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#2019年映画ベスト10

2019年に日本で劇場公開された映画で見たものから作ったリストです。
2018年はこちら
2017年 https://twitter.com/akiko_saito/status/949615671800881152
2016年はこちら

それでは2019年俺的ベスト映画の発表です!


1位 アベンジャーズ/エンドゲーム

はい一位はエンドゲーム!2008年に始まった「アイアンマン」から11年。ついに「アベンジャーズ」シリーズに終止符が打たれるという総決算映画。なのですがここにたどり着くまでに

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出典:https://blog.wackwack.net/entry/2017/05/21/225629

これだけの映画を見なくてはならないという初見殺しの映画だったわけですがわたしはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)が大好きなので大丈夫、全然問題ないというわけでした。ちなみにまじで一本も見てない人が突然見てもエンドゲームおもしろいらしいからこんなに見るのめんどくせえという人はぜひやってみってください。ちなみに最頻出ワードは「誰?」だそうです。

で、この映画、何がすごいって

上記映画リストに出てきた伏線を全部きれいに回収していく

んですよ。できます?!そんなの?!バラッバラの監督が監督した?!バラッバラの登場人物がバラッバラのドラマを繰り広げる映画を何十本も?!ひとつの映画にまとめて?!回収する?!誰もが納得できるようなやり方で?!

なんとそれが、

できるんです!

なぜなら、監督がルッソ兄弟だから!アンソニー・ルッソとジョー・ルッソの兄弟が監督しているわけですが、実はわたしアベンジャーズの最初の作品(ジョス・ウェドン監督)は「なんかいまいちだなー」と思ってアベンジャーズ自体はどうでもいいや、個々で楽しもうと思っていた派なんですよ。(注:アベンジャーズというのはMCUのキャラクターが大集合するお祭り映画)しかしアベンジャーズ二作目の「 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」をルッソ兄弟が監督し、そのあまりの出来の良さに「アベンジャーズすっげおもしろいじゃん」となったわけです。

ルッソ兄弟の何がすげえって、彼らの監督する映画って全く無駄なシーンがないんですよね。無駄なところが全くないんですよ。瞬きできないくらい情報がエレガントに詰め込まれてて、こんなに作品が多くて面倒くさいファンが世界中に死ぬほどいるのに全員が納得するような最高のフィナーレを飾ってくれたんです。

ルッソ兄弟の方法は、いわば“二つの脳で映画を作る”というものであり、さらに出演者やスタッフを含めた大勢の意見を取り入れながら映画をまとめていくというものだ。ウェドンは自身の作家性でもって創作を牽引する、いわば職人的な方法で『アベンジャーズ』を作り上げた

https://theriver.jp/whedon-russo-difference/

「アベンジャーズ」はあまりにも広大すぎて、一人の作家性ではまとめきれないものなんですよ。だから従来の方法で作られたウェドン監督のアベンジャーズはいまいちだった。

しかし新時代的なルッソ兄弟の作家性、センス、さらにマネージメント力がこの映画を特別なものにしている。これはビジネスマンも学ぶところがあるんじゃないでしょうか。自分の確固たる作家性を守りつつ、全員の意見を聞き、一つの成功を作り上げる。ルッソ兄弟はすごいですよ。またルッソ兄弟については別で書こうと思います。なお登場人物やストーリーについて書き出すと3メートルぐらいの記事になるので割愛します。


1位 HiGH&LOW THE WORST

ハイ!!!全世界で絶賛されているエンドゲームと同率一位がLDHの映画「HiGH&LOW THE WORST」です!!!!

