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東洋医学のフローとストック

日々のフロー自転車操業的五臓


 五臓は日々を支える、要です。ただ、人間の身体の有り様で言えば、自転車操業的に、今日のご飯を食べ、胃気をして、排泄してと、とにかく今日をいきるためのシステムです。

つまりお金の世界で言えばフローです。
フローとストック、日々を生きるお金はフロー、そしてなにかあったときの防衛資金がストックですね。



フローとストック 五臓のなかでちょっと特別な腎



フローを中心に自転車操業的に日々を生きるための五臓。

そのなかで、腎は少し毛色の違う臓腑です。五臓の中で、ほかの4臟を下支えする役割をもちます。土台、下支えなんですね。

日々はいろいろなことがあります。風邪をひいちゃった、手を怪我したとか。このちょっとしたトラブルに対して、自力で修復乗り越えられるようになにかあったときに、すぐに生活が行き詰まらないように、生活防衛資金のような立ち位置が腎のイメージです。

つまり、腎を支えとして脾胃を中心とし、肝気が気の昇降出入をおこない、肺気が助け日々の日常をすごすというイメージです。

例えば睡眠の時には、気が納まる必要があります。この納まるところが腎。呼吸も納まる必要がある、納まるところが腎です。いろんなものの受け手になっているわけです。


最大の課題:生殖を支える腎と子宮


人の日々の歩みの中で、大きな負荷となるのは生殖です。 

この生殖のシステムは女子胞(子宮)の力が主軸となりますが、
その女子胞(子宮)を直接的に支えるのが腎です。


腎と子宮、一源三岐である衝脉、任脉、督脉



そして、腎の支えの元、大きく気血を注ぎ込むのが、任脉、督脉、衝脉を中心とする一源三岐です。

ほか全て合わせて奇経八脉といわれています。 日々を自転車操業的に生きるのが五臓のありよう。その上で生活防衛資金を貯めて、余力をもっていきるためのありようが奇経八脉です。

余力、生活防衛資金の積み増しの発想が必要なんです。
投資と一緒と考えていただければわかりやすいです。

気が納まり睡眠

人間って、なかなか面白いシステムで身体を支えていますねえ。


日々をしっかり生きて、毎月投資して、生活防衛資金を貯める。
蓄っていけば複利の法則で伸びていきます。
お金も、身体も、日々を楽しく生きると同時に投資してのばしましょ(^^)

 

 

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