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第十二候【雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)】

二十四節気 『立春』の末候 3/30〜4/3頃

桜の咲きはじめの頃を過ぎ、初雷が鳴り出す頃となりました。
2/4頃の立春後に初めて鳴る雷のことを「初雷」といいます。
雷は夏に多いですが、春雷は夏と違い、激しくは無く、1つ2つ鳴ると止んでしまいます。

雷が多くなる春から夏にかけては、ちょうど稲が育つ季節でもあります。
「雷が多い年は豊作になる」という言い伝えがあるように、昔は雷の光が稲を育てると考えられていました。

「雷」の語源は「神鳴り」だと言われいます。
昔は、本当に雷神が存在していて、雷を鳴らしていたと考えられていました。
落雷よけのおまじないで「くわばら くわばら」と唱えるならわしがありますが、平安時代に、流刑された菅原道真が、その恨みから宮中に雷を落としたとされており、そ中で唯一「桑原」という土地だけ雷が落ちなかったという話に由来しています。

あまり嬉しくない印象の雷ですが、言い伝えなどを知ると、趣深く感じます。
何事も「食わず嫌い」にならずにチャレンジてみる春にしたいですね。

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