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はじめまして、株式会社IGNITIONと申します

株式会社IGNITIONでCOOを務めている大坂昂と申します。IGNITIONは「創業者全員がレスリングで日本一・日本代表になっている」少し変わった会社です。オリンピックを目指す中、突然の契約解除・大怪我などで引退を余儀なくされました。アスリートが自らで収入源を作る必要があると痛感し、その社会問題を解決するために創業しました。

創業メンバー。合計で日本一に34回なってました。

2021年8月に創業し、あと数ヶ月で4期目を迎えます。もっと沢山の方々にIGNITIONを知っていただくために、
・これまでの事業
・これからの事業
について、このnoteにまとめました。5,300文字を超える骨太な記事になってますので、ここで気合を入れていただくか、ブックマークして時間のある時に見ていただくか、ご判断ください。

これまでの事業

①アクアポニックスと高麗人参

アクアポニックスとは、水耕栽培(水の上で野菜を育てる)と陸上養殖(陸上で魚を育てる)を同時に行うシステムで、バクテリアが魚の排泄物を野菜の栄養に変えるので、農薬・肥料なしで野菜を育てることのできる循環型生産システムです。僕たちは、使用されていない倉庫や廃校を活用して、高単価で取引される高麗人参と錦鯉を育てています。

アクアポニックスイメージ図。水槽を複数置き、水が循環される仕組みになってます

現在の導入先です。地方自治体の方々や企業様の課題感・事業などのお取り組みをお伺いし、課題解決や事業のスピードアップに繋がるご提案をしています。

アクアポニックス導入先と解決できること

また、アクアポニックスは教育の現場にも導入され始めてます。千葉県木更津市に本社を構える株式会社ホテル三日月様が展開する、龍宮城スパホテル三日月「SDGs Edutainment Park in 木更津」にアクアポニックスを導入いただきました。

こちらはホテル三日月様のプレスリリースです。

②レスリングスクールの運営

千葉県木更津市でレスリングスクールを運営しています。対象は4歳から15歳まで。2022年8月からスタートし、現在は30名以上の子どもたちがレスリングに一生懸命取り組んでいます。(ちなみに千葉県で2位の会員数です。)14つの大会に出場し、金30個・銀21個・銅28個のメダルを獲得。子供達、すごいです。

レスリングアカデミーの親御さんが子供達の練習風景・自主練習してる姿をSNSにアップしてくださいます。子供達が一生懸命頑張ってる姿を見ると、もう一つギアを上げていかねば、といつもエンジンがかかります。 昨年12月のパリオリンピック予選を自分の目で見た子供達が「オリンピックを目指したい」と夢を語ってくれました。

頑張ってる子供達の様子はこちらからみれます。

③就労継続支援B型事業所の運営

2024年4月1日に、千葉県袖ケ浦市で就労継続支援B型事業所「わくぽに」を設立しました。就労継続支援B型事業所とは、一般企業での就労が困難な障がい者の方へ、事業所内で生産活動等の就労の機会を提供したり、就労カリキュラムを通じて、スキルの向上のために必要な職業訓練を行う福祉サービスです。
・アクアポニックスでの生産・加工・販売
・錦鯉の飼育
に関係するお仕事をしてもらいます。
「わくぽに」は「ワクワク」と「アクアポニックス」から出来た新しい言葉です。ワクワクする気持ちをいつも持ちながら、皆さんが何かに取り組むことを全力で応援したいと思っています。日本で初めてアクアポニックスと障がい福祉事業が手を組み、4.5万円以上の工賃を目指します。
現在、フランチャイズ展開のための仕組みも作成しています。

「わくぽに」のチラシです

どんな社会問題を解決できるのか?

