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呪術廻戦 狗巻棘を推しています

 漫画「呪術廻戦」の狗巻棘を推しています。彼は私に絶対的に足りないものを持っているのです。
 それは言葉の重み。彼は呪力を込めた言霊を放つことで戦います。(あっ化け物や呪い、人などと戦う漫画です、念のため)例えば、「動くな」と狗巻棘に言われると動けなくなります。
 その代償として彼は言葉を使う度に喉を痛めます。言葉は呪いなので身を削るのです。
 私は空気が読めない上、女子力が皆無なのでたくさん言葉で人を傷つけてきました。休み時間の連れお手洗いを「行きたくない。」と断り、ノロケで言っている愚痴を、そのまま受けとり、別れることを勧めたこともありました。
 暗黙の了解がわからなければ、黙るか意味の乗らない言葉を言わない限り、軋轢を生んでしまうのです。気がつけば私の言葉は、リズムだけの作業用BGMです。
 言葉は思考の基ですから、いつの間にか私は(前にも増して)軽佻浮薄で胡散臭い人になっていました。
 狗巻棘は、頼れて、普段の語彙は、おにぎりの具だけの(?と思われた方は漫画面白いので、ご一読いただけると嬉しいです)優しく思いやり溢れる先輩です。
 私に足りない、頼り甲斐や優しさ、深い配慮を持っているのです。むしろ、そっち。

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