見出し画像

京都旅行 1月の京都


お正月の景色と美味しいもの

京都のお雑煮は白味噌で丸餅、金時人参、かしらいも などが入っていて、鰹節がふりかけてあります。

虎屋茶寮、加茂みたらし茶屋などでいただけますので機会があったら食べてみてください。
私はおすまし汁のお雑煮を食べ慣れていますが、京都の白味噌お雑煮はトロっと温かく、幸せになれます。

ホテルや百貨店などに飾ってある京都の鏡餅にも注目してみてください。
裏白というシダ植物、ゆずりは、大小のお餅、昆布、串柿、葉っぱつきの橙で飾ってあります。

串柿は文字通り、柿が串にさしてあり、八百屋さんで売られているのですが「これは食用ではありません」と注意書きがあります。
八百屋さんで売られているのに「食べられない」とは??初めて八百屋さんで見た時は何だか理解できませんでした。あくまでお飾り用に作られているから、食用ではないそうです。
串には10個の小さな干柿がさしてあるのですが、なぜ10個かというと
ニコニコ仲睦まじく=2個2個(なか)6つ(まじく)=10個だそうです。

12月21日 東寺の「終い弘法」で売られていました
大小さまざまなサイズ

鏡開きの時期は地域によって様々と思いますが、京都は1月4日とかなり早いです。
鏡餅をぜんざいで食べることによって歳神様のお力をいただき、豆(マメ)に暮らせるように願うとか。
寺社仏閣ではお供え餅のお下がりぜんざいの接待があることもあります。コロナ禍を経て飲食のイベントは減ってしまったので、京都観光中に遭遇できたらラッキーです。

門松も東京と全然違うので興味深いです。門松は円形ではなく四角です。
根っこ付きの若松をそのまま柱などに飾っているところも見かけます。

京都のお正月のお菓子は花びら餅
蜜漬けごぼうと白味噌餡をお餅で挟んであります。「ごぼうと餡子?」と思うかもしれませんが、美味しいので是非食べてみてください。

亀屋良長では通販もあります。
https://kameya-yoshinaga.com/c/brand/kameyayoshinaga/ky4_03801_01p

きれいに作ってくださった職人さんに申し訳ないですが、
好奇心が勝って花びら餅を開いてみました

京都高島屋では花びら餅をはじめ、様々なお正月の生菓子がありました。


初詣

観光エリアにある有名な神社をマップにしました。
説明欄には代表的なご利益を書いているので、初詣のご参考になると嬉しいです。

都七福神まいり

七福神信仰は京都が発祥だそうです。

めちゃくちゃ急げば一日で周れそうですが、じっくり見た方がいい寺社仏閣もあるので、何日かに分けてお参りした方がよさそうです。

京都五社巡り

東西南北と中央を守る平安神宮、八坂神社、松尾大社、城南宮、上賀茂神社の五社を巡って開運を祈願するそう。

松尾大社にあった京都五社めぐりのあんない

こちらも頑張れば一日で周れそうですが、せっかく有名な神社に行くのに急ぎ足で周るのはもったいないので、ゆっくり巡った方がよさそうです。
五か所満願すると、毎年デザインが変わる記念品がもらえます。

https://www.yasaka-jinja.or.jp/wp-content/themes/yasaka/pdf/gosyameguri.pdf


龍めぐり

2023年はうさぎ年で岡崎神社が大人気でした。
2024年は辰年。
辰・龍にまつわる寺社仏閣が人気になりそうです。

龍安寺、天龍寺など名前に龍の文字が入っているお寺もあります。
京都のお寺は「龍」の文字が最初にくる時はりょうと読み、二文字目にくる時はりゅうと読みます
龍安寺:りょうあんじ
天龍寺:てんりゅうじ

芸能神社で有名な車折神社の昇龍運気上昇御守りも人気が出そうです。

車折神社

京の冬の旅 特別公開

京都市観光協会が行う特別公開は夏と冬の年二回。
今回の第58回京の冬の旅は紫式部と源氏物語、干支の辰・龍にちなんだスポットとなっています。
今回の公開スポットの中では渉成園しょうせいえん園林堂おんりんどうと西本願寺の書院(要予約)を楽しみにしています。

1月1日~3日 皇服茶

六波羅蜜寺で無病息災を祈念をした皇服茶がふるまわれます。煎茶に昆布と梅が入っているので、カテキンとアミノ酸で風邪予防ができそうです。

1月3日 初能奉納

八坂神社で新年を寿ぐ能の奉納があります。
2024年は金剛流がご担当されます。
無料で能を見れるとってもありがたい機会です。

1月4日 蹴鞠初め

下鴨神社で蹴鞠があります。
当日に有料観覧席の販売もあるほど人気のイベントとなっています。

1月7日 白馬奏覧神事

上賀茂神社で神馬の牽馬の儀があり、七草がゆの接待(有料)もあります。
新年に白馬を見ることで穢れを払うことができるそうです。

1月8日~12日 十日ゑびす

祇園の恵美須神社で商売繁盛を願う十日ゑびす大祭が行われ、たくさんの人で賑わいます。

関東では11月の酉の市で熊手を買いますが、関西ではえべっさんで福笹などを買います。地域性の違いを観るのもおもしろいです。

1月14日 大的大会

三十三間堂で楊枝のお加持と大的大会が行われます。
京都駅から七条付近は和装で弓を持った人でとっても華やかになります。
混雑必至なので、この日に三十三間堂を通るバスでの移動は覚悟が必要。https://www.sanjusangendo.jp/yanagi/


タイトル画像は2023年1月の西本願寺です。
寺社仏閣にかけられる大きな絵馬やお正月飾りを見て周るのも楽しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?