先日、アルビオンのスキンケアにハマった
沼の入り口、フローラドリップについて
記事を書きました。

https://note.com/akifuyuharunatsu/n/nb277636e27e1

今回は、何故か定期的に買ってしまう、
シュウウエムラにハマるきっかけになった
パレットについて書きたいと思います。

そもそもシュウウエムラって、
言わずと知れた世界でも名の知れた
日本発のコスメブランド。
馴染みのない方にどのくらい
世界で浸透しているか簡単に説明するなら、
VOGUE編集部とその編集長のアナ・ウィンターを
題材にしたと話題になった映画、
プラダを着た悪魔にも登場するくらい。

美の最先端とも言えるモードマガジンの
セリフや小道具として、
シュウウエムラのビューラーが登場します。
どれだけその最先端を作り上げる人たちに
その実力と名前が浸透しているか
如実に表してるなぁ…と思う。

とはいえ、個人的にハマったのは
つい最近、本当にここ2〜3年のこと。

それまでシュウウエムラといえば、
つけまつげ、奇抜なアイカラー、
一般市民にはつけていくところが…！
と頭を悩ませる、
モードなダークトーンやはっきりとした
色のリップ…など、はっきり言って
『プロ、またはナチュラルメイクを
しなくても許される人たち』
のためのブランドだと思っていました。

今でも外資系のブランドや、
もちろんシュウウエムラの美容部員さんたちの
メイクはモードよりなので、
カウンターに立ち寄るにはものすごく勇気を
振り絞るスポットなのですが。

とある年の11月。
クリスマス商戦に向かって各コスメブランドが
次々にホリデーコフレという限定商品を打ち出し、
コスメ好きの女性、または各社気合を入れて
発表するスペシャルなコスメに心奪われた
女性たち、またはそれをプレゼントにするための男性や、今や珍しくないメイク男子たちが
百貨店に列をなすその時期に。

わたしは出会ってしまったんです。
この子に。

チョコレートを模したコラボパッケージ、
使いやすい色と遊び心のある色がバランスよく
入った、このパレット。
(リップはびっくりすることに甘い)

人気は下のラズベリー系パレットだったようですが、
その時はそこまでイロアソビができなかったので、
わたしは迷わずチョコレート色。

このパレット、よく見ると横に筆とチップが
ついていると思うんですが、
この筆がとにかく使いやすく、
それまでチップでしかメイクしてこなかった
わたしに革命を起こしました。笑

ブラシでメイクする、って
ちょっと敷居が高くって、テクニックないと
できないんじゃありません…？と
思っていたのが、試しにブラシで付けてみると
ふんわりつく！マットで濃い色でも、
優しい感じになる…！！
しかもくっきりしすぎないから、
顔のキツさも取れる…！！！

なんじゃこりゃーーー！

と夜中にひっそり一人で
試した時に心の中はお祭り騒ぎです。

それまできつくみられがちな顔で
怖がられたり、どーん！と当られたりしていて
優しい顔になりたい…と願っていたのが
叶いました。
(というか単にきりっとした顔に憧れて、
メイクが変にきつすぎただけなのですが。
メイクをとると平坦な印象の薄めな顔ですよ…)

きつくみられがちなのが悩み…とは
よく言ったもので、
その悩みを作っていたのは
他の誰でもなくわたし自身でした。

特に当時は
メイク=戦い(仕事)に行くための武装
だと思っていたので、
周りの強い先輩たち、後輩たちに負けないように…
と出来るだけ強そうな顔を…！と自ら選んで
作っていたのですね。

シュウウエムラのアイシャドウパレットに出会って、
ただ強いだけじゃなく、
優しめな色で作る顔もしっくりきたし、
これで戦に行ったら負けてしまう…！とは
思わなかった。

マットなブラウンの良さを教えてくれたのも
このパレットだし、
デパコスと呼ばれる、高価めな化粧品の
威力を知ったのもこのパレット。

とにかく色が綺麗で、
見たままの色で目の上で発色するんです。

このパレットを買ってしばらく、
それまでと比べてかなりメイクが薄くなりました。
それまではアイシャドウも強い色、
アイラインもがっつり太く長く引いて、
マスカラもばちばちにしていて、
当時の写真をみると自分でも怖いくらいです。

はっきり濃いブラウンは濃いブラウンとして
発色するので、
まずは極太だったアイラインが細くなりました。
アイラインを細くしても、ブラウンで
ぼかして、さらにそのブラウンもブラシで
ぼかすとふんわりして、
すっぴんよりはっきり目元にはなるけれど、
決してきつすぎない顔に。

そうなるとこれまで目のキワが濃くて
目立たなかったから、これでもかと重ねていた
マスカラが薄くなりました。
まぶたが軽い色味になったので、
そこまで重ねなくてもまつげがはっきり
するようになったからです。

当時の写真と今の写真を比べてみると。

上が最近、下が昔です。笑
データ古いもの引っ張り出したので、
画質が悪いですが。

濃いのも個人的には気に入ってますが、
この目でマスクしていたら、
おそらくめちゃめちゃ怖い人に見られているのは
間違いありません…。

昔は色が濃いものを選ぶ代わりに、
ラメなんかは派手！！と受け付けなかったですが、
最近は色を軽くしたおかげで
ラメにも挑戦できるようになりました。

顔に関しては自分のスタンダードを
定期的に壊す作業って必要だなぁと
教えてくれたパレットです。

ここではまって、このあとも
メゾンキツネとのコラボ、ピカシュウパレット、
クロマティックスのサクラヌード、など
シュウウエムラのアイシャドウパレットは
手元に増えていきました。
(果たしてわたしはいくつ目があるのか。)

最近リニューアルされた単色のシャドウも
美しいので、
まだまだこれからもシュウウエムラ、
追いかけていきたいと思います…！