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ニューヨークタイムズのOpenAIサム・アルトマン更迭主犯認定記事にミラ・ムラティ氏が抗議

現在OpenAIのアライメントチームを率いているミラ・ムラティ氏を去年11月の突然のサム・アルトマン更迭劇の主犯格とするニューヨークタイムズの記事に本人がXのポストにて抗議しています。記事の内容と、彼女並びにOpenAIの見解を解説していきます。


尚、ミラ・ムラティ氏の情報は下記のNoteに詳しく解説していますので合わせてご覧ください。ご存知の方は飛ばしてください。

尚、現在ニューヨークタイムズはOpenAIを相手取り、当社の記事に対する著作権侵害の罪で訴訟を起こしています。この件については下記のNoteに詳しく解説していますので合わせてご覧ください。ご存知の方は飛ばしてください。

OpenAIは本日サム・アルトマン更迭事件により抜けていた空きポストに新メンバーが入り新たなる取締役会の発足を告知しました。

これを受け、サム・アルトマン氏も新しい三人の取締役会メンバーについてXにポストしました。

新しい取締役メンバーであるフィジー・シモ、スー・デスモンド・ヘルマン、ニコール・セリグマンを迎え、引き続きブレット、ラリー、アダムと協力できることをとてもうれしく思います。 困難な時期にも立ち直り(素晴らしいオープンスキルです!)、集中力を維持してくれたチームの全員に感謝しています。 特に、私たちの強力なパートナーシップと、ドラマ中、そして本当に重要なすべての静かな瞬間におけるミラのリーダーシップに感謝したいと思います。そしてグレッグは特別なリーダーシップの役割を果たしており、彼なしでは openai は存在し得ないでしょう。塹壕にいるのはいつも最悪だが、二人と一緒にいるのはずっと良いことだ。 この経験から多くのことを学びました。今ならこう言えるだろう。元取締役が何らかの行動を通じてopenaiに損害を与えていると信じたとき、私はその状況をもっと優雅に、そして注意深く扱うべきだった。このことについては申し訳ありませんが、別の方法でやればよかったと思います。私は、関係者全員から適切な agi を得ることが非常に重要であると心から信じていると考えています。 私たちの前には重要な仕事があり、次に何が起こるかを皆さんにお見せするのが待ちきれません。

サム・アルトマンもミラ・ムラティ氏の功績を称え、この協力関係が強固なものである事を明記していますが、ニューヨークタイムズ誌はこの公式ページの内容に反するような記事を書いています。

OpenAIを訴訟中のニューヨークタイムズの策略について

ニューヨークタイムズはOpenAIの最高技術責任者ミラ・ムラティ氏は昨年、アルトマン氏が会社から一時的に追放される前に、同氏の経営陣に関する質問を取締役会に提出し他という記事を描きました。

記事の内容ではミラ・ムラティ氏がサム追放の主犯格の様に書かれています。以下引用

数日以内に外部の法律事務所からの報告書が発表される予定で、取締役会の決定やアルトマン氏が会社に復帰するまでの混乱した5日間についてさらに明らかになる可能性がある。

しかし、この報告書への期待が高まるにつれ、OpenAIの最高技術責任者であるミラ・ムラティ氏がアルトマン氏の追放に果たした役割について、これまで報じられていなかった詳細が明らかになってきた。

ムラティ氏はアルトマン氏に個人的なメモを書き、経営陣に対する疑問を提起し、取締役会にも懸念を共有した。人事問題はデリケートな性質のものであるため匿名を条件に、取締役会での議論に詳しい関係者らによると、この動きは同氏を退任させるという取締役会の決定を推進するのに役立ったという。数日以内に外部の法律事務所からの報告書が発表される予定で、取締役会の決定やアルトマン氏が会社に復帰するまでの混乱した5日間についてさらに明らかになる可能性がある。

同時期に、OpenAIの共同創設者で首席科学者のイリヤ・サツケヴァー氏も、アルトマン氏の操作的行為の歴史を引き合いに出して、同様の懸念を表明したという。両幹部はアルトマン氏との冷酷な関係について語った。具体的な例を挙げたかどうかは明らかではないが、幹部らは、同氏が自らの決定を支持しない幹部を解雇するなど有害な労働環境を作り出すこともあったと述べたという。

ムラティ氏と取締役会とのやり取りからは、OpenAIの上級レベルで悪化している問題についての洞察が得られるが、両幹部は公然とアルトマン氏の会社復帰を支持した。

調査を行っている法律事務所ウィルマーヘイルは、すぐに手続きを終えると予想されている。一部の関係者によると、同社は同時に新しい取締役会を発表する予定だという。アルトマン氏が11月に復帰した後、数人の取締役が取締役会を去った。

ムラティ氏この記事にXのポストで異議を唱える

ムラティ氏は下記のポストで、

機関のガバナンスは、監視、安定性、継続性にとって重要です。独立した審査が終了し、私たち全員が団結して前進できることを嬉しく思います。 メディアの面目を保つための最後の努力として、匿名で誤解を招く主張で私をスケープゴートにしようとする前理事会の取り組みを目の当たりにして、がっかりしました。これが昨夜私がチームに送ったメッセージです。

と反論しており、そのメール内容のスクショを添付しています。

添付されたメールの翻訳は以下の物です。

みなさん、こんにちは。
私と古い掲示板に関する NYT の記事を見たことがある人もいるかもしれません。 私たちが先に進もうとしているときに、一部の人々が混乱を引き起こしたいと考えているようでイライラしますが、そこでの特定の主張について非常に簡単にコメントします。
サムと私は強力で生産的なパートナーシップを築いており、彼と直接フィードバックを共有することに恥ずかしがりませんでした。 私はサムについてフィードバックを与えるために取締役会に連絡したことはありません。 しかし、各取締役会のメンバーがサムに関するフィードバックを求めて私に直接連絡を取ってきたとき、私はサムがすでに知っていたすべてのフィードバックを提供しました。 それは決して、私が旧理事会の行動に責任を負ったり、支持したりするという意味ではありませんが、私は依然としてこれに当惑しています。 私は彼らの行為に積極的に抵抗し、サムを連れ戻すために全員で協力しました。
取締役会のレビューが完了し、ゴシップを忘れることが本当に楽しみです。

サム・アルトマン、ムラティ氏にエール

アルトマン氏もムラティ氏の抗議のポストにハートを返してエールを送っています。

ドラマは終わったので早々リリースの話に戻りましょう

よく、OpenAIのリークをポストでしていたこのジミーという人をOpenAIの内部の者だと言っている人もいますが、サム・アルトマンが名前で呼びかけているのでおそらく内部の者が親しい間柄の者とおもわれます。

ジニー:OpenAI物語は終わったので、リリースの話に戻りましょう。
サム:忍耐ジミー。待つ価値はあるでしょう。

この後、ジミーとサムのやり取りを実写漫画にしたミームも投稿されました。

OpenAIの公式発表にイーロン・マスク一言「草」

イーロン・マスクは、サム・アルトマン、グレッグ・ブロックマンを相手取って訴訟を起こしたその矢先に、取締役会の満場一致でサムのCEO職権取締会役員職承認、グレッグの社長職承認に一言「草」。

上記のlolはネットスラングで「藁」か「w」もしくは「草」と言う意味で、下記のOpenAI公式からのポストにリポストしています。

イーロン・マスクの訴訟問題については下記のNoteを合わせてご覧ください。


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