見出し画像

ICL(眼内コンタクトレンズ)手術から1年経過しました

眼鏡は小2から、コンタクレンズは中3から使っていたのですが、2019年4月(当時32才)にICL(眼内コンタクトレンズ)の手術を受けました。

レーシックと比べるとマイナーだと思いますが、術後1年が経過したので経緯と感想を書かせていただきます。あくまで個人の感想です

ICLを選んだ理由

普段は眼鏡で生活し、運動するときだけコンタクトレンズを着用していました。

不便はあっても長年これで生活してきたので、ぶっちゃけICLの手術を受けたのは興味本位です(笑)

なお、視力は両眼とも0.05以下だったと思います。コンタクトレンズの度数は、右目-7.50、左目-8.50でした。レーシックでは削れる角膜の厚さに限界があるため、私の場合はICLの方が適していました。

手術を受けるまで

まず、クリニックを探して問い合わせました。適性検査で2回ほど通院し、説明を受けてから手術を受けるか判断することになります。

ただし、手術を受けることが決まっても、度数のあったレンズを手配するのに日数がかかる場合があります。

さらに、私の場合はクリニックのメインの手術医が辞めてしまったこともあり、代わりの医師が見つかるまでにも時間がかかりました。医師が見つかっても、予約がしばらく埋まっている可能性もあります

私の場合は、2018年12月に問い合わせ、手術を受けたのは2019年4月でした。

手術の流れ

手術の30分前から、一定時間間隔で点眼薬を挿しながら待機します。

手術は5分程度だったと思います。術中は目を開けたままにするためテープで固定しますが、常に点眼麻酔をびゃーっと掛けられ続けるので目が乾く心配はありません

点眼薬のせい(おかげ?)で、視界はぼんやり見える程度です。器具がはっきり見えるわけではないのですが、レンズが挿入されたタイミングはわかりました( 少し圧力も感じたので)。

術後は横になってしばらく休憩します。眩しさのような痛みはありましたが、休憩して治りました。

帰宅するまでに困ったこと

手術当日に帰れますが、1時間おきに処方された点眼薬を挿す必要がありました。

電車でちょうど1時間くらいだったのですが、人身事故により電車の運行が停止するという事態が発生。運行が再開しても通常ダイヤ通りにはならなかったため、1時間経ったら途中下車してホームで点眼していました。

また、帰宅して鏡を見て気づいたのですが、目ヤニがやばいことになっていました。点眼するたびに生じていたようです。ポケットティッシュは持っていた方がいいですね(そもそも目ヤニに気づいていませんでしたが)。

術後2,3日は光に敏感になっており、白色蛍光灯の光は眩しく感じました。

術後1年間生活してみての感想

さて、ようやく本題です。

特に違和感もなく、快適に過ごしています。一般のコンタクトレンズを装着した時はドライアイになりやすかったのですが、眼内レンズでは目の乾きは感じていません(ICLの特徴の一つ)。術後、市販の目薬は使っていません。

ただ、術後3ヶ月程度は点眼薬を挿し続ける必要があります。冷蔵保存する点眼薬も含まれていましたし、種類の違う点眼薬は10分ほど間隔を空けて挿す必要がありましたし、1日4回なので結構面倒でした。
私は無職で家にいたからマシでしたが、働いてる人は大変な気がします。身近に経験者がいたら聞いてみるのがいいと思います。

気になること

光源を見ると、光の輪(ハロー)が見えることがあります。対向車のヘッドライトとか、ランニング中の西日とか。レンズを入れることで多少は仕方ないようですが、個人的にはそこまで気にならないです。

あと、玉ねぎの微塵切りがめっちゃ目に染みます。玉ねぎから立ち上る硫化アリルが催涙弾レベル(喰らったことないけど)なので、水泳のゴーグルを装着して対処してます(笑)荒く切る分には問題ないです。
ただし、玉ねぎの品種による問題なのかもしれないですし、ICLが要因なのか断定できません。似たような経験している方がいたらコメントください。

留意事項

私は神戸神奈川クリニックというところで手術を受けました。手術費には術後の定期検診も含まれていたのですが、術後6ヶ月の検診の予約をしようとしたら閉院したことが判明しました
そのため、術後3ヶ月の検診以降は検査を受けていません(他のクリニックで受けれますが、有料になります)。せめて事前に知らせて欲しかったです。まあ、検診を受けられないことについては、あまり気にはしてないのですが。

レーシックは角膜を削るので元に戻すことはできませんが、ICLはレンズを取り出す手術を受ければ元通りになります。しかし、そもそも手術医がいなくなったら取り出せません。術後1週間程度の短期間で明らかな不都合を感じる場合は取り外せるくらいに考えた方がいい気がします。

最後に

個人的には今のところ快適ですし、手術を受けてみてよかったと思っています。

しかし、手術する以上リスクはあるので、積極的に知人に勧めたいとは思いません。好きな言葉ではありませんが、自己責任で決めるものだと思います。レーシックという選択肢もありますし。

ちなみに、カメラ機能つきのコンタクトレンズが実用化レベルに入ったら、別の意味で慎重に検討した方がいい気がします。悪意があれば常に視界を監視できそうですし。SIRENの視界ジャックごっこもできそうだけど(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?