骨周辺まで動かせるんだけど…普通はそんな関節意識しないから。

やるならもう少し大げさな動きで「踊り」にする必要あり。


次は…手刀が難しいと分かったので、切り落とす手刀受けは止めて。
上段揚げ受けを試してみる。

肘を中心線に寄せ、肩関節の引っ掛かりを使って一気に跳ね上げる。
それをやるには体を斜にしない…跳ね上げと同時に体を切って斜にする、体側から肘を出さない、目を隠さない、前腕に傾斜つけるなど色々あるけど…

体操なら必要ない。

ただ肩関節を動かして、三角筋や背筋に効けばいいのよ。


この辺りでオーバーフローになったので、終了。
大体10分ほど、軽い汗をかいてた。

感想は、
「何がなんだか分からん」
とのこと。

そらそうよねw
表面の動きだけ抜き出そうとしてるのだから。
動きに意味は見出せんやろね。


まあこれも準備体操にはなるのがわかっただけでも良いのかな?

施設で暇つぶしになればいいね。
とはいえ、私ここまでする必要あるのかしらん…単なるいつ切られるか分からんバイトやで?

ま、いっか。
私の経験にはなる。