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AIトレードシステムのカモになるな

こんにちは、堀北晃生です。

会員様より素晴らしいご質問を頂きましたのでシェアさせて頂きます。

Q:
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初心者で、恐縮ですが、指値の入れ方も実はあまりわかりません。

ザラ場時間は、仕事をしているため全て自動注文で発注しています。

昼休みに一度スマホを見れますが、それ以外は基本的にいじれません。

例えば明日、確実に値下がりするであろう銘柄を、空売りしたいときは、成り行きがいいのでしょうか?

指値を入れておいても、それより低い価格でより寄り付きそうな気がしています。
でもそれがいくらなのか見当もつきません。
8時50分ぐらいに板を見ても、いくらで入れていいのかが分かりません。

そして日計りの場合、確実に15時に手仕舞いしたいので、引成か、不成がいいのでしょうか?

夜になってから、15分足を見ると15時にガタンと値下がりしているものが多い気がしますので、そこで買戻ができたらと思っていますが、どう入れたらいいのでしょうか?
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A:

まず指値注文とは、価格を指定してその条件がマッチしたら注文をするというものです。

例えば現在の株価が1,000円だとします。

これに対して、明日寄り付きで空売りをしたいとします。

しかし、寄り付き価格がいくらからスタートするかは、さすがに誰もわかりませんよね。

このような場合、

1,今すぐ空売りをしたい

2,条件に達したら空売りしたい

というやり方があります。

ご質問では、朝の寄り付き価格が決まる前に、成行注文したほうがいいのかということでしたが、できればこれも指値で注文してください。

1,000円の株価に対して、成行注文してもいいのですが、できれば価格を下の方にして指値注文を入れます。

(例)
現在株価 1,000円
指値注文 900円

このように注文をすると、現在の価格の中で一番有利な条件の価格から
約定していきます。

しかし、寄り付きが850円でスタートした場合は、約定されないこととなります。

そのため、どうしてもすぐに空売りしたい場合は、ストップ安の価格で指値注文してみてください。

そうすると寄り付いた瞬間に約定されます。

成行注文は、表示価格よりも不利な条件で約定することもありますし、手数料も高い証券会社もあるためオススメしません。

また15時に手放したい時は、引け成りを利用するのはありです。

引成とは、最後の価格が決まった時に、売却の注文をして手放す時に使います。

ただし、ここも売りと買いの株数がマッチした時に約定するものであって、すべての株が合致するわけではないということです。

一日から売りの場合は、寄り付き後30分前後と、15時の引け前に株価が動くことがあります。

そういったことを見越して、指値注文を入れておくと安心して見ることができます。

必ず理想通りの株価で約定するという保証はありませんが、こういった形で
指値を組み合わせることは普段仕事をしている人には便利な注文方法と言えます。

追伸:
成り行きは絶対ダメ。
これだけ覚えておいてください。

AIトレードシステムのカモになるだけです。

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投資コンサルタント堀北晃生(ほりきたあきお)。群集心理学と金融工学を組み合わせた独自の投資メソッド「堀北式株価デトックス理論」の考案者。作家、コミュニティ、通信講座を通じて次世代の投資家を増やして社会貢献を目指す活動を行っています。