見出し画像

祇園祭 前祭会所飾り見学

2023年7月14日 山鉾町に会所飾りを見に行ってきました。

山鉾連合会のスケジュールを参考にして各山鉾の会所へ行ったのですが、スケジュール通りに運営している山鉾の方が少なかったです。スケジュールはあくまで参考と考えた方がよさそうです。
9時から見学可能と書いてあるのに10時でも準備中の山があったり、前日大行列だった長刀鉾は、10時の販売開始予定を大幅に繰り上げて8時半ごろから粽の販売開始したり、状況に合わせて柔軟に変更していらっしゃるようです。

保昌山(ほうしょうやま)
朝9時ですでに会所飾りの準備万端でした。
胴懸を見ていたら「お迎えの駐車場から2階にある御神体が見えますから、どうぞご覧ください」と親切な保存会の方に教えていただきました。

円山応挙の下絵「巨霊人に白鳳図」をベースにした左胴懸

函谷鉾(かんこほこ)
授与品は現金支払の山鉾が多い中、函谷鉾は各種Payに対応してました。
エコバックや再生品タンブラーなどの販売もあり、SDGsにも取り組んでいらっしゃるそうです。
タンブラーは軽くて、デザインもかわいかったです。Webでの販売品にはタンブラーは含まれていませんでした。函谷鉾に限らず、どの山鉾でも会所だけで販売されている授与品やグッズがたくさんありました。
朝9:30頃に見た時は一般搭乗拝観は行列がなく、スムーズに拝観できていました。

菊水鉾(きくすいほこ)
朝見に行った時は、午後からの会所運営のご準備中でした。
午後に通った時は、お茶席も一般搭乗拝観も大行列でした。浴衣姿でお茶席に並んでいる方が多くて、素敵でした。

山伏山(やまぶしやま)
会所の2階の御神体と1階の懸装品、どちらも美しくて見惚れます。

鶏鉾(にわとりほこ)
拝観券(500円)を購入して2階の会所飾りを見学させていただきました。
ベルギーのタペストリーは16世紀の作品だそうです。
鉾にも搭乗させていただきました。思っていたより高い位置にあり、床板はギシギシいうし、隙間から見える地面は遠くて、結構こわかったです。

女性も搭乗できるのは月鉾、菊水鉾、船鉾、函谷鉾、鶏鉾、岩戸山です。男性はこれらに加えて長刀鉾と放下鉾にも搭乗できます。搭乗するには山鉾によって異なり、拝観券の購入もしくは授与品の購入が必要です。概ね500円~1,000円くらいで搭乗できるので、おススメです。

綾傘鉾(あやがさほこ)


岩戸山(いわとやま)
末富の岩戸せんべい、即決で買っちゃいました。言うまでもなく美味しいです。
原材料は国内製造の小麦粉と砂糖、卵、ゴマ。シンプルでほっとする味です。

木賊山(とくさやま)
引越のサカイさんが御神体人形や山を運び入れていました。

太子山(たいしやま)
会所飾りの建物も、胴懸も、神棚もどれも美しかったです。
大混雑の四条通からは少し離れているので、ゆっくり静かに見学できました。

油天神山(あぶらてんじんやま)
山の近所の小学生が油天神山と芦刈山に関する手書きのリーフレットをくれました。授業の一環で山保存会の方々にインタビューしたそうです。歴史やクイズが書いてあって、勉強になるし、何よりかわいかったです。
こんなにかわいい山鉾マップを見たことないです。
六角通が六条通になってしまっているのはご愛敬。
学校から持ってきたリーフレットを通りかかった観光客に手渡しすることも授業の一部のようで、配布し終わったら他の山で同じようにリーフレットを配布しているクラスメートを先生と一緒にお迎えに行っていました。山鉾町の小学生はこういう勉強もしているんですね。

芦刈山(あしかりやま)

蟷螂山(とうろうやま)
会所売店の行列がかなり長かったです。かわいらしいカマキリの扇子は既に売り切れていたにも関わらず、大人気でした。
かまきりおみくじ、とってもかわいかったです。これは是非会所で現物をご覧ください。

郭巨山(かっきょやま)
山鉾で唯一、水引の代わりに「乳隠し」で装飾しています


放下鉾(ほうかほこ)

霰天神山(あられてんじんやま)
授与品の販売は舞妓さんが対応されています。
舞妓さんの写真撮影大歓迎とのことで、多くの人が写真を撮っていました。

霰天神山の火除けの御利益がある粽が大人気で、会所売店の行列が長かったです。

すぐ近くにある中華料理の”ぜぜかんぽっちり”の”しみだれ豚まん”の行列は尋常じゃなかったです。行列の長さを比べると、長刀鉾の粽といい勝負だったかも。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?