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フランスからの旅6 車の不具合とサラゴサ

バルセロナ滞在を延ばしたのは、車の修理をする為だった。車の修理のお店は予約でいっぱいで、さらに部品の取り寄せも少し時間がかかるということで、週末をバルセロナでだらだら過ごし、月曜日の朝、チュースは車を修理のお店に持って行き、午後に、再度受け取りに行き、無事バルセロナから脱出したのだが、少し走り出してみると、変わらずに車はガタガタいう。
そして、判明したのが、まさかの部品取替えの間違い。右側を替えないといけなかったのに左側を替えられてしまったのだ。左側だって古いので替えて悪いということはないけど、緊急に替えなければならなかった右側が直ってないってどういうこと??修理のお店にすぐに戻って問い合わせたけど、部品の取り寄せは最速で24時間ということで、それプラス替えてもらう時間を合わせるとあと二日バルセロナに残留しなければならないというのは辛い。

なんの為に蒸し暑いバルセロナで、友だちに迷惑をかけつつ残留したのやら。とりあえず、車のエアコンは無事に直り、窓を開けなくてもドライブができるようになったので、高速を通ってチュースの家に帰ることにした。今までは、基本的に田舎道を通っていたので、窓を開けていてもよかったけど、いつ故障して立ち往生するかわからない車で、田舎道を走るより、いつでもレッカー車が到着できる高速道を走った方がスムーズだ。でも高速は窓を開けると排気ガスのにおいがひどいので、とりあえず、エアコンが直ったので、良しとして、車がアストゥリアスまで持つことを祈るのみ。

バルセロナから車を飛ばすこと約3時間ほどで、サラゴサに到着。なんせ、車の不具合が発覚して、バルセロナに戻ったりしていたので、出発したのは午後7時。サラゴサに到着したときはもう暗くなり始めていたので、市街のオートキャンプ場に泊まることにした。Googlemapのコメント通り、キャンプ場は広くて水場もあり無料だった!(でもトイレはなかった)

ちなみにこれがチュースの車で、寝床は2分でできるのがいいけど、少し長さが足りなくて、後ろのドアが完全に閉まらない。夏は寒くないからいいけど、蚊が入ってくるので、よくない。チリの私の車は、寝床を作るのに、7分くらいかかるけど、天井が少し高いので寝心地は良いし、ちゃんとドアが閉まるのは素晴らしい。

翌日、朝食を食べに、サラゴサの街に行ってみた。なんと路面電車がある!

まだお日様が昇ったばかりでその陰になった教会の塔群がとても素敵だった。

マーケットには地元の人たちがたくさん買い物に来ていて、にぎやかだった。スペインのマーケットは、たいてい天井が高く、

肉屋が多い。そして生ハム屋?には大抵色々なチーズも並んでいて、解説付き試食セットがあればいいのにって思う。

八百屋はこぎれいだけど、お得感がないので、さまざまな新鮮野菜がすごいボリュームで並んでいるチリの方がいい。

ちなみにサラゴサはスペインの人口が多い都市の第四位。朝の街は掃除が行き届いていて、お行儀のよい街という印象を受けた。セントロに近づくと川岸にある、この街のランドマークの聖堂が見え、観光客の誰もが心を奪われる(と私は思う)荘厳だけどおとぎ話風で、とても好感のもてる建築物なのだ。中に入りたかったけど、相変わらずケチな私たちは9ユーロ(でも二人で18ユーロ)と時間を節約し、「いつかちゃんと来たい街リスト」に入れてこの素敵な街を後にした。

でも川の藻が美しくなかった





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