私が日本で唯一信頼している映画監督こと久保茂昭監督と、日本最高のアクション監督である大内貴仁監督による超絶最高の映画だ〜〜〜アクションもいいし登場人物も全員すごいいいんだよ〜〜全員に感情移入してしまう〜〜

「HiGH&LOW」シリーズはあまりにもカオス(登場人物とかストーリーとか)で脳がやられるのだが(だがそこがいい)、この映画はスピンオフということでそのへんがすっきりしているので初見さんにはぜひこの映画を勧めたい。下記だけ覚えていけば大丈夫です。あとの感想はこちらで


〜↑殿堂入り 越えられない壁〜


3位 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

はい!3位はタラちゃん新作でーす。詳しくはこちら

4位 スノー・ロワイヤル

リーアム・ニーソン+除雪。

これだけでもう見たいでしょ?うらうら!めっっっっっちゃくちゃ面白くて上映時間中ずっと笑ってた。次から次へと「ええ?!?!?!」みたいなことが起こってwwwそれを淡々とwwwリーアムがwwwwあの無表情でwwwwwギャハハwwwいやー最高でしたよ。気軽に見てね


5位 バイス

オラの大っっ好きな監督、アダム・マッケイがオスカー作品賞にノミネートされた「バイス」!

今も思いっきり生きている、アメリカ副大統領だったクソ野郎、ディック・チェイニーのドキュメンタリー的エンタメ映画。フツーのおっさんだったチェイニーがなぜか副大統領になってしまい、9.11テロの“フリ”をしてイラクを攻撃しやがるなど2回も戦争を起こすという暴挙に出た裏側を大胆に描いちゃっている。だいたいそんな権力者の闇を徹底的に暴く映画が作れるのがアメリカのすごいところでしょう。日本で安倍さんのやつ撮ってくれよ。めちゃくちゃ笑えるとおもうから。で、「バイス」は構成がスタイリッシュでものすごく凝ってて、登場人物100人以上という複雑な構成をアダム・マッケイ監督が見事にエンタメに仕立て上げているわけやね。

で、アダム・マッケイって完全にコメディ畑出身の人なのよね。『俺たちニュースキャスター』とか『タラデガ・ナイト』とか「この人には人間の心があるのか?」というくらい頭のおかしいキレッキレのコメディ映画を撮る人だった。

日本で言うと「ごっつええ感じ」の作家が、アカデミー賞で作品賞、監督賞にノミネートされるような映画を撮るようになったというくらいの衝撃なんですよ。

アダム・マッケイはとにかく天才。「バイス」はちょっと複雑な映画なので、おすすめは『マネー・ショート 華麗なる大逆転』!頭空っぽで見てもおもしろいです!

『マネー・ショート 華麗なる大逆転』


6位 名探偵ピカチュウ

大人気アニメが実写化されて爆死。そんな歴史もありました。そのトラウマを全て払拭してくれるのが名探偵ピカチュウです


さあみんな思い出せ!この地獄の記憶を!それを癒やしてくれるのが名探偵ピカチュウだ!!

なおその癒やされた心をまたどん底に突き落としてくれたソニック(改善前)

あーーーーーーーーーかわいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

映画の内容も意外とちゃんとしているぞ!ピカチュウの声はライアン・レイノルズが担当しており、こんな見た目だが中身は完全におっさんなのだ。キレキレのギャグを繰り出してくれるぞ。こどもも大人も大満足の完成度高い映画なので安心して見てくれ!


7位 アクアマン

世はマーベル全盛期。「スーサイド・スクワット」で完全にオワタと思われていたDC復活の傑作

がアクアマンだ。アクアマンは海の生物を扱える、ちょい地味系のヒーローだったのだがこのモモアマン氏が演じるアクアマンが

超絶かっこいいしびれるまじで最高抱いて

みたいな出来だったため、全世界が彼に恋してしまったというわけだ。2018年がバーフバリの年だったとすれば、2019年はアクアマンの年だったと言えるだろう。女の子が強いのもいいんだよね。笑いありアクションあり涙ありの完全栄養食品みたいな最高映画なのでぜひ家族や恋人と見ることをおすすめするよ。


8位 トイストーリー4

日本では非の意見が多かったけどおれは最高に絶賛だね。詳細はこちら


9位 アラジン

あの ガイ・リッチーがああ!!!!!!!!ディズニーですごいちゃんとおもしろいエンタメ映画作って全世界を熱狂させてるうう!!!!これは現実か?!?!?!

