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福山・尾道・倉敷観光(中小企業診断士目線)

観光スケジュール

2月10日 新大阪駅→福山駅→鞆の浦→尾道駅→千光寺→宿泊
2月11日 尾道駅→倉敷駅→美観地区→新大阪駅→自宅 

行った理由

  1. 鞆の浦に一度行ってみたいと思っていたから

  2. 妻が倉敷の「いがらしゆみこ美術館」に行きたかったから

よかったところ

総括

新幹線(福山駅はのぞみ停車駅)ですぐ行けるというアクセスが非常に良い地域で、観光には抜群の地域だと思います。JR西日本もトクトク切符なんかも出しています。

沢山の観光ポイントがあるんですが、地域としてはコンパクトなので、1泊2日で、十分楽しめるのはいい感じですし。

ただ、この地域はファミリーよりも、カップル向けだなという感じです。だいぶ若いです。

関東だと川越的なポジションかもしれません。近すぎはないけど、遠くでもない。周辺に町もたくさんあって、歴史もたくさんあるけど、そもそも観光地がメインじゃないというところなんかも似ている気がします。

福山・鞆の浦

福山は福山城と鞆の浦だけだったのですが、どれも楽しかったです。

福山城は新幹線の駅から一番近いお城ですね。そもそも、お城の敷地内に駅があるんですけど。

福山城の中の博物館や遊ぶ施設も面白いですし、子どもが楽しめる施設になっています。ただ、アトラクションは処理速度が悪いですし、人を付けているので、手間もかかって仕方がない感じです。

鞆の浦は長年行きたかったところだったりします。常夜灯のイメージだけで、何にも調べていなかったんですが。
海沿いでアクセスが悪いと勝手に思っていたのですが、バスの本数も結構ありますし、30分程度で行けます。

観光案内所で「鞆の浦史跡めぐりクーポン」を購入するとちょっとお得に行けたりします。(あんまり目立っていないですけど。)

鞆の浦は常夜灯が有名なのですが、私が興味を持ったのは「保命酒」です。全然知らなかったのですが、今でも4社が運営しているみたいです。

「保命酒」薬用酒ではなく、ハーブ酒扱いということです。お菓子にしているとWEBに記載はありますが、もっと展開できそうな気がします。

常夜灯の周辺にお店はそこそこあるんですが、観光客の方が多かったので、お店には入れない感じでした。

尾道

尾道も20年前に行った時とはだいぶ変わっていました。駅前は大分オシャレになっている感じですし、千光寺の上に展望台ができていました。

ただ、尾道自体は今はしまなみ海道のサイクリングの起点というイメージが大きくなっているとは思います。最強のコンテンツですし。

ラーメンは「丸ぼし」というお店に行ったのですが、かなりの行列ができていました。今でも尾道ラーメンは人気ですね。

倉敷

実は倉敷は父方の地元で、何度も行っています。ただ、結婚してから13年ほどは美観地区に行っていない状態でした。

行ってみると倉敷はびっくりするぐらい変わっていました。昔は気づいていなかっただけなのかもしれないですが・・・

若い観光客に溢れていますし、特に美観地区の倉敷川沿いだけにお客さんがいるイメージだったんですが、明らかに観光範囲が広がっていました。

2012年にリニューアルした林源十郎商店がきっかけみたいなんですが、正直びっくりしたというのが実際のところです。

倉敷本通り商店街、阿知町東部商店街の2008年に実施したアーケード撤去も影響しているとは思います。

その後もまちづくり会社がいろいろな整備事業を実施して、街自体が魅力的になっています。

林源十郎商店は複数のお店が出店するスペースになっていて、オシャレな雑貨屋・飲食店が集まっています。

その他にも雑貨店が増えていて、倉敷川以外のところの方が人がいるんじゃないかというぐらいになっています。

気になったので、データを見てみたのですが、2015年に大きく伸びているので、取り組みの結果は良かったんじゃないかなと思います。(2020年はコロナですね。)

観光客数の推移は以下の通りです。(単位:千人)

(出展:「倉敷市_主要観光地別_観光客数_推移」より作成)

倉敷は商店街とか街づくりのモデルとしても凄くいいので、もっと調べてみたいと考えています。倉敷SOLAとか大原美術館は時間もなかったり休館だったりしたので、行けなかったですし。

もったいないところ

一方で、気になったのは美観地区でも観光客数が300万人程度なのかというところだったりします。300万人だと水木しげるロードとか、香川県・琴平町の金刀比羅宮クラスだったりします。
ちなみに似ていると記載した川越市の観光客数は700万人を超えています。

こんなにアクセスが良くて、周辺人口も多くて、ネタもあって来ないのはなぜかと考えたんですが、やっぱりグルメが弱いのが一番じゃかないかと思います。

福山は鯛めし、尾道はラーメン、倉敷はむらすずめもありますし、ぶっかけうどんもあります。

決して弱いわけではないですが、ただ、見映えのところは弱いかもしれません。それと、スイーツ感が弱いかもしれません。

中小企業診断士と・・・

中小企業診断士と福山市

「中小企業診断士+福山市+観光」で調べると下のサイトが出てきました。

福山商工会議所の青年部さんが作っているページに出ている会員さんの紹介ページみたいです。

中小企業診断士と倉敷市

「中小企業診断士+倉敷市+観光」で調べると、岡山県の診断士協会のページが出てきます。

それ以外だと、東京に住む倉敷出身の女性診断士の方の紹介が出てきました。HPを拝見したら、凄いおしゃれだし、SEO対応できているんだろうと思います。ただ、凄いと思う一方で、地元に住んでいる人じゃないのか~という感想だったり。

福山・倉敷との競合先

福山と倉敷の競合先は正直ないような気もします。
アクセス・歴史・施設・景色・アクティビティのどれをとっても、トップクラスです。

関西近郊・中国地方においては、最強の観光地かもしれません。ただ、良さが伝わっていないですし、変化していることが知られていないかもしれません。

自分ならどう提案するか

自分が個店で提案するなら、やっぱりスイーツなんだと思います。パフェが有名な「くらしき桃子」さんなんかはすごい混雑みたいですし。

父親が倉敷に寄生するとついでに白桃とかピオーネとかマスカットはお土産で買ってきたりしていました。(私自身はケチなので、自腹では高くて買わないんですけど・・・)

鞆もスイーツはあんまり目立っていませんでした。福山市の農産物は色々とあるみたいですし、ブドウが一番生産量が多いみたいですが、あんまり商品もアピールされていなかったです。

後はアクティビティですね。人力車とか船は凄く人気がありますし、むらすずめの体験は子供がやりましたが、やっぱり面白いです。

行政・地域の取り組みとしてはやっぱり、関西系・中四国のメディア、あとはインバウンド向けの取り組みになるんでしょうね。

正直、アピールポイントが多すぎるのと、関係者が多すぎるので、絞り込めないので、結果的にぼやけて弱くなっている気がします。

余談

倉敷のいがらしゆみこ美術館はドレスを着て写真撮影ができるので、凄い満足度が高かったみたいでした。子供たちは退屈そうでしたけど・・・

観光の仕事のお話を頂けるとありがたいです

観光協会、道の駅、ホテル、観光客向けの商店街支援など、観光関連でのお困りごとがあればお問い合わせ頂けると幸いです。

他の診断士の方との協業もお待ちしています。


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