私が人狼の誘いを断る理由
8年前、25歳のときに抑うつと診断されました。社会人2年目、過労が原因でした。人との交流が減って人間不信になり、友人と世間の境界もわからなくなっていました。
人狼が日本で流行り始めたのは、その翌年だったと思います。
深まる猜疑心
ここで人狼のルールは説明しませんが、心理戦を楽しむゲームです。
ただ、私は「欺く」、「疑う」、「処刑する」という行為を楽しむことはできませんでした。ゲームとしての心理戦と、現実の猜疑心を区別できなかったからです。
当時の私は疑心暗鬼に陥るばかりで、早くゲームから離脱するために真っ先に殺されるようにしていました。
心理を読まれる恐怖
ゲームでは人狼かどうかを見抜くことが面白いのだと思います。ただ、当時の私は抑うつで自殺念慮があることを友人に隠していたので、そのことを見抜かれるのが恐ろしかったのだと思います。
周りの友人は愚痴を言うことはあっても、なんだかんだで仕事を楽しんでいるように見えました。結婚や出産などの話題も多く、うつで退職した話をする気にはなれませんでした。
話せば聞いてくれたと思います。でも、学生の頃に慕ってくれたり頼ってくれたりした後輩や友人に対して、事実を打ち明けるのは情けなく思えてなりませんでした。
楽しめない人もいる
人狼が好きな人は本当にハマるようです。ただ、乗り気ではない人は無理に誘わない方がよいかもしれません。私と同じように心理戦に恐怖を感じる人は、会うこと自体を避けるようになる可能性があります。
最近の私はうつとの付き合いにも慣れてきて、人にも打ち明けられるようになりました。隠さなくなったことで楽しむ余裕も出てくるかもしれませんが、無理はしないことにしています。
苦手なのに誘われてしまったら、無理せず断りましょう。話せばわかってくれると思いますが、難しければしばらく距離をおきましょう。私の場合は断れるようになるまで7年かかりましたけど。。
おわりに
誘ってくれるのは、嫌がらせではなく好意ですからね。私も、人狼好きな人が嫌いという訳ではないですよ。
先日誘われた時に初めて理由を話して断りましたが、わかってもらえて嬉しかったです。ありがとう。
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