「元アスリートたちが何やってるの?」
「アスリートのキャリア支援と全く関係なくない?」なんて、声が聞こえてきそうですが、僕たちはいたって本気です。僕たちは「食・健康・教育」の3軸で事業を展開しています。不安定で予測不可能なこの時代、山積みの社会問題を一つずつ解決していく必要があると思っていて、人類が生き延びるために必要な事業を中心に、世界で戦える人材を育成していきたいんです。

事業を通して、解決できる社会問題

食料問題、肥料の枯渇

どんだけお金があっても、この社会情勢の中で、「食べ物が手に入らない」と生きていけないですよね。また、肥料も高騰してたり、50~100年後には肥料の元となるリンが枯渇する可能性があるらしいんです。「腹が減っては戦はできぬ」なんて言葉もありますが、人口・労働人口が減ってる日本にとって、生産性を上げるというのは絶対にやっていかなければいけないことで、しっかりと食事ができる・生産性を上げることも着手していきたいと思っています。

アクアポニックスで育てた高麗人参

健康問題、人口減少、生産性向上

生産性の話が出ましたが、ここに繋がってるのが僕たちがアクアポニックスで生産している高麗人参。生の高麗人参を9回干す・蒸すを繰り返すことによって、高麗人参が真っ黒になり栄養価と吸収率がアップします。僕たちはその黒高麗人参粉末を100%使用したサプリメントも販売しています(ここから買えます)。実はこれがめちゃくちゃ効くんです。朝の目覚めに始まり、疲労回復二日酔いになりにくいなど僕たちが一番黒高麗人参の恩恵を受けています。サプリメントを飲んでもらった同年代の女性経営者には、冷えPMSが改善された方もいます。事業を進めていくにあたって、収益を上げる必要があるのが大事であり、その上で本当に体に影響のあるものを取り扱いたい、という思いがあり、高麗人参を取り扱うことになりました。人口・労働人口が減っている中で、一人当たりの生産性を上げなければいけないのは周知の事実だと思います。実は仕事に対してポジティブに思ってる日本の大人は6%しかいない、というデータもあります。そんな大人の背中をみた子供は未来に可能性を感じれるでしょうか?高麗人参だけで解決できるわけではありませんが、1人でも健康で仕事に取り組み、日本の国力を上げるような世界で戦える人材を育成していきたいと思っています。

黒高麗人参の粉末を100%使用してサプリメントを製造してます

障がい者の方々の工賃問題

就労継続支援B型事業所を利用されている方々の月の全国平均工賃は16,000円前後だと言われてます。聞いた話によると、全国15,000拠点の事業所のうち、約70~80%が企業からの外注のお仕事(ポスティング用のチラシを折る、荷物の梱包など)が中心とのこと。もちろん、そのようなお仕事を「わくぽに」でも依頼することもありますが、
・自社で高麗人参の生産・加工・販売を実施する
・高単価の高麗人参を販売している

ので、スタートから約3倍の「45,000円」を工賃をお渡しできる状況になっています。今後、体制の構築・原価の調整など含めて、この工賃をどんどん上げていけるようにいたします。「アクアポニックス×就労継続支援B型事業所」の仕組みで、地球環境の改善・障がい福祉の問題解決を進めてまいります。

今後やっていくこと

世界で戦える人材の育成のための投資

事業の売上の5%を、「世界で戦える人材」の育成に使っていきます(2024年現在)。こちらのXの投稿にも書いたんですが、昨年12月のパリオリンピック予選を自分の目で見た子供達が「オリンピックを目指したい」と夢を語ってくれました。

僕たちが会社を作ったのは、頑張ってきたアスリートが自分たちと同じような苦しい経験をしないようにするためです。「オリンピックを目指す」ことはとても素晴らしいことだし、自分たちが運営しているレスリングスクールの子供達が大きな目標を掲げてくれたのはとても嬉しいことです。しかし、オリンピックに出れるのは一握りの人間で、オリンピックに出たとしても次のキャリアが保障される訳ではありません。苦しさは僕たちが一番知っています笑。なので僕たちは2つの目標を掲げることにしました。

▼2036年まで
・日本一のアスリートを輩出
  └2028年(ロサンゼルスオリンピック開催):1名
  └2032年(ブリスベンオリンピック開催) :5名
  └2036年(開催地はまだ決まってない)  :10名

▼2036年以降
・オリンピックを目指すアカデミー卒業生のスポンサーをする
・引退後にIGNITIONで雇用する

何度も話しますが、僕たちは「突然の解雇・怪我」で、キャリアを失ったメンバーで会社を作りました。同じ想いだけは絶対させない。それ一択です。僕たちがこんな目標を掲げれるのは、サポートしてくださる親御さん・スタッフの皆さん、そして一生懸命頑張ってる子供達のおかげです。当時、僕たちが欲しかったアスリートのキャリア支援の形を作っていければと思ってます。アカデミー卒業生に僕たちの会社を選んでもらうためにも、事業内容・人間力ともに鍛えていき、良い会社にしていかなければいけないです。

