品評!

 最強の名前トーナメント鯖にて送ってもらった選手の名前を品評するよ!

 来たのは全部で14名!送ってくれてありがとう!

 !が多すぎるけどまぁいいや! いくぞ!


※お詫び
 筆者体力切れにより、送ってもらった「必殺技など」「備考欄」の内容にほぼ全く触れられていません。ご了承ください。(品評を書いた後に全て目は通しています)


“スカし野郎の保安官” アモール・ハールメント :“保安官の相棒” 《猛獣》

“スカし野郎の保安官” アモール・ハールメント :“保安官の相棒” 《猛獣》
出場杯:ガンマン杯
必殺技1:『自慢の相棒』(ビウェーブ・オブ・ビースト)
   2:『7発目の弾丸』(バレット・オブ・デターミネーション)

No.5491

 保安官さん!よくお顔を拝見しています。ガンマン杯優勝者の方でもありますね。johnさんの「猛獣」という曲がイメソンだと言われていた記憶がある。

 まず「スカし野郎」、いいですよね、一番初めにキャラクター性が分かるとイメージがめちゃくちゃしやすい。それで「保安官」ときたらもうね、アメリカの荒野が目の前に広がりますよ。土が赤っぽくて丸木の小屋があるあの風景とそこに佇む保安官の姿がさ。絶対に捕まりたくないな、丸め込まれるのが目に見えてるもんな。
 「スカし野郎」が本当に効いていて、特に「スカ」の部分がカタカナなのがいい、飄々としていて気障っぽいのを感じる。飄々としていて気障っぽい保安官って一番厄介ですからね、さっきと似たこと言ってるな。

 お名前の部分!「アモール」が「愛する」という意味なのは知っています、プリキュアで履修しました。名前に「愛する」が入っているの、本当に気障ですね。何人か引っ掛けようとした後全員に振られているといい。「ハールメント」姓、全体的に大らかさを感じて良いですね。包容力がある。
 アモール・ハールメントさん、名前だけでもうタレ目上がり眉なんだろうなというイメージがつきます。目元がまろやか過ぎるので普段は黒いゴテゴテのグラサンを掛けていたりするんだろうな。ちょっと顔に免じて許して欲しい時などにグラサンを外している可能性がある。己の顔の良さをそこはかとなく自覚している。

 銃のお名前!まず「保安官の相棒」なんて持ち主に愛されてない訳がないですからね、特にこの名前の保安官に。めちゃくちゃ溺愛されてて欲しい。そしてそんな保安官の相棒の名前が《猛獣》なの、すごいね。治安を荒らす奴を絶対に仕留めてやるというオーラが漂ってる。銃の名前を知らなくとも保安官に遭ったことのある人間は保安官の相棒のことを「まるで猛獣のようだった」と評するだろうし、彼らの間での保安官の相棒の渾名は《猛獣》に収束している。地域の抑止力の象徴になっていそう。


9mmの宣告 黒躯 榴雅(ぐろく るが)

9mmの宣告 黒躯 榴雅(ぐろく るが)
出場杯:人間杯
必殺技1:手向けは正確無比に。
   2:例え銀でなくとも。
   3:宣告は脳天に直接。
登場時セリフ: ......
敗退時セリフ: ......またね。

No.6828

 黒躯 榴雅さん!人間杯でお見掛けしましたね。綺麗でなんとなく心惹かれる名前だなーと思っています。

 まず二つ名!「9mmの宣告」聴いた瞬間、冷たさと重たさと共に「俺は今ここでこの人に撃たれ死ぬんだろうな」という納得が来る。教会の真ん中で日差しの逆光になった黒躯 榴雅さんの顔を見ながら撃たれるんだろうな。銃口を突き付けられている状況を「宣告」だと思っていたけど、もしかしたら銃声の方が「宣告」なのかもしれない。

 黒躯 榴雅さん、かなりテスタメント(ギルティギア)みたいな外見でイメージしています。
 まず苗字の黒躯でイメージカラー黒が想起される。体のラインが見えづらい厚手のロングコートを着ている長い黒髪のお姉さんという像が見えています。あるいは銃の外見でもあるかもしれない、大きくて武骨なデザインであるものの艶のある黒色のマグナム銃とか。

