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37歳のわたし、ありがとう!ー誕生日前夜に思うことー

1年前の今日とは、全く違う景色が目の前に広がっている。

昨年の9月18日。36歳最後の日の私は、メニエール病の症状に苦しみながら台風が過ぎ去るのを待っていた。

「台風14号よ、、、お願いだから被害を最小限に、早く過ぎ去ってくれ。そんな祈る気持ちで過ごす誕生日前夜。そんなこんなで37歳のはじまりは、軽やかに、前向きに、何かを大きく変えて人生の舵を切るような節目とはいかないようだ。」

36歳最後の日におもうこと。

そんな自分が1年後、すっかり心もカラダも整って、まさかスリランカのアーユルヴェーダホテルで仕事をしている未来なんて、あの日には全く想像もしていなかった。

2022年。


2022年。今見返すと全身とにかく浮腫んでて、肌も荒れてる。
顔もパンパン、笑ってるけど笑ってないような印象。

2023年。

スリランカで迎えた37歳最終日。
約10kg痩せて体脂肪もグッと下がったので、印象だいぶ違う!
スッピンに日焼け止め塗って、軽くリップ塗っただけ。ノー加工。

アーユルヴェーダでは、心やカラダが生き生きとしたエネルギーで満ち溢れていることや人のことを「オージャスに溢れている」と表現する。

「オージャス」は、活力素とも呼ばれ、生命エネルギーでもあり、顕微鏡では見えないサイズの物質でもあると言われていて、キラキラしてる!って言葉を最近では使われることも多いけど、オーラとか、その人から滲み出るgood vibesみたいなこと。

1年前と比べると写真から滲みでるオージャスの差は歴然だと思う。

これまで私は誕生日を"言い訳"にして、人生の節目のデザインをしてきた。

34歳、父の余命宣告を受けて生き方を変えた。
35歳、CRAZYから独立して働き方と在り方を変えた。
36歳、逗子に家を買い、移住して暮らし方を変えた。
37歳、自分のカラダと徹底的に向き合うと決めて立ち止まった。

37歳は、カラダの不調をきっかけに集中デトックスすることを決めて、業務委託で受けていた仕事も2022年いっぱいで全て一区切りさせて、立ち止まった。そして旅に出た。そのおかげで私は今ここにいる。
だから37歳のわたしの決断に全力で拍手を送りたい。ありがとう!!えらい!!

38歳のわたしも、きっと。

最近、周りにいる人が、私がどんな人かをうまく言語化してくれる。それを聞くたびに、「なるほどなー!」と新しい発見と共に、「そうそう、そうなんよ!」と合点がいったりする。

この前、仲のいい友達から、

「あきなちゃんは、華やかさと、庶民さと、ヲタクさのバランスが絶妙。」


と言われて、どないやねん!とツッコミつつ、実は嬉しかった。

色んな人と会ったり、話したりするたびに感じるのだけど、一つの考え方を極めすぎて、偏った人にはなりたくないなーと常々思っている。

なんでも行きすぎると、固執したり、執着したり、それが絶対だと思い込んで、無意識に周りに正しさを押し付けるようになっていくから。(そういう人結構いるんだよね。)

でも表面的な会話で、なぞるようなコミュニケーションは嫌。深すぎず、浅すぎず、ちょうどいいところをちゃんと押さえてたい。

だから華やかでオシャレ世界も、ナチュラルで優しい世界も、ヲタクでディープな世界も、全部を跨いでてちょうどいい。ジャンルレスに色んな話ができて楽しい!ギャップがあって面白い!!そんな人でありたいし、いろんなセカイに生きる人と手がつなげる、絶妙なバランスの感性とキャラを持っていたいと思う。

