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第十三候【玄鳥至(つばめきたる)】

二十四節気 『清明』の初候 4/4〜4/8頃

今日から、二十四節気では『清明』に入りました。
清明は「清浄明潔」の略で、春の清らかで生き生きとした様子を表しています。

「玄鳥」はツバメの異名で、黒い鳥という意味。
冬を暖かい東南アジアで過ごしたツバメたちは、繁殖のため、春になるとはるばる海を渡って日本にやってきます。
日本では昔から「ツバメが巣を作ると、その家に幸せが訪れる」という言い伝えがあり、大切に扱われてきました。
それは、ツバメが米などの作物を荒らすことなく、害虫だけを食べてくれる益鳥として親しまれてきたことも関係しています。

日本人が、農耕を大切にしてきたこと、小さな生き物たちを愛しんで関わってきたことを感じられる素敵な言葉ですね。

ツバメたちに出逢えるのが楽しみです。

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