いやー、イギリスという狭い国で銃と暴力とサイコパスの映画ばっかり撮ってたガイ・リッチーが!!!!!!!!!!!ディズニーで!!!こんなちゃんとおもしろい映画を撮って!みんなに喜ばれて!もう涙が止まりません。あんたすげえよ!!!感動した!!!

ガイ・リッチーファン以外には、ウィル・スミスのジーニーとか「まじで普通にちゃんとおもしろい」ので絶対見て損はないです。見てくれ〜


10位 ヒックとドラゴン 聖地への冒険

ドリームワークスの最高傑作。監督は『リロ・アンド・スティッチ』のディーン・デュボアとクリス・サンダース。臆病な少年とドラゴンが心を通わせていく物語。ドラマチックな映像とハートウォーミングなストーリーは何回見てもいいです。ジョン・パウエルのサントラもマスターピース。

てことでとにかく出来の良い映画でびっくりした「ヒックとドラゴン1」から9年。ついに完結編です。

CG映像がものっっっっっっすごい

いや、こんなに美しい景色生まれて初めて見たよ。いまのCG映像の最高峰なんじゃないですか。ピクサーとかとはまた違う方向に行ってて、リアリスティックなんだけど「人類が見たことがない景色をCGで作ってるんだよ。ドリームワークスは本当にすごい。

のでそれを見てほしいのと、

最終作としての矜持

みたいなのにすごくグッときちゃったね。


11位 スパイダーバース

FFHが個人的にまじがっかり作品だったので、スパイダーバースが心の支えになりました。かっこいいっす。


12位 シャザム!

ヒーロームービーファンがエンドゲームロスでもう何もやる気しないところに公開されてしまった不遇の作品。めっちゃおもろい

とにかく公開時期が悪かった。MCUの終焉、エンドゲームでヒーローファンが打ちのめされている&X-MENの終焉、ダーク・フェニックスの公開前ということで誰もヒーロー映画が見たい気分ではなかった時期に日本公開されてしまい、宣伝もヘッタクソということで誰も見に行ってないのだが

すんげーおもしろい

のでぜひ見てほしい。「DCといえばなんか暗い映画」というイメージをぶっとばす、痛快なコメディ。ゲラゲラ笑えてしんみりできる、そしてクライマックスの展開がもうほんっとうにさいっこう!!絶対見て!!


13位 レゴムービー2

超絶スーパークールなVFX制作会社アニマル・ロジックの美麗映像と軽妙なウィット、サイコーの音楽に酔いしれてくれ

ワーナーのCGアニメシリーズ「レゴムービー」。大傑作『くもりときどきミートボール』を手掛けたフィル・ロードとクリストファー・ミラーが監督した第一作、スピンオフの「レゴバットマン ザ・ムービー」、どれも素晴らしい。とにかく

「レゴムービーに外れなし」

という隠れた名作シリーズだ。「なんか映画見たいけどどうしよっかな」みたいな気分でサクっと見るとあまりにクオリティが高くておもろいのでびっくりするはず。2は音楽とエンドクレジットが最高なのでそれもお楽しみに!


14位 バンブルビー

トランスフォーマーからマイケル・ベイを抜いたらこうなる

トランスフォーマーのスピンオフ映画。もともと愛されキャラだったバンブルビーがさらに愛されキャラとしてその魅力を振りまく!!!もうメロメロ!!超かわいい!!ヒロインとの友情も最高!感想としてはピカチュウに近いかもしれない。スピンオフとしての正しい形を見せてくれた感じだ。


15位 メリーポピンズ リターンズ

「前作を超えられてない」という批判もありましたが、別物として見ると良いのではないでしょうか。ミュージカル映画で2019年いちばんよかったです。

人生ワースト
ドラゴンクエストユアストーリー

君もやってみよう!地獄の映画体験!


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