この前オンラインサロンメンバーの個人カウンセリングをしていた時には、

「あきなさんって興味があること、少し触れたものを自分の中に取り込む力と、それを自分の人生の一部にするスピードがすごいですよね。」

と言われた。

確かに私は何か一つを極めるよりも、雑食的に自分のアンテナにひっかったことを、自ら見て、感じて、経験して、それを自分の人生の肥やしにしていくのがめちゃくちゃ得意。

さっきの「絶妙なバランス」とも通じるけど、昔から服のスタイルも、ロリ系以外はほぼオールジャンル通ってきた。自分に似合う、似合わないは経験によって知っている。恋愛も国籍も年齢も様々な人と付き合ったから色んな違いを受け入れることもできる。政治もエンタメも、今の流行やライフスタイル系のオススメブランドも、旅の話もどんなジャンルも抵抗なく話せるし、日々の情報キャッチアップは網羅的に広くかつめちゃくちゃ速い。

友達からよく「あんたのアンテナの立ち方モンスターレベルやな!」と言われるけど、小さい頃から食わず嫌いはしたくないタイプだった。なんでもやってみてから判断したいし、対人関係においても完全にその人の気持ちを理解することはできなくても、ちょっとでも便図の重なりがあればきっと共感はできるじゃないかと思って、共通点を探して会話するようにしている。物事を一つの側面から見るんじゃなくて多面的に見て、時に立ち位置を変えて、捉え方を変えて語れる人でありたい、そんなふうに思って生きてきた。

だから私の現在の人間性やセンスは、紛れもなくそうした雑食の人生から培ってきたものだと思う。

それに「少し触れたものを自分の中に取り込む力」は、20代から振り返りを習慣にして、常に自分と自分の人生をメタ認知してきたことが大きい。自分を知っているから、色んなことを取り込みながら常に自分で実験ができる。30歳をすぎてからそのスピードはさらに速くなったことを実感しているし、その感度(質)は35歳を過ぎてから一気に高まっていると思う。

人生に訪れる点を、自ら線で繋げていく。出来事というのは、運命っていうのは、天職や使命への導きっていうのは、勝手に繋がっていくものじゃなくて、自ら意思を持って繋いでいくものだと思ってる。

アンテナは常に立っている。だから38歳の私もきっと、琴線に触れたものは素早く人生に取り入れて、それを咀嚼して、「わたしの人生」の一部として語れるストーリーを自分で増やしていくのだ。

媒介することで、本質がより深まり、伝わるように。

媒介したわたしが、メッセンジャーとして届けていく。

「あなたは、あらゆる経験を自分の中で統合して、それを昇華させて、自分の言葉で語れる。」そういう人は稀有だよ、と言ってもらった。

私の中で38歳に向けたキーワードは、「統合」「触媒・媒介」「メッセンジャー」。

触媒を意味する、catalyst(カタリスト)を調べると、人材育成や、金融・経済・証券用語でも使われるらしく、こう書いてあった。

人の行動や意識の向上を促進したり、周りの人の良い刺激となるような人材のこと。直訳すると「化学反応を引き起こすための触媒」。

例えば、自分の人生に取り入れ始めている「アーユルヴェーダ」一つとっても、私は先生でもなければセラピストでもない。知識がある人、経験がある人は他にもたくさんいる。でも3月に初めてスリランカでアーユルヴェーダに触れて、その5ヶ月後にはスリランカのホテルで、医療としてのアーユルヴェーダに直近で触れながら、そこで変化していく人や症状や可能性をこの目で見ている。知識だけではないリアルが日々自分に蓄積されている。だから私だからこその角度から光をあてることで、今の時代に必要な在り方や、本質をもっと軽やかに絶妙なバランスで伝えていける気がしている。

色んなジャンル、ブランド、サービス、カルチャー、土地や地域。私が触媒することで化学反応を起こして、誰かの刺激になったり行動や意識の背中を押せるように。私を媒介するからこそ共感してもらえることや人が増えて、広がっていくように。

38歳は、これまで占星術で見てもらったり、シャーマン的な人に合うたびに言われてきた「メッセンジャー」としての使命を発揮していく時だなと思うので、ますます一つのところにとどまらず、色んなところに触媒して、統合して、アウトプットする1年にしていこうとおもう。

37歳の私、ほんとうにありがとう!

誕生日前夜のわたしから、未来のわたしへ。

2023.9.18


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