 続いて名前の榴雅。まず読みが「るが」なのが好きです、「る」音の流麗さと濁音「が」によるごつさのコントラストが良い。締まりがある。「るか」じゃないのも良い、名前を見た時に るか?(女性的なイメージがある)→るが だ という経由が挟まるので「が」になっていることによる効果がより強調される。
 漢字も良い。「雅」が漆のような光沢を感じさせている。「榴」はザクロ、ずっと黒が基調のイメージだったところにザクロの紅が入ってきてる。撃った瞬間にこの色が画面にぶわぁっと入ってくるんだろうな。初見では「榴」の意味を知らなかったので、木偏が入っているから樹のような堅実さや重々しさを帯びている人なんだろうなぁという印象も持ってます。


敬虔なる牛の宣教師 ホルスタイン・ベッター

敬虔なる牛の宣教師 ホルスタイン・ベッター
出場杯:月刊終わり杯
必カス技:牛が率いる善行参り(ブル・プリースト・プル・トゥギャザー)
カスゴミ:人間には人間の、牛には牛の神がいるのです。

No.7731

 月刊終わり杯に現れた強い干支モチーフ名前群の一名ですね。覚えています。他の11名も凄いので見ていない方は見に行くといいです。

 全体のイメージから話しますね。この人(人?)絶対図体めちゃくちゃでかいよね!図体がでかすぎる聖職者(牧師、宣教師、神父etc…)って良い、恐れこそすれ嫌いになる要素が無い。あとこの人(人?)牛頭牛四肢牛尻尾ですね?これただ牛を指しているだけだな、直立二足歩行の白黒牛ですよね?基本的に笑顔であるせいで糸目だと思われている感じだと嬉しい。あと常にふんわりとした合掌をしていてほしい。

 二つ名!聖職者の王道を行っていてとても良い。自分の脳内でのイメージが完全に牧場の小教会なんですけど、この方は宣教師なんですよね。普通にキリシタンだと思っていたけど、「牛の」とカスゴミの内容から本当に「牛の教え」なるものを各地に説きまわっているのかもしれない。牛の神ってなんだろう、今ネットで軽く調べた感じだと、牛神信仰はあるものの名前が付いた牛神は結構少ないなという感じですね。どれもこの方の信仰している神とは噛み合わなさそうな気がする。牛にとっての神なら人間が知っている由は無いのかも。

 名前!ホルスタインって直球で分かりやすい。姓名の名の方だから、他の色々な種類の牛もいるのかも。オーロックスとかアンガスとか、バイソンとか。ホルスタインは家畜牛種なので「牛の神」に感化され過ぎているとかだと嬉しいですね。牛の中でもちょっと浮いてる、慕われつつ。ベッターの方は何だろう、分からないけど納得感のある語呂と雰囲気だ。


“黒浸し”深淵座 宙呼

“黒浸し”深淵座 宙呼
出場杯:第五回本戦
必殺技:孕胎顕闇“黒山羊の森”(はらはらけんあん“ダークヤング”)

No.7929

 あ!“黒浸し”の方!「な、なんだぁ?なんだこれは?何してくるんだ?」と個人的に話題になっています。いつ見てもわからん、分からんというか掴みどころが無いというか、何をしてくるのかは分かるけど解釈がどれもしっくり来切らないというか。

 二つ名!ここは分かりやすい、何をしてくるのかが明示されている、と思う。#000000の漆黒の垂幕が流れるようにこちらに向かってくる情景が「“黒浸し”」を見た瞬間に分かる。名前の「深淵」「宙」も絡めて、コズミックホラー的な闇をその場に喚びだすことができるのだろうというイメージをしています。

 苗字!苗字でいいんですか?ここずっと分からない。「深淵座」って何なんですか?二つ名とか所属名とかの解釈もある気がしていてなんかここ、どうにも読めるしどうにも読めない、何なんですか?
 初見の時は完全に落語家フォーマットの亭号だと思ってしまったので、ブラックホールの中にある高座(亜空間)に相手を呼び込んでいる感じの落語家だとイメージしていました。でも落語家感があるのは「家」と名前を読んだ時の響きだけで、それ以外は何一つ落語家ではない。
 もうちょっと見てみる。なんかこう、序列とか柱の概念が存在する集団に属していて、その中の個々の単位・称号が「座」という説。深淵座に据わっている宙呼さんが“黒浸し”という異名を取っているみたいな。でもこれ人とか生き物とも取れないんだよな、現象とかの一つのカテゴリ名が「深淵座」で「宙呼」が個別の事象名なのかな。
 あとは深淵座という劇団があって、そこに所属している宙呼さんという説。いや、深淵座そのものの名前が宙呼なのかもしれない。うーむ分からん、「深淵座」で全部が不定形にされている感じがする。

