あきのあまね

東京で結婚して子育てをスタートしましたがその後転妻で日本のあちこちを転々としてきました…

あきのあまね

東京で結婚して子育てをスタートしましたがその後転妻で日本のあちこちを転々としてきました。今はとある海と山がある地方都市在住。アラフィフです。

最近の記事

リメンバー生理

もうアラフィフだから閉経間近なのだとは思うけれど、あんなに長いこと悩まされていた生理がふと、こなくなってしまった。 若いころはそれはそれは重かった。定期的にきやがったし、くると典型的な重い生理といった感じでお腹は痛いわ大量に出るわだるいわ眠いわ鬱っぽくなるわでひと月に1週間はたっぷりと生理に苦しめられてきたものだ。 出産して子育てするようになって、生理がなかった時期の快適さを知り、更に子育ての大変さを鑑みてピルを飲むようになり、しまいにはミレーナを入れることにした。それで

    • ファンタジーだとわかっていても

      美容院に行くと、髪を切るときに退屈じゃないように美容師さんが雑誌を持ってきてくれる。わたしに持ってきてくれるのはだいたいがアラサー~アラフィフ向けの女性誌で、ファッションとライフスタイル系が多い。 チョキチョキしてもらいながらそれをぱらぱら見てると、仕事も家庭も頑張ってる子持ちのフルタイムワーキングマザー設定に扮したモデルさんやリアルでフルタイムワーキングマザーの読モさんがこれでもかと出てくる。仕事の通勤ファッションはこんな感じのスタイル、クライアントの打ち合わせはこんな感

      • サバイバー

        物心がついてから長いこと、生きづらくて仕方なかった。10代の終わりから30代にかけてはずっと鬱々としていてしぬことばかり考えていたし、実際に薬を飲みすぎて病院に運ばれたこともあった。 育ってきた家庭環境は金銭的にはそれなりに恵まれていたものの、仕事が忙しく休日しか家にいない父親はアスペルガー、専業主婦だった母親は過干渉、戦時中に全盲になった厳しい祖母が同居、しかも近くに堅苦しい価値観を振りかざした年寄りの親せきが何人も住んでいるという最悪の環境。幸いなことに大学時代に実家を離

        リメンバー生理

          時間の密度

          全国あちこち転々としていると、時間の密度が高くて仕方ない。1年前が3年前みたいな感じ。 数年ごとに知らない土地から知らない新しい土地に移り住んできた。やどかりみたいに、殻から殻にお引越しするだけなららくちんでよいのだけど、子持ちの引越しとなるとそうもいかない。あふれくるこまごまとした荷物と段ボール段ボール段ボール・・・まだ開けてない段ボールがあるのに次のお引越し。ちょっと長めの旅芸人みたいな生活だなとよく思った。 そして日本といえども世間は広い。ちょっと地方を移るだけで、