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リーダーのみなさん「おはなし泥棒」していませんか?

▼このnoteの音声ver.はこちら。前半はかすやの脱毛の話。

「おはなし泥棒」していませんか?

今日は「おはなし泥棒」というテーマでお話できればなと思っていまして。
 
まずは「おはなし泥棒」って何?って話をしましょうね。
 
僕らの会社では今月は面談の月なんですが、面談は3か月に1回必ずスタッフ全員とやることになってます。出席者は各部署の管理者とスタッフと僕です。
 
去年、人事制度を大幅に改定して、その一環として面談があります。
スタッフそれぞれのやりたいことをどう実現できるかみたいなところがうちの会社の根底にはあるので、会社や各部署が目指しているところを示しつつ、振り返りのシートをつくって個人の想いを社会・地域、自社、個人という3つに分けて書いてもらっています。このシートには状態グラフというのがあって、毎週の状態を晴れ、曇り、雨でつけてもらっているんです。これには基準がある訳ではなくて、完全に個人の主観に任せています。
 
で、訪問看護の管理者の黒沢という所長がいるんですが、こんな言い方は失礼だと思いますが、面談のスキル、コミュニケーションスキルが回を重ねるごとに上がってきました。面談はじめてから1年以上経過していて、回数的には1人につき4,5回はやっていると思います。回を重ねるごとに本当に上手だなあっていうふうに感じています。
 
ここで今日の話題の「おはなし泥棒」が登場します。
「おはなし泥棒」って何?って話ですが、例えば、誰かが「昨日、私こういうことがあったんですよ」っていう話があったとしましょう。
 
僕はだいたい「なになに〜?」「いいねいいね!」「そうなんだぁ」って話をするんですが、おはなし泥棒をする人は、「私も前に同じことをやってね、こうだったのよ」って自分の話に持っていく人のことを呼んでいます。
 
こういう人って結構いるんですよね。普段の友人との会話だったら問題ないのかなって思うんですけど、会社の面談とかで上司が部下にやってしまうとスタッフとしてはあんまりいい気がしないんだろうなって僕は思っています。
 
黒沢さんの看護の技術や知識、経験っていうのはやっぱりずば抜けていて、看護の話になると彼の知識や経験値だったりとかは本当に大きいものがあるんです。その話を聞くことはスタッフにとっても、とてもためになると思うんですけれど、面談とかで看護の知識や技術の話をした時に、黒沢さんの経験に基づいた話をはじめてしまうと、何も言えなくなってしまうんですよね。実際に、面談でこういうことが多かったんです。でも、ここ最近は、聴くことや認めることが出来てきて、会話のキャッチボールがいい感じに出来るようになってきたと、今回の面談ですごく感じています。

▼黒沢さんゲスト回のawaiFM

 おはなし泥棒の話に戻ると、管理者や上司にはあんまりやってほしくないことなんです。組織やチームのリーダーやマネージャーは特に意識してやらないようにした方が良いんじゃないかというのが僕の意見です。
 
気持ちはわかるんですよ。話をしたくなっちゃうんですよね。共通の話題が出ると嬉しくなっちゃうから。面談の場では、そこをグッと堪えてですね、まずは相手の話を聞いてみるというか、受け容れる姿勢がとても大事だと思います。
 
で、プライベートでのおはなし泥棒はそんなに気にすることはないかなと思うんですが、SNSでも多いなぁとは思っています。TwitterとかFacebookでコメントをくださる方が多くいて、まず前提としてコメントいただきたいから、コメントくれてありがとうございますと伝えておきます。
 
コメントの中でもおはなし泥棒が結構いるんですよね。投稿の文脈と全く違う、その人の領域に話を持っていく方が。SNSってそういうもんだと思っているので基本的には気にしないのですが、経営者やマネージャーのようなポジションにいる人がおはなし泥棒をしている印象があります。
 
そうなると、自分の会社でもそういうコミュニケーションをとっているのかなって心配になります。余計な心配かもしれませんが、、、。
 
自分の昔を見てみると、おはなし泥棒しまくっていたなぁって反省します。全く悪気がなくやっちゃうんですよね。それがスタッフにとってはマウント取られているような感じがしてしまい、僕はその後に痛み目をみるんです。
 
ということで、今日はこの辺にしておきますね。
では、またー。



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