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Myマイストーリー:ライター編②

元国際線CA、現ライターの吉川明子です。
想いをカタチに。言語化のお手伝いとしてインタビュー形式でお話を聞き、あなただけのストーリーを文章化することを得意としています。


第2話:無理やり動き出した春から本当にやりたいことを探求し始める。

転職活動を諦めた、どん底の冬。

一通の封筒が送られてきました。

それは迷いの中、ハローワークに通っていた私の話を聞いてくれた担当者さんからで、
求人票が入っていました。

「講師」の求人票でした。

 ・条件:航空業界経験●年以上。

「やってみたい。私の経験してきたことが誰かの役に立つのなら」

素直にそう思いました。

素直に…いや当時の私にとっては過去の経験にすがるような気持ち…
完全に自信を失っていましたから。

自信ゼロのまま面接を受けに行きました。

雪の中、スーツを着て、ヒールをはいて。

何を話したのか、、
記憶はないのですがw

面接後、
「4月からよろしくお願いします。」と電話を頂いた時、
わたしはまたまた雪の中を歩いていました。

とぼとぼと。
子どもを連れて。

3月なのにまだ雪あるな~
春っていつ来るの?

なんて気持ちだったと思います。

知らない電話番号からの着信にドキドキしながら出たことを覚えています。

自信がないまま、講師としての一歩が始まりました。

講師を始めると、
 感情豊かに、喜んだり悔しがったりする学生。
 自分をどう表現しようかと真剣に自分自身と向き合う学生。
たくさんのキラキラした学生と出会いました。

自信がない、自分には何ができるのか完全に見失っていた私も

「生徒をなんとか応援したい!少しでも力になりたい!」

と心がどんどん突き動かされる日々。

 特に、私が出会う生徒たちは「人に接する仕事」をしたい学生ばかり。
そんな学生に、私はこう言うようになっていました。

「思っているだけではダメ。表現しなくちゃ」
「一瞬で自分の魅力をお客様に伝えられる人になろう!」



授業が終わるといつも考えます。

「今の私は…できてる?」

自問自答しながらも、
学生の前では精一杯の経験を伝え、日常の中では自分を探し続ける。

そんな日々が続く中、誰も経験したことのない事態が。
それが新型コロナウィルスの拡大でした。

今までとは違う日常の中、私の考えも変わっていきます。

変わっていったというよりは
ずっと持っていた想いのかけらが大きくなった感じ。

「こうすべき」「こうあるべき」なんて存在しない。

人はそれぞれにそのままで最高に魅力的!
みんなにもっと自信をもって自分を表現してほしい!

「思っているだけではダメ。表現しなくちゃ」
「一瞬で自分の魅力をお客様に伝えられる人になろう!」

 学生に伝えた言葉は、自分自身への問いかけでした。

学生と真剣に向き合おうと
私の心から出た言葉は、
私の大切な想いそのものでした。

 不安で何もかも見えなくなってしまう私でも、
キャリアを積んできたことは消えたりしない。

頑張ってきた自分を認めて前に進もう。
きっとそれが自分の為になり、誰かの為になる。

自分がどん底に落ちていたあの冬、私は何も考えられませんでした。
でも、
周り・世の中が暗ーく、ネガティブになった時

私がわたしとしてできることはないだろうか?

本物の翼
本物の自信

を自分自分で見つけて、みんなも見つけられるお手伝いはできないのだろうか。

皮肉にも、自分がどん底に落ちた時には気づけず、
世の中がどん底に落ちた時に気づかされました。

うおーーーー
なんで自分のことってこんなに見えないんでしょうね。

ちなみにこの時点でまだ私は
自分が「文章を書くことが得意」だと気づいていません。

まだかー。

この後、
私が私としてできることはないだろうか?
からの~

それって起業ってこと?

となり、「やりたいこと探し」「できること探し」が始まります。

第2話はここまで。


想いをカタチに。
あなただけのストーリーを文章化「絵を描くように文章を」
Heart Writting ライター 吉川明子

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