 そして名前!こっちもまだ分かりやすい気がします。「宙呼」、宙を呼んでいるのか、あるいは宙から呼んでいるのかという二通りの解釈ができる。どちらにしてもこちらを引き摺り込む力を示唆していそう。「宙呼」だけを見るとなぜだか赤子の姿が想起されますね。なんでだろう。
 ちなみに私が“黒浸し”深淵座 宙呼さんの名前を聞く度に始めに出てくるイメージは黒いパンツスーツの女性です。


夙成麾扇"お守り役" 鷹岑 怜悧(たかみね れいり)

夙成麾扇"お守り役" 鷹岑 怜悧(たかみね れいり)
出場杯:(勝手に)タッグ杯
必殺技1:奥義:百折不撓の乱気流〈もっとがんばってください〉
必殺技2:扇の神髄:磨励自彊の狂飆〈よくがんばりました〉
二人称:先輩
意気込み:どうして……はあ。約束ですから足は引っ張らないでくださいよ、先輩。私の経歴には傷一つつけさせません。

No.2696

 鷹岑 怜悧さん!お初にお目にかかりますね。私が名トに来る前に開かれた杯の出場者なので、まだ今日のキャラとかで見かけたことが有るか無いかぐらいの認識の方です。

 (勝手に)タッグ杯は、エントリーした新規選手とガチャで引かれた既存選手がその場でタッグを組んで戦う杯のようです。めっちゃ楽しそう、いいな。

 二つ名!まず「夙成麾扇」から。読みは「しゅくせいきせん」でしょうか。夙成は「幼時から学業などができ上がっていて大人びること。早熟。早成」、麾扇は「軍配団扇のこと」だそうです(いずれも広辞苑第七版より引用)。めちゃくちゃ若いのにもう戦闘や戦略での頭角を顕して重要な作戦に携わる小隊のリーダーをしていたとか、そういう背景で来ていそうですね。15歳前後くらいの年齢だといいな。
 そして「"お守り役"」、これすごい。絶対に鷹岑 怜悧さん本人が「まぁ、あくまで今回は先輩の"お守り役"ですから。精々頑張って下さいね、先輩」とか言ってるやつだよこれ。さらっと自分をお守りする側、タッグ相手よりも上の立場に据えているの、よっぽど自分の能力に自信がないとできませんよ。それでいてちゃんと敬語を使えているし、意気込みで「私の経歴には傷一つつけさせません。」とも言っているので、かなり世渡りも上手い野心家なんだな、という印象を受けます。

 お名前!苗字の「岑」はあまり使わないみねですね、鋭利そう。「鷹」の眼の鋭さや「たかみね」→高嶺の花 の連想から、かなりつんけんした印象を感じます。マッターホルンくらい尖がってそう。名の「怜悧」は「かしこいこと。りこうなこと」(広辞苑第七版)だそうです。親御さんの願いが届きまくっていますね。私の中でのイメージがかなりマッターホルンになってきた。


【不登校不健康不死身の自称安楽椅子探偵の天才怠け者幼馴染と、従順な助手として彼女の手足や武器になりながらSNSの裏垢からセクハラDMを送って興奮している駄目人間の間では、ラブコメなんて始まらない】略して不不不駄(ふふふだ)の世界から召還、裏目モス(うらめもす)&覇後マク(はしりまく)

【不登校不健康不死身の自称安楽椅子探偵の天才怠け者幼馴染と、従順な助手として彼女の手足や武器になりながらSNSの裏垢からセクハラDMを送って興奮している駄目人間の間では、ラブコメなんて始まらない】略して不不不駄(ふふふだ)の世界から召還、裏目モス(うらめもす)&覇後マク(はしりまく)
出場杯:要素押し付け跳ね返り杯
必殺技:I'm lovin'it <真実を知ってもいつも通り>
跳ね返り①:ヨギボー
 →安楽椅子探偵と怠け者で、ヨギボーとかのクッションに沈んでる感じを演出
跳ね返り②:マクドナルドとかモスバーガーの裏メニューにやけに詳しい
 →多分、こういうやつらは詳しいし、名前でも匂わせてみました
主催から押し付けられたもの:50文字以上の名前
 →数えてないけど流石に越えてると思います
他の参加者から押し付けられたもの:チャHおじさん
 →はい