オフラインの勉強会・交流会

僕自身、レスリング選手からキャリアが始まり、大手→ベンチャー→起業とキャリアを築いてきましたが、どのフェーズにいても圧倒的にオフラインが強いです(体の大きさに加え、絶対に裏切らなさそうというのが滲み出てるらしいです。嬉しい。)。なので、オフラインにこだわり、勉強会・交流会を開催していきます。内容は、僕が経営者に聞きたいことをお酒を片手に聞いていく勉強会を1時間、終了後はお酒を飲みながら交流会を1時間実施します。内容はやりながら変えていきますが、経営者に聞いた内容は、このnoteにアップしていきたいと思っています。直近、高麗人参とのコラボ商品を企画してださる企業様もいらっしゃるので、開発秘話やコラボに至った背景のインタビュー記事も掲載し、商品もこのnote経由で買えるようにしていきます。
10個購入された  →アカデミーの親御さん向けに専門家による勉強会実施
100個購入された →その企業様の冠の合宿を実施
1,000個購入された→その企業様の冠の大会を実施
のような感じで、購入された商品数・売上によって、アカデミーの子供達の強化・教育につながる且つ、企業様の広報・売上アップにつながる仕組みを構築したいです。ぜひコラボしてくださる企業様、ご連絡をお待ちしております。

海外進出支援付きの起業家発掘プロジェクト

4社で海外進出支援付きの起業家発掘プロジェクトがスタートしてます。一緒に内容を構想している企業さんは、
①IGNITIONのメディア露出の仕掛け人
②大きなカレー屋さん・大きなお花屋さんをロンドンに進出させた人
③元上場企業の役員
と、エネルギーある方々ばかりです。

進出先としては、ロンドン(官民連携の起業家支援施設)とシリコンバレー(民間企業主導の起業家支援施設)にルートがあります。資金調達方法としては、ロンドン投資家とのマッチングもしくはクラウドファンディングを考えています。

まずは「海外進出の実績作り」のために以下を行なっています。
①「伝統工芸」の人員探し
  └「担い手がいない」伝統工芸をリブランディングして海外に進出
  └「日本では価値がなくなってるものを海外に」そして日本に逆輸入
②このPJに興味のある方を仲間にする
  └リソース、場所、スポンサーなど

こちらは完全にやりながら段階を踏んで起業家を支援していきます。
支援者に合わせて、プログラムを作っていくイメージです。

最後に

読んでいただき、ありがとうございました。
最初に記事なので、少し気合を入れて骨太なnoteを書きました。

IGNITIONは「世界で戦える人材を育成する」をパーパスに掲げています。
アクアポニックスや高麗人参は人材育成に関係ないように思われることも多いですが、社会問題だらけの日本に今後住みたいとは思えないので、
・「人類が生き延びるために必要な事業をする」
・体を資本としてきたからこそ、体のための事業をする
・世界を目指してきたからこそ、世界で戦える人材を育成する
という、裏メッセージを元に、事業を進めていきます。

「IGNITIONは誰かがやらなければいけないけどやってないことを、自ら率先してやってますよね」と、メンバーが言ってました。自己紹介で「食・健康・教育の事業をしてる」と分かりやすく伝えることが多いですが、「人類が生き延びる」ためにこの3つが絶対必要なんですよね。特に教育。会社も家族も日本も地球も「人」の集合体、つまりチームで、AIが人の代わりに仕事をしてくれる今、「人間力」がモノを言う時代が来ると思うんです。特に日本は安く、質の高いものが手に入るので、一人で独占するよりもみんなで分かち合えた方が幸せレベルが上がる(と思ってます)。自分たちの事業が前進することで自分たちの未来が住みやすくなる、これがメンバーに浸透してるので、無理難題・険しい茨の道でも肩を組んで突き進めてます。

ぜひ、協業したい、アクアポニックスや障がい者支援、アスリート育成について話が聞きたい、という方はご連絡ください。

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