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フリーレンとふてほどの共通点

感情があるのが人間

それは複雑で

時に人生を惑わす

そういうことを感じることがあります

葬送のフリーレンの話はエルフという
人間ではない存在が主人公です

エルフは感情が乏しいけれど

それは表現がうまくできていないだけで

その奥には

深い愛があるのかもしれない

フリーレンを通して見える世界

感情が乏しいと思われるのは

今の時代に増えているかもしれないし

今までにも

人の気持ちがわからないと言われることがあった人たち

いますよね

私も言われたことがあります

特に日本人は空気を読むと言って

人の感情をキャッチする民族なので

反対にわかってもらえることが前提なので

わかってもらえないことの不満が大きい

これは私自身もそうだったのだけど

というのも
前の夫がそうで

一から十までいわないとわからない人

日本人でないということも大きいですが

ええ加減常識というか

普通はこう思うぞってところをわかれよってことで

長年揉めて

それでもわかりあえないことで

もう無理となってしまった

でもそれは

言葉で言わないとわからないという人だったんですよね

わかるように言わないといけなかったんですが

うまく説明できない私は

(英語で言うのも下手だったのもあって)

ちゃんと伝えてなかったんです

とはいえ

言ったとしても

わかってもらえないところはあったと思いますけどね

文化の違いとかも大きかったので

ただもっと

自分の気持ちを伝えていたら

違ったかもしれません

こんなふうに

人のことがわからない

人のことを解ろうとしない

そういう人がいるとして

フリーレンは

その代表ではないけれど

そういう人もいるよねという設定かもしれない
あまり周りに興味がないように見えるし

人との関わりも希薄な感じ

昭和に育った私には

今の若い人たちがなんか
なんか冷めてるというか

欲がないというか

結婚願望もないらしいしですね

そこで

つい最近流れてた

不適切にもほどがあるというドラマ

私はあまり見てないのですが

昭和と令和の違いが出ていたんだと思います

昭和あるあるで

こんなにも変わってしまっているのかと

懐かしさもあるけど

結構驚きでもありました

テレビ制作の方では

コンプラにうるさい現代を風刺してましたね

今はなんでもうるさいので

テレビを作る側からすると

面白いものはやっぱり作りにくいのかもしれません

確かにわたしたちが見てた頃は

いいのかこれ?という

結構危ない番組が多かったような

テレビを作る側も難しくなってきてるんですよね

楽しめることがしにくい世の中なのかな

でも

そのいいのか?で

私たちは楽しませてもらってました

(ひょうきん族は今でも見たい番組です)

ヒンメルは

楽しいことが大事と言ってるし

楽しむなら

ちょっとはめを外すぐらいがいい的な

はめを外しても

仲間がいるし

その仲間が許してくれる

(ハイターは一週間に一回は役に立たないわけだし)

そして

発言することが許されてたことで

お互いの気持ちを言い合うことで

気持ちに行き違いがないように

言いたいことを言えてたように思います

その言葉の裏側も

お互いが分かり合えたら

もっと理解することができる

だからこそ

一緒に旅をする仲間でいられる

そういう関係があればいいんじゃないかと

ふてほどをちゃんと見てないので

解釈がおかしいかもしれませんが

私はそんなふうにちょっと思いました

フリーレンも一見感情がないように見えるけれど

ヒンメルのことを知ろうとして

だんだん人というものを理解していく

ヒンメルに出会ったことで

人を理解したいと思うようになったわけで

フリーレンは

そこで
人を知りたいと思って

ヒンメルの気持ちや
ハイターの気持ち
アイゼンの気持ちを知ることで

フェルンやシュタルクの気持ちもわかり

その二人と共に旅する中で

いろんな感情を知っていくことが描かれます

フリーレンは

IQの高い人たちに見られるような

空気読めない感があるような

そのときの現状把握ができるけど

感情に動かされないというか

その感情自体がよくわからないというか

自分の中にある感情をうまく表現できないだけかもしれない


脳科学者の中野信子さんは

頭が良すぎて

子供の頃によくいじめに遭ってたらしいけど

その場に合わないことをはっきり言ってしまうことが多かったそう

頭が良すぎて勉強ができるので

できない子の気持ちがわからなかったそう

だから
なんでできないの?と言ってしまってから

仲間はずれにされてしまったことがあったそうです

できる人にはできない人の気持ちはわからない

できる人はできて当たり前ですからね

自分の当たり前は

人にも当たり前だと思ってしまう

フリーレンの話し方もそうだけど

多分そういう設定だと思うのですが

あまり感情をこめて

怒ったり泣いたりすることがない

フリーレンもどこか冷めた感じがする

こういう感情を剥き出しにするって

もともと日本人はあまりしないし

感情を思い切り出す人たちが

なんだか苦手

だから

ちょっと日本人的

だけど

その奥底には

深い愛情がある

そういう意味でも

私はフリーレンもだけど

ヒンメルもサムライ的だなと思うんですよね


思いやることの大事さ

相手のことを考えるということ

これが

ヒンメルがやっていたことだし

それを

フリーレンは同じようにすることで

相手の気持ちがわかるようになっていくような

何が言いたいのか分かりにくくなりましたが

人には感情があって

その感情をわかりあうことで

信頼関係が深まっていくということ

そこに人と人の繋がりができて

その人がいなくなったとしても

その人がしていたのと同じようなことをしていくことで

その人の思いは残り

その人がもいなかったとしても

次の世界がいい世界になるように

そんな世界を作れるように

思いを繋いでいくこと

それを一人ひとりができるよねって

人には感情というものがあって

その感情を大事にして生きていく

感情とうまく付き合っていくこと

だったら

楽しい方がいいじゃないか!という

ヒンメルの言葉が聞こえてきますね

作者さんがそこまで思って書いてるかは分かりませんが

私には

たくさん考えさせてもらえる

奥が深い話になってます

人を知りたいという私の思いが

シンクロしている作品なので

まだまだ考え続けていく作品になりそうです




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