高校生がゼネコン社長に感謝の手紙を出したら…

第18回高校生・高専生科学技術チャレンジにおきまして「レール上を転がる球の摩擦力の研究」の題で発表させていただきました。評価をしていただいて御社より竹中工務店賞に選んでいただきました。御社のの賞を受賞できたことが、今まで経験した中で最高に嬉しいこととなりました。

高校3年生がスーパーゼネコンの一角である竹中工務店の社長宛に手紙を出した。


この手紙を出すきっかけとなったのは、高校生が中学3年生の時、上級生から引継ぎ、始めた研究。
研究内容は、
「物理の教科書には摩擦係数は速度に依存しないとあるのに、実際に球を転がして計測すると速度で摩擦係数が変化してしまうのはなぜか」
というもの。

この原因を探ろうと、レールの形状や幅、球の大きさをかえながら摩擦係数の変化や傾向を分析した。
かれこれ高校2年生になるまで、レールに小さな球を1m程度、1万回以上転がした。

そしてついに、球の真球度や表面の状態の違いによるものなのではないかという考察を導くに至った。

しかし、この成果を中学3年の時から定期的に各所に応募するも連戦連敗…
地味な基礎研究は関心を持たれないのか、と失意に沈む中

高校2年の冬、科学コンテストに応募すると…
「実際の建築物の免震技術に応用できそうだ」と審査員の1人、竹中工務店の責任者の目に止まり、見事、特別賞を受賞した。

その高校生は受賞後、竹中工務店の社長宛に手紙を出した。
そこには、受賞の感謝や、これまでコンテストに出しても興味を持たれなかった経緯とともに、「実際の建物に金属摩擦がどのように応用されているのか調べ始めた」「建築やデザインに携わる仕事を希望したい」などと受賞後の変化や将来の夢についても綴ったのだった。

これに感銘を受けた社長がこの手紙の内容を役員に共有すると…

なんと
竹中技術研究所に高校生を案内してはどうか
という声があがったのだった。

そして手紙が出されてから2ヶ月後
その高校生の姿は竹中技術研究所にあった。

ビル風や風の音を検証する風洞実験室、樹木が植えられた壁面緑化の実験スペース、実際の建物の大きさで検証する耐火実験棟などを約1時間かけて見学。技術本部長や技術研究所長らともに約1時間にわたり懇談をした。

高校生は見学を終えて、「実験データが、現実社会に応用できると聞き、興味の幅が広がった」と語った。

高校生は次なる物理の矛盾を求めて、再度試行錯誤を始めるのかもしれない。



このような記事を読み、僕自身もとても刺激を受けました。

まず、中学3年生の時から基礎研究として、物理学における理論と実験での矛盾を解明しようと思ったこと、これに驚かされました。
僕が中学3年生の時は「公式暗記しなきゃ〜!」という頭しかなかったと思います。

そして、その知的好奇心を、中学3年生から高校2年生までの3年間、絶やすことなく、1万回を超える試行錯誤を行い、研究成果を上げるに至ったこと。これにも驚かされました。
電球のフィラメントに使用する金属を、数千種類も試しまくっていた、エジソンの逸話を想起させられました。

最後に、手紙に対するレスポンスにも驚かされました。
いち高校生と言ったら失礼かもしれませんが、手紙を手紙というお決まりの形だけでは返さず、その高校生にとって最高の形で返事を出す。
そのような粋な計らいを、どれだけの大人/企業が行えるでしょうか。
きっとこの高校生は、この経験を経て、益々研究に前のめりになるのではないでしょうか。


ここから学び、自分にも活かせることは2つ
①失敗は成功しない方法の発見に成功すること。
 だから何も恐れることはない
②偶然の女神は何かしら行動を起こした者の
 目の前にしか現れてはくれない

まずは小さな事から始めていきましょう。
僕もそんな豪胆な性格はしてないので笑



いかがでしたでしょうか?
"僕/私はこんな手紙が心に残ってます!"
ってありましたら教えていただけると尚嬉しいです笑

明日は
ハイブリッド自動車の仕組みを他にも応用したら最強じゃん!ってコレ思いつく俺、天才♫
を投稿をしようと思います

お楽しみに♫

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