No.5979

 怖い、文字数の圧が。フォーム開いたら3行分びっしりの塊があって小さめの悲鳴を上げました。不不不駄のお二人、確か要素の開示時にリアタイして拝見した覚えがあります。

 どこから見ればいいんだろう。ラノベの世界から名都に異世界転生するというラノベの入れ子みたいなことをしている。この二人、雰囲気が退廃的過ぎるしその顔はめちゃくちゃラブコメをしている顔だよ。あと表紙と挿絵の色味がグレーっぽいトーンをしているラフめな厚塗りだ。

 要素から見てみよう。裏目モスさん、天才だから普通の安楽椅子じゃなくて「ヨギボー」を愛用しているし不死身なのをいいことに無限にジャンクフードを食べて無限に夜更かしをしたりしているんだろうな。
 「マクドナルドとかモスバーガーの裏メニューにやけに詳しい」の要素、二人の下の名前が「モス」バーガーと「マク」ドナルドになっている所でしょうか。必殺技もかなりマックですね。裏目モスさんの苗字も裏メニューに掛かってそう、事務所から絶対に外出しないくせに利用しているハンバーガー店の人間関係まで把握してるんだろうな。覇後マクさんは読みの通りに裏目モスさんの手足となって東奔西走しまくっているんでしょうね、やれやれ系というやつでもあるのかも。
 「50文字以上の名前」、noteの文字数表示で見たら全部で142字ありました。長すぎる。ラノベ題名構文と略称と二人の名前の簡潔さでぎりぎり可読性バランスが取れている感じがします、絶妙だ。
 「チャHおじさん」要素、初めて見た時ビビり散らかした記憶がある。恐らくセクハラDMの部分ですね。裏目モスさんと覇後マクさんを見ていると無性に「なんだこいつらいちゃこらしやがってよぉ?」と言いそうになります。本当になんなんだこいつら、イチャつきやがってよ……。余談ですが、なんとなく裏目モスさんは電脳探偵っぽい感じがしますね。覇後マクさんは皆を集めてさてと言う役回りでしょうか、本当に武器に変身して裏目モスさんの用心棒をしたりもしていそう。体の一部だけ変形もできる感じだと萌ですね。


大地の守護神 ギガンティック・ゴーレム

大地の守護神 ギガンティック・ゴーレム
出場杯:第五回トーナメント
必殺技:ギガンティック・パンチ

No.7881

 ギガンティック・ゴーレムさん!こんなにもまっすぐで真っ当な名前は名トに来てから初めて見たかもしれない。

 名トの選手たちの名前は最強の名前トーナメントのシステムに最適化されているため、名ト自体が初見だと分からないがちだと個人的に思っているんですけど、大地の守護神 ギガンティック・ゴーレムはどこに出しても成立する普遍的な強い名前という感じがします。

 まず「大地の守護神」。これで防御力が低い訳が無いしこれで攻撃力が低い訳も無い。小学生の頃に遠足でギガンティック・ゴーレムさんの上に登りたい人生だった。普段は草木生い茂る古寂びた遺跡と同化していて、危機が迫るとゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴゴと土草煙を流しながら動き始めるイメージがすぐに想起されて本当に格好いい。大地が動いた、と地元の伝承に記されていたりするんだろうな。ちゃんと信仰されている。

 そして「ギガンティック・ゴーレム」。この名付け、名付け力と勇気の両方があって初めて可能になる職人技ですよ。ちゃんとゴーレムとして格が高く、かつ真っ直ぐな要素でまとめて、無駄になりうる修飾的な要素を削れるだけ削り切っている。名付けやっててここまで削ると本当に不安になってくるのに。忍耐力がすごい。

 大地の守護神 ギガンティック・ゴーレム、RPG終盤か後半に入ったあたりでボスとして出てきて強過ぎてトラウマになる。攻略難易度がラスボスよりも断然高いボスとして有名になっている。泣きながらギガンティック・ゴーレムの攻略方法を探っていた無い記憶が蘇ってきますね。


≪ハルシェの空の白い夢≫ 導きの天海竜、トゥーラ

≪ハルシェの空の白い夢≫ 導きの天海竜、トゥーラ
出場杯:第5回公式プレ戦
必殺技:≪空の果て、旅路の終わりへ≫ 永遠に満つる天海の抱擁

No.7933

 トゥーラさん!めちゃくちゃ好き。この方も第五回公式戦からお越しの方ですね。

 名前を見た瞬間に白と水色(空色)で満たされた雲海を悠然と泳ぐ竜の姿が目に浮かびます。トゥーラさんの姿を収めた写真とか絵画を永遠に眺めるだけの生活がしたい。私の中でのトゥーラさんの外見はプレシオサウルス的なシルエットでイメージされています。

