今年年末にかけて楽しみにしていたことがひとつ。ツイッターをほぼ見る専でやってるんですが、フォローしてるのはradwimpsの野田洋次郎と米津玄師のみ。radwimpsの新しいアルバム出ると洋次郎氏のツイッターで見まして、おーわくわく☆と待っておりました。
ちなみに音楽はiPhoneでダウンロード派。
大体の曲が聴きながら歌詞もチェックできるのでよき。

音楽レビューなんて書いたことないけど、
やっぱかっこよかったので無理やり書きます。

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最初に断っときますが、わたし音楽にめちゃめちゃ詳しいわけではありません。radwimpsはただただ単に好きで、音楽はもちろんですが言葉選びとか曲のテーマが好きで聴いているだけ。

あとは、あれです。米津玄師もそうですが、ひたすらあの不思議な雰囲気をまとわりつかせて歌う洋次郎がめちゃめちゃタイプっていう単純な好き加減です。そんなに深いファンでもないところが残念だけど、洋次郎はかっこいいぜ。

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さてさて、このアルバムをダウンロード後、通して聴いた感想第一は、

radwimpsって歌う人ほんとに一人？？

全部洋次郎歌ってるってほんと？？？

でした。

もちろんコラボ曲も入っているので、ワンオクのTAKAだったり、あいみょんだったり、他の方も歌ってるわけですが。
にしたって振り幅あり過ぎでした。

IKIJIBIKIやHOCUSPOCUSみたいなロックな曲の声を聞いてると
《洋次郎って気性激しめなのかな》。
tazunaや泣き出しそうだよ、そっけないを聞けば、《優しい人なんだろうな》。
paparazziや洗脳聞けば、《誤解とか厭わず戦える人なのかな》。
と勝手に呼び捨てで勝手で単純な妄想を繰り広げられるくらい、印象が違うんです。

声を聞けば、あ、RADだ。
とわかるんだけれど、その歌い方が、歌に込める気持ちが？全く違う方向なのに全部きっと丁寧に込められていて、同じ声なのに、みんな違う人が歌ってるように聞こえてくる。

タイトルの鳥肌モノ。は
その全方向に向かう丁寧さを、こちらも目をつむって味わった時の感覚と、あとはひたすらpaparazzi聴いてリアルに鳥肌立ったからです。

君の名は、ふたりごと、今回のそっけない、泣き出しそうだよのような素敵な世界観で綺麗なイメージな曲も多いけれど、一方でおしゃかしゃまやpaparazziみたいにそんな攻撃的なこと歌ってだいじょぶ？！業界の偉い人に怒られない？！となぜかこちらが心配になるくらいの曲もあって。

paparazziはタイトル通りパパラッチ、スクープのために張り込む週刊誌記者へのメッセージソング…と言っていいのか。メッセージは過激そのもの過ぎて、初めて聴いたときはひーーーー！ってなりました。

ガラス張りの箱のなかにいるradwimpsを勝手に外から見ていたら、マイクぶん回されてコードが当たってヒビいって、最後ギターもぶん投げられて、ガラスは飛び散って降ってくるわ、RADの皆さんの視線は怖いわ、ごめんなさいごめんなさい！怪我しちゃうから！！！とへたり込むような気持ち。

きっとネットや雑誌に好き勝手書かれて良くない思いも実際したんでしょうが、それだけじゃない思いもあるのかなぁ…と深読みしたくなる曲。

わたしパパラッチはしてないから…と他人事として流し聞きもできないのはきっと、その人が流した記事に捕まってないかな、有名人の真偽不確かな情報をそうなんだ、コイツ最悪だな！とか思いながら読んでないかな…という気持ちが浮かぶから。

一般の人というのはみんな同じで、顔と名前が人より知られているというだけの理由で私生活暴露される気持ちってどんな感じなんだろうか。
それが苦しくて、消えてしまう人も、
いるわけで。

ひとの興味を引くからビジネスとして成立していて、でもそれだけの理由で人が消えていいわけではなくて。
その片棒、関係ない顔しながら担いでないかな…と考えさせられる1曲でした。

ネットで調べたらPVがまたすごい出来らしく、チキンなわたしはまだ怖くて見られていません。

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なかなか考えさせられる、衝撃的なというか破壊的なというか、そんな曲も含まれている今回のアルバム。

それでもやっぱり毎日聴いてしまうのは、
radwimpsというグループの持てる力のせいなのでしょうね。
paparazziのあとには、きちんとあー、ごめんね怖がらせちゃった？と軽やかに笑うように、優しい声で歌う曲も並んでいて。

どれも本気で、どれも聴き手に向かって真っ直ぐに勝負してきたり、寄り添ったり。
聴きごたえのある曲ばかりです。

というわけで、お気に入り。

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