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富山県在住。40代女性。共働きで小学生男子2人の子育て中。 好きなこと:日本の伝統文化…

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富山県在住。40代女性。共働きで小学生男子2人の子育て中。 好きなこと:日本の伝統文化(茶道・香道をお稽古中) 気になること:マネリテUP

最近の記事

第十八候【牡丹華(ぼたんはなさく)】

『穀雨』の末候 4/30〜5/4頃 春の最後を務める花である、牡丹が咲く時期になりました。 牡丹は、中国から薬草として伝わり、平安時代には宮廷や寺院で観賞用として栽培されるようになりました。 甘く上品な香りと格調高い姿から、中国では国の代表花とされています。 花言葉は「王者の風格」 まさに、花の王様です。「富貴草」「百花王」「花王」「花神」などの別名もあります。 「唐獅子牡丹(からじしぼたん)」の図柄はよく知られています。 唐獅子は、魔除けの力をもつ聖獣で、すべての獣の中

    • 第十七候【霜止出苗(しもやみてなえいずる)】

      『穀雨』の次候 4/25〜4/29頃 暖かくなるとともに、夜間の冷え込みもなくなり、霜が降りなくなってきます。 とはいえ、「八十八夜の忘れ霜」と言って、暖かさに霜の心配を忘れかけた4月下旬から5月初旬に思わぬ遅霜に見舞われることもあります。 霜は、特に茶葉にとっては大敵です。 日本一の静岡県では、全国で唯一遅霜予想が出され、この予報によって茶業関係者は対策を行うそうです。 農作業では、苗代作りの季節を迎え、田んぼに水が引かれ、代掻きが始まります。 いよいよ米作りの季節。

      • 第十六候【葭始生(あしはじめてしょうず)】

        『穀雨』の初候 4/20〜4/24頃 昨日より、二十四節気では春の最後の節気である『穀雨』に入りました。 穀物に実りをもたらす雨がしっとりと降り注ぎ、新芽や若葉がグングンと育っていく時期です。 変わりやすい春の天気も安定し、次第に日差しも強まり始めます。 『穀雨』の初候である「葭始生」は、野山だけでなく水辺の葦が芽吹き始める季節。 葦の茎は、竹同様に中が空洞で、軽くて丈夫です。 その特徴を活かして、葦簀(よしず)や葦笛(あしぶえ)、茅葺き屋根などとして、古くからさまざまな

        • 第十五候【虹始見(にじはじめてあらわる)】

          『清明』の末候 4/14〜4/19頃 春が深くなるとともに、空気が潤ってくるので、雨上がりに虹が見えることが多くなる時期です。 単に「虹」といえば夏の季語ですが、「初虹(はつにじ)」は晩春の季語になります。 春の陽の光はまだ弱く、淡くはかない春の虹がまた趣き深いですね。 自然現象である虹。 なぜ虫の字がつくのでしょうか? 虫という字は本来、小さな昆虫ではなく、ヘビ(蛇)をさす言葉でした。虹は、空に昇った大蛇が龍になる時の姿だと考えられていました。 「工」は貫くことを意味す

        第十八候【牡丹華(ぼたんはなさく)】

          第十四候【鴻雁北(こうがんかえる)】

          二十四節気 『清明』の次候 4/9〜4/13頃 冬の間を日本で過ごした雁が、北のシベリアへと去って行く頃になりました。 春に飛来するツバメと入れ替わるようにして、日本を離れていく雁。 「鴻」は「ひしくい」と読み、大型のガンを指します。 「雁」は小型のガンを指します。 「雁金紋(かりがねもん)」として家紋になっていたり、和菓子の「落雁」、高級茎茶の「雁が音(かりがね)」にも用いられるように、日本人にとって思い入れの深い鳥だが、現在の日本ではその数を減らし、保護鳥の対象となっ

          第十四候【鴻雁北(こうがんかえる)】

          第十三候【玄鳥至(つばめきたる)】

          二十四節気 『清明』の初候 4/4〜4/8頃 今日から、二十四節気では『清明』に入りました。 清明は「清浄明潔」の略で、春の清らかで生き生きとした様子を表しています。 「玄鳥」はツバメの異名で、黒い鳥という意味。 冬を暖かい東南アジアで過ごしたツバメたちは、繁殖のため、春になるとはるばる海を渡って日本にやってきます。 日本では昔から「ツバメが巣を作ると、その家に幸せが訪れる」という言い伝えがあり、大切に扱われてきました。 それは、ツバメが米などの作物を荒らすことなく、害虫

          第十三候【玄鳥至(つばめきたる)】

          第十二候【雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)】

          二十四節気 『立春』の末候 3/30〜4/3頃 桜の咲きはじめの頃を過ぎ、初雷が鳴り出す頃となりました。 2/4頃の立春後に初めて鳴る雷のことを「初雷」といいます。 雷は夏に多いですが、春雷は夏と違い、激しくは無く、1つ2つ鳴ると止んでしまいます。 雷が多くなる春から夏にかけては、ちょうど稲が育つ季節でもあります。 「雷が多い年は豊作になる」という言い伝えがあるように、昔は雷の光が稲を育てると考えられていました。 「雷」の語源は「神鳴り」だと言われいます。 昔は、本当に

          第十二候【雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)】

          第十一候【桜始開(さくらはじめてひらく)】

          二十四節気 『立春』の次候 3/25〜3/29頃 うららかな春の陽気に誘われて、あちらこちらで桜の開花の便りが聞かれる時期です。 平安時代から、「花」といえば桜をさし、「花見」といえば桜を鑑賞することをいうほど、古来から日本人が愛してきた桜。 桜は梅と同じく、非常に多くの種類があり、100種以上の自生種、200種以上の改良種があります。 桜は、開きかけたらすぐに満開になることはなく、寒の戻りがあります。また、花が咲いている間に必ず雨が降ります。 桜の花が咲く頃は、気候の変

