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貧血に役立つ改善知識

こんにちは、秋元信博です。
@kumagaya_sports

今回のテーマは「貧血に役立つ改善知識」です。

貧血で悩む方(特に女性の方)で、具体的な改善策として『レバーを食べろ』とか『ほうれん草が良い』とか…そんな話を聞いたことがある人も多いと思います。

しかし、貧血の原因は「鉄分が不足している」だけではないんですね。

こちらの記事では、貧血症状に必要な栄養のお話しや、逆に貧血症状に害悪な栄養のお話しまで、様々な観点から考察していきます。

実践しやすい内容を分かりやすく解説しますので、貧血で悩む方のお役に立てれば幸いです。

1.はじめに

実は貧血は全世界で最も多い血液疾患の一つであり、特に20〜40代の女性に多く見られます。

貧血によって起こる症状には、倦怠感やめまい、頭痛、息切れ、肌の色が蒼白になる…などがあり、生活に支障をきたすこともありますが、正しい知識と対策を行うことで貧血を改善することができます。

また、簡単な貧血チェックとして…

◆目の下の色(あっかんべーの形)
 →青白くなっていないか??

◆舌や口腔内の粘膜の色
 →薄いピンク色になっていないか??

◆爪をつまんだ時の色
 →つまんで指を離した時に白く残っていないか??

などのチェック方法があります。
(正確な診断ではないので、一概には言えませんが)

気になる方はチェックしてみて、あまり症状が思わしくないようでしたら医療機関へ受診することをお勧めします。

2.そもそも貧血って⁇

貧血は、主に血液中に含まれる赤血球の数やヘモグロビン(赤血球中に含まれる酸素を運搬するたんぱく質)の量が不足することで起こります。

赤血球は酸素を肺から全身に運搬し、体の細胞に必要な酸素や栄養素を届ける重要な役割を持っていますが、貧血になる原因は栄養不足・鉄欠乏性貧血・過剰な出血・慢性疾患…など、さまざまなものが考えられます。

貧血になりやすい年齢層や特徴は、以下の通りです。

【女性】
女性は生理や妊娠、出産によって鉄分が不足するため、貧血になりやすい傾向があります。
特に生理による貧血は若い女性(20~40代)に多く見られます。
また、女性は男性に比べて食事制限をしているケースが多く、食事から十分な鉄分を摂取できないことが原因になることもあります。

【子供・思春期の成長期】
赤血球の量が増える成長期には、鉄分が必要不可欠です。
成長期の子供や思春期の若者は貧血になりやすく、特に成長期の女子においては生理による貧血と合わせて、貧血のリスクが高まります。

【老年期】
年齢を重ねると鉄分・ビタミンB12・葉酸…など、貧血に関係する栄養素の吸収が悪くなるため、貧血になりやすくなります。
また、高齢の方は病気や薬の副作用によって貧血になることもあります。

【スポーツ選手や過度なダイエットを行う人】
スポーツ選手や過度なダイエットを行う人は栄養素が不足することが多いため、貧血になることがあります。
特に、女性のアスリートや過度なダイエットを行う人は、貧血になるリスクが高くなります。

これらの特徴を踏まえると、若い女性や子供、高齢者、スポーツ選手や過度なダイエットを行う人は、貧血になりやすいことがわかります。そのため、これらの人たちは、特に貧血に注意し、必要に応じて適切な対策を取ることが重要です。

また、貧血の原因は赤血球やヘモグロビンが不足する場合のほかにもいくつかあります。

例えば、ストレス・睡眠不足・運動不足・喫煙・腎臓病・肝臓病・胃や腸の疾患による吸収障害…など、一見貧血とは関係なさそうでも原因となることがあります。

以上のように貧血の原因は多岐に渡りますが、もし貧血の疑いがある場合は、病院で診察を受けて正しい治療法を受けることが重要です。

3.間違った対策

冒頭にもお伝えしたように、昔から貧血対策として、鉄分を多く含むレバーやほうれん草を食べることや、サプリメントなどで鉄分を補うことが推奨されてきました。

レバーとほうれん草

しかし、これらが必ずしも最適な対策になるとは言えません。

その理由は…
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