 二つ名!「≪ハルシェの空の白い夢≫」!ここ、個人的には二つ名じゃなくて絵本とか伝承とか伝説のタイトルだと思っています。壁画に描かれていたりもしていそう。ハルシェは村の名前、あるいはこの伝承を残した偉人の名前でしょうか。「ハルシェの空」という自然現象にまつわる言い伝えでもいいですね。幼少時に「≪ハルシェの空の白い夢≫」子守話として聴きながら眠る日々を過ごしていた子供が羨ましい。

 二つ名!「 導きの天海竜、」!善で聖です。善で聖じゃなかったら泣きます。両腕で雲をさわわわぁ~~とかきあげながら浮上してくる(浮上しながら徐々に瞼を開いている)し周りがめちゃくちゃきらきらしている。ダイヤモンドダストみたいな細かいきらきらを常に纏っているといいですね。「、」でトゥーラさんの名前に繋がっているのも良い。読点で接続されていることによって、トゥーラが現れた感嘆ごと名前になっている感じがします。「導きの天海竜、トゥーラ……。」「≪ハルシェの空の白い夢≫ は実在したんだ!」って村の長老と若衆が一緒に言ってるシーンが登場時に挟まってる。

 名前!「トゥーラ」、良い。ドラゴンなのにいかつさを全く感じない。満天の大空のような雄大さとか優しさとか、全てをふんわりと包み込むような抱擁力を感じさせます。こういう強さを持った竜って良い。竜の格と大きさってこのアプローチからも出せてしまうんだ。凄いな。


放浪のエウリカ

放浪のエウリカ
出場杯:ダークファンタジー杯
必殺技1:闇喰らう世界の放逐者
   2:首落とす輪廻の追放者
登場時テキスト:
外套揺らして奴が来る
大剣担いだ奴が来る
屍の群れが手招いて
死の風吹いたら奴が来る!

No.7483

 エウリカ~~~~!!!!好きだぜ、めちゃくちゃ好き。画面の前でのたうち回るぐらい好きです。

 まず登場時テキストから!こんなんひっくい声で呑気な鼻唄歌いながら砂嵐の中ザッ……ザッ……と歩いてきてない訳が無い。歌すぎる、めちゃくちゃ迫ってくる、俺生まれる前にエウリカさんが主人公してたアニメ観てます信じてください。
 「外套揺らして奴が来る」まず外見、奴って誰!?「大剣担いだ奴が来る」大剣きた!ダクファンといえば大剣ですよ大剣。手にバンテージみたいなの巻いて剣を固定して担いでますよね?巻いてて欲しい、本当に。「屍の群れが手招いて」え!屍の群れ!?絶対己に曰くがあるじゃん!過去に重い出来事があってそこから放浪の旅がスタートしてる奴じゃん!全然なんか知らん屍も群れに居ると嬉しい。曰くが曰くを呼んでいる。「死の風吹いたら奴が来る!」わ~~~~!!!!!!最高、俺は既に斬られています、斬られた幻覚を瞬時に見るタイプでもいい。「!」がいい!本当に。最後に「!」があることで来ちゃった来ちゃった来ちゃった来ちゃったうわ~~~~~~!とボルテージが最高潮になる。ここでバン!とタイトルも出る。エウリカさんの顔と眼光がアップになった画面に被せてさ。セピアな色味じゃなかったら嘘です。絶対セピアな色フィルター掛かってるよエウリカさん。

 お名前!「放浪のエウリカ」、自称でも他称でも嬉しい。放浪で大剣持ってる奴が嫌いな人間はいませんからね。登場時テキストと相まってめちゃくちゃ画が浮かぶ。そして「エウリカ」ですよ。発見の喜び、エウリカさんの親が名付けた名前だと嬉しい、エウリカさんの誕生に対するあたたかでこの上ない喜びと祝福を感じます。「エウリカ」の鈴のような響きも心地いい。芯の強さと魂の気高さを感じる。


