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【読書】原作)上遠野浩平・漫画)カラスマタスク・原案)荒木飛呂彦/ジョジョの奇妙な冒険 クレイジー・D(ダイヤモンド)の悪霊的失恋

元々はご本人以外のジョジョの漫画を読んで意外と違和感なかったのでコミックス化を機に読み直していました。そして小説版が発売されているのでどれどれ、と手に取り読み始めました。ということで今回は小説だけでなくコミックスとのダブルスになります。


作者は?

作者は上遠野浩平氏です。彼はジョジョ関係でははすでにスピンオフ小説を一本以前に書かれています。
第5部でジョルノ達と別れた後のフーゴの活躍を描いた「恥知らずのパープルヘイズ」という作品です。結構前にこれは読んだことがあって、その頃にはいくつか出版されていた小説版ジョジョを読み始めていたのですが、意外とそれぞれジョジョの世界が楽しめると味をしめた頃でした。


読後の感想

漫画は凄く原作に忠実に再現されているということがわかりました。カラスマタスク氏の画力はなかなか素晴らしいと思っていたのですが、この原作とコミックスを読むと実に脳内の再現がうまく表現されているので納得・感動しました。

今回読んだ小説版。
コミックスと違いモノクロ表紙がカッコよくて
つい買ってしまいました(^^;;

登場人物

第3部と第4部の間を埋める物語ということで両方にキャラクターが出てきます。嬉しかったのは少し吉良(とは言っていないけど)に触れていたり、警官の祖父の活躍や生き様を生きいきと描いていること。

表紙に出ている仗助とホル・ホースがメインですが、本作のオリジナルキャラクターとして花京院典明の従妹である花京院涼子が登場します。でも彼女には花京院典明と違ってこれといった攻撃能力のあるスタンドはありません。

ホルホースが来日するきっかけとなるオインゴボインゴの弟ボインゴのぐずぐずなかんじがコミックスではよく描かれてますね。小説では久しぶりのダービー兄弟のシーンはDIOとのゾクゾクするやりとりをおもいだしました。

コミックス第1巻。仗助とホルホースの組み合わせ、
違和感あるけどいい感じです

誰と戦うのか?

すでに死んでしまったDIOではなく、吉良でもなければ誰が敵なのか。気になるところです。それは今回はたまたま力を持った奴が操るペットショップとペットサウンズというスタンド。

このネーミングはジョジョファン=洋楽がわかるはず、ですよね?
ペットショップはペットショップボーイズですが、ペットサウンズはビーチボーイズのアルバムからですよね。ペットつながりでうまいこと持ってきたものです。

コミックス第2巻。
これは発売された時売り切れの店が多くて
入手にちょい苦労しました。
花京院先輩がもう少し花京院に似せていてもよかったかなぁ?
第3巻。後ろのDIO様のシルエットが最高にカッコ良い!

未読の方はコミックスでも小説でもどちらでもおススメします。コミックスは荒木飛呂彦せんせーしか認めない!という方は小説を、いやいや小説なんて、という方はコミックスを、ファンならどちらでも、いや是非両方を読んでくださいな。少しでもジョジョの世界が広がるので楽しめますよ。

これを読んでボインゴの持つ本が私も欲しくなりました。読むのが少し怖いかもしれませんが(^^)

おすすめ度:★★★☆(3.5。荒木せんせーがもっとイラストとか絡んでくれていたら4以上確実なんですが!)

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