しじみのおじいさん

「東京干潟」のしじみのおじいさんの姿から学んだことは、この東京という都市を都市たらしめるまでにこのおじいさんのようなかつての労働者、出稼ぎ労働者であったり、日雇いの労働者までふくめて、数えきれないほどの無名の働き手の労働があったということ。

都市が出来、それまでの労働力が要らなくなり、あるいはしじみのおじいさんさんのように現場での怪我で仕事を失い、そのような人たちがどれほど最終的にホームレスという選択権の無い選択を迫られていっただろうか。
税金を払っていないから? 今はそうかもしれない。だがかつては? 日本の経済成長を支えた、あるいはそこに導いた人たちであったかもしれないのだ。おそらく多くの場合。

人として、しかも自然災害で困っている人を前に、「税金」だとか、そんな理由で切り捨てようとする、中途半端な勉強で、頭でっかちになっている。
人間としてとても大事なことを忘れてしまっていないだろうか。

#東京干潟  

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