巡国の魔導具商(ドリフターガール) ヒナタ・グランヘイム

巡国の魔導具商(ドリフターガール) ヒナタ・グランヘイム
出場杯:舞台統一杯 穏やかな森の焼け跡 旧コーズヴィルグ王国編
フレーバーテキスト:それは先天的な魔素を扱う体内器官の欠落。だからこそ扱える魔導具があることを、聡明な彼女は知っている。
必殺技1:擲弾・魔感器潰し(アンチグレネード)
   2:魔崩兵器(エリミネイテッドツール)・反魔銃(エーテルバック・シリンダー)

No.6390

 ヒナタ・グランヘイムさん!舞台統一杯 穏やかな森の焼け跡 旧コーズヴィルグ王国編からお越しの方ですね。

 ヒナタ・グランヘイムさん、革製のでっっかいアタッシュケースを持ち歩いていませんか?絶対に持ち歩いていますよね?魔導具をそのアタッシュケースの中一杯に詰め込んで「えいしょ、んしょ、んしょ」と歩いていると嬉しい。あるいはアタッシュケースが空飛ぶ絨毯みたいに動ける魔導具なのでその上に腰を下ろしてスイーっと移動しているとかでも嬉しい。あと、少女の体に対してでかすぎるリュックサックを背負ってもいてくれると大変嬉しいです。戦うときにはアタッシュケースからすいすいと魔導具を出してくるのに、リュックサックの方は割とごちゃついてて目的のひみつ道具が出てこないドラえもんみたいになるギャグシーンがある。

 「巡国の魔導具商(ドリフターガール)」!いいですね。これを見ただけでくすんだ芝生と崩れた煉瓦塀と掘っ立て小屋のある村の風景が浮かびます。「巡国の魔導具商」を表すルビに「ドリフター」が用いられているのも良い。出会った今日この時にしかヒナタさんとの接点が無い(もう二度と会えない)ような気もするし、今後また何かの縁が繋がって再会できるような気もする。「旅は道連れ世は情け」と会う度に言っていて欲しい、毎回違うシチュエーションで、毎回違う意味で。これはベタ過ぎるな。

 お名前!「ヒナタ・グランヘイム」、ゲームなどで出てくると絶対にメインストーリーに絡んでくるか何かする重要なキャラだと感じる名前ですね。クリア後サブクエストのメインとかかも。「ヒナタ」がとても呼びやすいけど、舞台のことを考えるとエキゾチックさを感じてしまう。絶妙な塩梅の名前です。


絵空筆描事“超獣戯画” 赤烏 素色(せきう しろいろ)

絵空筆描事“超獣戯画” 赤烏 素色(せきう しろいろ)
出場杯:第5回最強の名前トーナメント
必殺技:題:火輪と跳梁跋扈

No.7892

 赤烏 素色さん!第五回公式戦の優勝者の方ですね。

 赤烏素色さんの名前を見る度に「画面上側中央に真っ赤な球、その下に喜色満面で大筆を振るう少女(着物の袖が翼のように広がっている)、周りが力強い集中線に囲まれている」イメージが浮かんでます。エネルギーがめちゃくちゃ溢れまくっているのに赤と紙の色(と少しの黒)しかない、それなのにとても鮮やかだ。

 二つ名!「絵空筆描事“超獣戯画”」、この九文字にエネルギーが凝縮されている。絶対に動く、絶対に生きている、そういう絵が描かれているということが見ただけで分かる。
 「絵空筆描事」の部分、筆描事と絵空事が自然に合わさっていてどんな戦い方をするのかが分かりやすい。そして造語だけど赤烏 素色さんの世界には空気のように自然に存在している概念、という感じがする。とてもいい。
 「“超獣戯画”」の部分。鳥獣戯画のもじりなのは言わずもがなだけど、一文字「鳥」が「超」に変わるだけでこんなに強くなるんだという感動がある。「“超獣戯画”」は赤烏素色さんが描いた作品たちの総称(シリーズ名?)のようでもあって、ある意味で必殺技のような効果も果たしている気がします。あと、置き換わった鳥が赤烏素色さんの「烏」に結び付いて、赤烏素色さん本人も「“超獣戯画”」なのだという感じもします。赤烏素色さん全体に関わる概念全てが「“超獣戯画”」に収束するというか。

 お名前!「赤烏 素色」、まず「素色」が「しろいろ」と読むのが凄い。実際にある色の名前と読みではあるけど、絵描きがブランクを名前に冠しているということに覚悟を感じる。描いた絵が素色であることはあり得ないし赤い烏も実際には存在していないのに、赤烏素色さんの世界では全て現実であり赤烏素色さんの筆には脚色が存在しない。ピュアで一番綺麗な名前。


”灼熱のscratcher“ M.O.C.H.I.

