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"はたらく"と"ポケモン"の関連性は強い

仕事の経験というのは日々の業務の中で積まれていく。
経験の中でスキルが上がり、役職が上がり、給料が上がる。
働く上で当たり前のように思うが、最近とてもこれを実感していて、その実感がポケモンが育つことに似ていると気が付いた。

キャタピーで例えてみる。

最初野生で捕まえられるキャタピーのレベルは4とかだ。
捕まえたキャタピーと共に草むらを歩いて、野生のポケモンやトレーナーと戦って勝つと、経験値がもらえる。
経験値は相手のポケモンのレベルが高ければ高いほどたくさんもらえる。
初めは弱いキャタピーでは勝てないので、キャタピーは相手に攻撃される前に、レベル5のゼニガメに入れ替えることもある。
少しでも相手の前に顔を出したキャタピーは、戦っていなくても少し経験値がもらえる。
そして、ある程度レベルが上がったところでジムに挑戦する。
各エリアのジムでは、ポケモンのタイプは一律だ。
例えば、くさタイプのジムだとくさタイプのポケモンだけを持ったトレーナーやジムリーダーと戦うことになる。
そこで活躍できるのが、くさタイプに効果ばつぐんの攻撃ができる、むしタイプのキャタピーだ。
キャタピーはそのジムで大活躍し、経験値を積んでどんどんレベルアップする。
そして、新しい技をどんどん覚え、トランセルに変身する。
技は4つ以上は覚えられないので、新しい技を覚えたいときは技を一つ忘れさせる必要がある。
たくさんバトルして経験値を上げ、新しい技を覚え、進化していく。

これを、仕事に置き換えて考えてみる。
新入社員で働き始めた時は右も左も分からない、レベル4みたいなもので、レベル50とかの上司やお客様に、けちょんけちょんにやられる。
お客様(ポケモンのゲームではトレーナーである)との打ち合わせには、顔だけ出してとにかく議事録を取りまくる。
発言や重要な業務(ポケモンのゲームでは攻撃である)は上司がしてくれて、簡単な作業だけが降ってくる。
色々な経験を積む内に、スキル(ポケモンのゲームでいうである)が身についていく。
人間にはキャパがあるので、身についたスキルもあれば手放さざるを得ないスキル(若手のうちにはある新しい視点など)もある。
そうやってスキルを身につけていく内に、昇格し、役職が上がる。
最初レベル4の新入社員がレベル50の上司に勝てるはずはない。
しかし、レベル10ぐらいの上司であればすぐに追いつけるかもしれない。(同じくさタイプであれば)
タイプが違えば戦える相手(降ってくる仕事)は違う。

私の子供の頃はポケモン金銀が流行っていて、夏休みは従兄弟や兄達と一日中ゲームボーイと向き合っていた。
とにかくポケモンを育ててジムリーダーを倒していくのが楽しかった。
大人になって働くようになってからは、自分が何タイプの人間で、今レベルがどのくらいで、今の自分はどのトレーナーとだったら戦って勝てるか、またはあえて挑戦して負けてもいいから経験値を上げるのか、自分自身で全部考えなければならなくなった。
ゲームじゃなく現実世界で。
上司に追いつこうとか、お客様によく思ってもらおうと思って頑張り過ぎたらキャパを超えて体調を崩すこともある。
やっぱり技は4つまでなんやと思い知らされたりする。

ポケモンが楽しかったのは、どこかで現実世界もこうだろうと思っていたからなのかな。

私は今、現実世界で進化するために経験値を積みながら、ポケモンホワイト2とポケモンGOでキャタピーを育てている。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

#ポケモン
#働く
#スキルアップ
#エッセイ

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