もうアラフィフだから閉経間近なのだとは思うけれど、あんなに長いこと悩まされていた生理がふと、こなくなってしまった。

若いころはそれはそれは重かった。定期的にきやがったし、くると典型的な重い生理といった感じでお腹は痛いわ大量に出るわだるいわ眠いわ鬱っぽくなるわでひと月に１週間はたっぷりと生理に苦しめられてきたものだ。

出産して子育てするようになって、生理がなかった時期の快適さを知り、更に子育ての大変さを鑑みてピルを飲むようになり、しまいにはミレーナを入れることにした。それで生理の症状がだいぶ軽くなりはしたもののそれでもぽつぽつとそれなりにきていた生理。

それが４０台の半ばを過ぎたあたりでふつっと便りが途絶えがちになった。
自分の生き物としての役割はこれで終わっていくのかな。という感慨があった。

じきにこないことが当たり前になった。たまに出血っぽいのがあり、あれ？くるのかな・・・？と思うとそれで終わってしまったりして、なかなか生理らしい生理がこなくなって久しい。

と思っていたら昨日から、何年かぶりにしっかりした生理がきた。
ずーんとお腹が重く、走る鈍痛。ちょっとむくんだような顔の感じ。だるさと眠気。そうそうこれだよこれ・・・この感じ。これでこそ生理。懐かしさと共に甦る愛しさと煩わしさのワンセット。

ひょっとしてわたしはまだ卵を生めたのかな。本当に全部終わってしまう前にわたしの身体がわたしに生理のこと忘れないでねってくれたチャンスなのかな。それにしても若いころの自分はひと月に一週間、よくこれより重い症状で学業や仕事を頑張ってきたな・・・。

そんなことを思いながらこの文章を書いている。