”灼熱のscratcher“ M.O.C.H.I.
出場杯:夏イベ『名都サマーフェスティバル』
必殺技:128 B(IG)P(OWER)M(OCHIS)
登場時テキスト:耳詰まらせて死ぬなモチよ?
見た目、様子など:
 小麦色のゴリゴリ手足が生えた人間大の角餅。なぜかブーメランパンツ。
 発声するとおそらく口であろう部分が膨らみ、大声を出すと同時に破裂し全身がこんがり焼ける。本人曰く、痛くはないがヒリヒリするらしい。
 ターンテーブルとスピーカーを謎の力で浮かし、その音波(サブ)と拳(メイン)を用いて闘うインファイター。

No.3934

 M.O.C.H.Iさんモチ!見てるだけで熱いモチ。熱い・Chill(熱い)・熱い のととのう熱い三拍子が揃っているモチね。

 名前全体から浮かぶイメージが何もかも熱いモチ、暑苦しさという方向で熱いモチ。暑苦しいモチ。「夏イベ」と聞いて「餅」を出してくる所からして凄いモチ。夏↔冬の明快な外しに加えて、夏にエネルギーの塊(炭水化物)(熱になる)を出してきているモチ。夏イベに新キャラを出すにあたっての合理を追求したモチーフ選びだと思うモチ。ここ熱出しながら書いたみたいになってるモチね。

 二つ名!「”灼熱のscratcher“」、大規模野外フェスで全員汗まみれになってるあの光景が浮かぶモチ。「scratcher」がカタカナじゃなくて英語な所も暑苦しくて良いモチね。熱中症で倒れる観客が沢山居そうモチ。この二つ名を見てるだけで日差しが熱いモチ。地面まで熱々モチよ。

 お名前!「M.O.C.H.I.」、直球モチね。直球って一番熱いモチ。アルファベット大文字にした上で一字一字ピリオドで区切っているのがDJらしさとこの上ない暑苦しさを表現し切っているモチ。「M.O.C.H.I.」の文字列を見る度に「う、うるせ~~~~~!!!!!」となっているのはナイショモチ。頭が茹だってきたモチね。
 M.O.C.H.I.さん、エグい陽射しの絵面イメージと同時に、ナイトプールのようなライティングの夜景がバックにあるイメージもあるモチ。謎のChill感があるモチ。英語モチ?

 登場時テキストも熱い熱い暑いモチ。喉が耳になっているのが格好いいモチね。DJとしての腕と殺傷力の高さも一緒に示されている感じもあってテクニカルモチ。

 見た目、はじめ白い角餅の姿で想像していたら小麦色だったモチ。一行目、いつも瞬時に像が結ばれるので脳の深い部分に刻まれた普遍性を感じて怖さすらあるモチ。二行目、理が無さ過ぎるモチ。気がつくと反芻して噴き出してしまう魔力があるモチね。三行目、ここで突然像がソシャゲのユニットイラスト風になるモチ。拳で闘う餅って一番良い概念モチ。DJブースは七色に発光しているイメージがあるモチね。


かなこのひなまつり

かなこのひなまつり
出場杯:怪異蠱毒杯
開示情報:
2003年の3月2日から3月4日の石川県付近の深夜のFMラジオ放送にて、番組が突然切り替わり、聞こえたとされる5~10分ほど(30分近くあったという証言もあり)の女性が浅い呼吸音を繰り返すような音声
追加開示情報:
3月4日の音声のみ「かなこー、こっち向いてー」という男性の声が聞こえ通常の放送に戻る。以降2022年現在まで同様の音声は確認されていない