          第十一候【桜始開(さくらはじめてひらく)】

          第十候【雀始巣(すずめはじめてすくう)】

          二十四節気 『立春』の初候 3/20〜3/24頃 今日は、立春。昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。 立春から夏至までの間、だんだんと日脚が伸びていきます。 ようやく春を体感できる季節になってきました。 「雀始巣」は、春から夏にかけて繁殖期を迎える雀が巣作りを始める時期です。 雀は、古くから日本人にとって身近な存在で、古事記や日本書紀にも登場します。 童謡や俳句にも用いられることが多く、「雀の巣」や「雀の子」は春の季語として使われます。 「ふくら雀」という言葉を耳にした

          第十候【雀始巣(すずめはじめてすくう)】

          【菜虫化蝶(なむしちょうとなる)】

          二十四節気 『啓蟄』の末候 3/15〜3/19 菜虫とは、モンシロチョウの幼虫のこと。 モンシロチョウは、アブラナ科のみを食べるので「菜虫」という。 アブラナ科の野菜には、ダイコン、カブ、ハクサイ、ミズナ、コマツナ、チンゲンサイ、キャベツ、ブロッコリーなどがある。食卓でおなじみの野菜で、人間には大人気。 ところが、アブラナ科の葉を食べられる虫は、ごくわずかしかいない。 蝶の中では、唯一、モンシロチョウの幼虫だけがアブラナ科の葉を食べることができる。 アブラナ科は、虫が嫌が

          【菜虫化蝶(なむしちょうとなる)】

          【桃始笑(ももはじめてさく)】

          二十四節気 『啓蟄』の中候 3/10〜3/14 桃は「兆し」を持つ木とされ、桃の実を割って未来を予知し、吉凶を占ったことから「兆」の字がある。「前兆」「予兆」「挑む」「眺める」など様々な言葉になっている。 『桃始笑』は「笑う」と書いて「さく」と読ませていることが許み深い。 花は「ほころぶ」と表現することもある。「ほころぶ」や「笑む」という言葉は、内側に隠されていたものが突然外に顕れることをさしている。 「春はほころぶ」「山は笑う」とも表現する。 日本語の細やかで美しい表現

          【桃始笑(ももはじめてさく)】

          【蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)】

          二十四節気 『啓蟄』初候 3/5〜3/9 土中で冬ごもりをしていた生き物たちが、春の陽気を感じて地上に姿を現すころ。 「蟄」は、生き物が土の中に隠れているという意味 「啓」は、閉じているものを開くという意味 生き物を人間にたとえて、戸を開いて外の出ていく様子を表しているのが面白い。 生き物に対する愛情を感じる。 この頃は、春雷がひときわ大きくなる時季。「虫出しの雷」という季語もある。 3月は、年度末や卒業の時期で、何かと気忙しい時期。 ほんの少しでも、外に出て季節の移

          【蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)】

          練り切り

          練り切り体験教室に参加した。 (写真は、先生の作品。なんと皮が剥けるのです〜) 「職人が作るもの」という思い込みがあったけど、家庭でも楽しめるということが分かってワクワクした😀 そこで“練り切り”について少しお勉強↓ ・和菓子は、水分量の違いによって生菓子、半生菓子、干菓子に分類される。  練り切りは、生菓子に分類され、特に芸術性が高かったり高級な材料を使用したものを「上生菓子」と呼ぶ。 ・材料は、白餡・砂糖・山の芋・みじん粉など  練り切りあん(白餡に砂糖を加えたもの

          【草木萠動(そうもくめばえいずる)】

          2024.2.29 〔旧暦:睦月二十日〕 やさしい陽の光が差し、ほんのりと薄緑に色づく草木が見られるようになる頃。 寒い冬を耐え忍んだ新しい命が、春の訪れを感じ、いっせいに芽吹きはじめる。 草たちは、萌え出すとすぐに花を咲かせる。 小さな草たちが早々に花をつけるのは、周囲に背の高い草が生えたり、大きな木の木陰になったりする前に花を咲かせて、確実に命をつなぐため。 生命力にあふれる小さな草たちのことを、昔の人たちは「小草(おぐさ)」と呼んで愛しんだ。 アスファルトの隙間に

          【草木萠動(そうもくめばえいずる)】

          【霞始靆(かすみはじめてたなびく)】

          地球が太陽を一周する360度を24等分したのが、「二十四節気(にじゅうしせっき)」。 それをさらに3等分して、約5日ごとに季節を表す言葉にしたのが「七十二候(しちじゅうにこう)」。花や草花、鳥、虫など身近にあるものの変化から、季節を知る手がかりになります。 小さな変化に季節の移ろいを感じてきた日本人。 日々、慌ただしく過ぎていく日々の中で、日本人が大切にしてきた細やかな感覚を大切にしたい。 自分の学びも兼ねて、七十二候をご紹介! 《霞と朧》 水蒸気をたっぷり含んだ空気で

          【霞始靆(かすみはじめてたなびく)】

          実践者に学ぶ

          毎月参加しているお金の勉強会。 今回は特別講師として、大好きな先生がお話しされた。 ◉今の自分は、過去の自分の行いで出来ている  未来を変えたければ、今の自分を変えよう! ◉お金は経済の血液。循環させることで殖える ◉お金は「どこに置くか」が重要 ◉お金を殖やしたければ、自分で資産を作った人に学ぶべし 初めて聞いたわけではない。 一度は、どこかで耳にしたことがあるフレーズ。 でも、とっても心に響いた。 なぜ、こんなに響くのか? それは、先生自身が少ない資金からコツコツ

          実践者に学ぶ