瀕死の鳥が

人はときに心の機微に、触れたくなくて、たとえば悲しみを、哀しみを、受け止めることができず、心を煉瓦のような硬いもので、覆ってしまうことがあるのだろう、それは時にとても高価・高額であったりする煉瓦だ。

心はつねに、堅牢である、というあり方はできない。そうするといつか心は、死んでしまうだろう。

瀕死の鳥が銃を持ち、一つの魂を撃った
それは復讐だと

撃たれた魂、それは果たして、人の心を失っていなかっただろうか。人の心を簡単に操れる、そんな怪物のような傲りに毒されてはいなかっただろうか

世間知らずに、罪はない
そう、誰にだって、罪はないといえば、無いのだ


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