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空手チョップは…

箸を割るものではありません…(キ◯肉マン)

などと言うくらいには、浸透してるのがチョップ…手刀やね。


でもこれ、本当にビン割りだの瓦割りだの、そんなので有名になったのと…(もちろんタネあり)
プロレスで有名になったので(実は相撲の張り手を応用)、イメージは固定化されてんだね。


海外でもどう使うのか悩んでるみたいで、チョップ(叩き切る)の他にも、ナイフハンド(刃物のイメージ?)というのも聞いたことがある。


ていうかさ、
薄い刃物を固いものに叩きつけても、折れるだけやで?

ものは何でも使いようなのよ。
折れないように使えば、バネみたいにしなって勝手に深く切り込んでいくし。

昨日見せたのは、オーソドックスな手刀払い受け…攻撃を手刀で逸らす。
これは攻撃の力が乗る前の拳足に、横からの力を加えて攻撃を外してる。

…こんなことせんでも、受けとか避けでええやん?と。

まあそうなのよ、ぶっちゃけた話w
骨をぶつけたり、攻撃をはじいたりすればちゃんと攻防にはなる。


じゃあなんでわざわざやりにくいことするの?と。
打撃力も大したことないのに。
素手だけじゃないのさ、想定が。
相手の自由にさせない、という見方がある。

払い受けなら、捌いた後で触れてるので、すぐ掴めるというのがあるし。

相手に触れた所から相手の動きをコントロールするというのも。

要は正しく切り込み、やね。
そこから反撃に繋げていく。



直接攻撃に繋げるのも見せる。

攻撃を逸らして相手の攻撃範囲よりも中に滑り込んで、そのまま手刀で首や肋の下を打つ。

相手の腕をガイドとして利用するんだね。

やはり打ってから首を極めて投げたり、掴んで崩して、と色々やる。
もちろん打つのも場所によって効果変わる。
首を折ろうなんてのは「無理」やけどね。
出刃包丁使っても骨切るの大変やろに、何で素手で解体できると思い込んでんだろねとは…

細い突起が折れる「かも」しれんけど、直ちに無力化はせんで?
効果見込めるのは、神経や動脈、気管へのであって、こういった所に滑り込ませる打撃に適してるのよ。(ぼかしてあるよ)

どちらも力やなく、ひらひらと軽い刃物を振って、弱い所を狙うように使うと分かりやすい…
というのが手刀の概略よね。

私はこんなふうにカウンターとして受け流しながら入って、反撃のきっかけに使うよ。

基本の中でよく練習したイメージだけど、基本の中で完結…
他所でもかたちだけなんじゃないかな。
実戦に組み込もうというのは、技の掘り起こしなんだけど…あんまやらんやろね。
理由?
必要性、優位性が「現在は」少ないから、だろうね。



先日は、正拳も再度詳しくやった…私は聞かれる限り何度でもやる。
同じ言葉でなく、見方や説明も変えてみる。
どれか引っかかれば良いのよ。

縦拳との混乱があったので、それも修正。
これは実際に何度も突く稽古をする。
まだまだ体の使い方がこわごわ、だね。
滑らかに動けるまでやってみるといいね。

実は、正面を打つものでもない、という話もする。
位置取りの話だけど、相手を正面に置いて…とやってると、「殴りっこ」になる。
それだと体格や体力のある方が勝つので、私みたいなのでは太刀打ちできないから。
何故正面じゃないのか?
運動する距離だね。
最大限の直線移動距離を作ると、攻撃する手足の反対側の斜め前となる。
相手と対峙する時も、これを頭に入れて「相手をここに置く」というのが強打を当てるコツよね。


ついでに見せたのは、狐形拳。
影絵のきつねさんみたいな形にするんだけど、鶴頭のように手首を折り曲げた所をぶつける。
なんでこんなめんど(以下略)

単に伝えた人が違うのを集めてるから、人それぞれの工夫がある、というだけよ。
飛んでくる攻撃を、手首で弾く…曲芸みたいだけど、理屈が判ると中に潜り込むのに便利と気づくはず。
真っ直ぐに、相手に詰めて密着した戦術をやるには使い勝手がいいのよ。

ぺちぺちと、自分の折り曲げた手首を叩いてもらって、痛くないのも確認してもらう。
誰でもやれる事しかやらんで私w
修練の果てに、なんて時間いくらあっても足りん。


攻撃してもらい、それを狐形で弾きながら、腕の戻しを邪魔して前に進み、伸ばしてるつま先で目を突く。
一動作でこれをやるのを、覚えてもらおうかな。

それには三戦の相手を引き込みながら歩を進めるというのが必要だし…
覚えるのばっかだな。

何度も同じような事を言うけど、理解できるころには動けるようになってるさ。


こんな感じで、ちょっと変わった事をやってるけど…
楽しんでくれてるようで何より、よね。