No.4753

 かなこのひなまつり!なんと怪異蠱毒杯からお越しです。来た時三度見ぐらいした気がする。

 開示情報から見てみます。「2003年の3月2日から3月4日」、2003年はぎりぎり親から伝え聞いたエピソードで記憶が埋まる時期ですね。フラッシュ焚いて撮ったカラー写真のタッチで再生されています。3月2~4日はちょうどひな祭りの時期ですね。ひな祭りは3月3日、これは旧暦で新暦に換算すると4月3日が該当するらしいです。
 「石川県付近の深夜のFMラジオ放送」、雪国過ぎない雪国の深夜ラジオって無性に怖い。付近とあるので県の中心部というよりは郊外、山間部とか、あるいは高速道路の移動中に聞こえた感じでしょうか。電波も悪そうだし周囲に他の人も居なさそうな状況で聞こえてきてるんだろうな。移動中の車内で流れてきたとしたらハンドルないし足元が狂いそうですね。交通状況とかをチェックするためにラジオをかけていたら突然途切れて明らかにラジオ放送ではない音声が流れてきた。
 「5~10分ほど(30分近くあったという証言もあり)」。異変に対するアンテナが張り詰め切った状態での5分間って信じられないぐらい長い。思わず息をも殺している。「聞こえたとされる」となっているのも実態が掴めなくてこわい。ネットとかに当時流れたとされる音声データが存在しているけど、解析に掛けられて「釣り」と言われていたり、当時その音声をリアタイしたという人が何人も居たり、音声の詳細に関する証言が少しずつ食い違っていたり。あるいはこの頃にその地域で起こった事件や事故の関係者・目撃者が証言した内容でもあるのかもしれない。

 「女性が浅い呼吸音を繰り返すような音声」、「ひなまつり」と絡んで厄い感じがしますね。「女性」と分かる音声なので、赤子や女の子というほどの幼い感じではないのでしょうね。でも「浅い呼吸音」である。少なくとも平常心ではないのでしょう。何らかの事件や何か恐ろしいものに遭遇しているのでしょうか。雛祭りに合わせて何かの儀式が行われているとか?


『されど幻影は姿無く』蝙蝠傘暗厄

『されど幻影は姿無く』蝙蝠傘暗厄
出場杯:第三回個人協賛杯
必殺技1:『予てより影武者の刃』蝙蝠傘暗刹
   2:『即ち其、影にして闇』蝙蝠傘暗天

No.7647

 蝙蝠傘暗厄さん!第三回個人協賛杯からお越しの皆さんです。まさかトリオだったとは、しかも姉妹だ!クールで格好いい三姉妹。

 まずは苗字!蝙蝠傘って嬉しい。傘の中で一番カッコよくて一番ウキウキする。大雨の降る深夜の辻の真っ暗闇に浮かぶ蝙蝠傘と黒いスーツが目に浮かびます。蝙蝠傘さん達の持っている蝙蝠傘は見た目は全く同じであるものの、それぞれに固有の機能を持っていたりすると嬉しいですね。なんとなく傘を広げてパラシュート代わりにできたりしそうなイメージがあるんですけどこれは共通機能かな。蝙蝠傘、偽名の苗字や部隊の名前とも取れそうなこともあってかなり仕事人感があります。

 名前!暗厄さん、暗刹さん、暗天さん。読みは「あんやく」「あんさつ」「あんてん」ですかね、「暗躍」「暗殺」「暗転」と同じ読みなのかな。
 それぞれ戦い方が違うと嬉しいですね。暗厄さんは毒使い、暗刹さんは刀使い(傘が仕込み刀になっている)、暗天さんは体術使い(傘を打撲武器として使う)というイメージをしています。特に暗厄さんは諜報もしていそうです。だから一番前に出ていることが多いんだろうな。

 二つ名!三つとも二つ名全体が9字で統一感がありますね。しかも三人とも5文字目が「影」になっている。好きな食べ物欄の「蝙蝠傘姉妹は重なり合う影」ってこのことか!もしや。どの二つ名も各蝙蝠傘さんが仕事を遂げる瞬間に流れているナレーションという感じがします。歴史や社会の裏で日々暗躍しているんだろうな。

 蝙蝠傘三姉妹、三羽烏のお手本みたいな名前で凄く良い。脳内イメージは外見が黒スーツのSP然としたお姉さん、動きや雰囲気の感じはポケモンBWのダークトリニティみたいな感じで像を結んでいます。あと、蝙蝠傘はこの三人以外にも更に何人も居るんじゃないかという気もしている。かなりアサシンだ。



おしまい!

 品評、「あんまり書けなかったらどうしよう」と思って応募フォームに備考欄とかつけてたのにそれらに全く触れられないぐらいに長々書いてしまいました。
 その癖もう全然適当なことを冗長に書きまくっているし解釈違いとかもめちゃくちゃあると思う。本当にごめん!

 一応、今回はなるべく名前と開示情報だけから書くようにしていました。個人品評ってこれでいいのかな、上手くいっているといいな。どうにかなっててくれ!ひ~

 というわけで、ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
 ばいばーい!!

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