ひとり勝ちしない

こんにちは 昨晩は暴風が吹き荒れ、自然の恐ろしさを実感しました。気候変動の影響は、年々激しさを増していきますね。

宝くじに当たりました!

こんなニュースがあると、うらやましいと思いませんか?
何の関わりもない他人の話でも、良かったね、と思うと同時に少し妬ましい気持ちも生まれる。少なくとも私は。妬み、嫉み、恨みは、誰の心の奥底にもあるようで、戒めの言葉もいろいろある。
そんなことを気に掛けるようになってから「ひとり勝ちしない」と思うようになった。
自分だけ儲けるとか、自分だけ得をするとか、を考えず、儲けや得は周りの人たちと分かち合おう、と。まぁ、ひとり勝ちしちゃうこともあるけど、そんな時は、社会に恩返ししよう、と思うようにしたわけだ。 

分かち合う

例えば、仕入れ原価100円、販売促進委託料50円、社内経費50円としよう。その品物(あるいはサービス)が、販売促進してくれる人のお陰で、300円で売れると100円儲かる、という構造があるとしよう。
仮に、その品物は500円でも買う人がいる(顧客満足が得られる)としたら、いくらで売ればいいのだろうか? 
500円で売れば儲けが大きい。けど、敢えて400円で売って顧客満足を高める。“浮利を追わず”に300円で売る・・・。と様々で、正解なんてない。

“一人勝ちしない”なら、顧客だけでなく、仕入先や販売促進会社、そして自社のメンバーなどの事も考えることになる(流行り言葉なら全てのステイクホルダーの事を考える、か)。ともかく、相手の言い値で仕入れようか、販売促進会社への手数料を増やそうか、営業員への差し入れしようか、社員の給料が上がるようにしようか等々、を考えるようになる。
儲けを分かち合う仕組みをつくれば、全ての関係者が、そのビジネスを支えてくれる。まぁ、“三方良し”と言うのか、“お福分け”とでもいうのか。横文字ならば“フェアトレード”か。“サプライチェーンの強化”かも知れないが、ともかく目新しいものでも何でもない。
関わる人たちに嫉妬心が芽生えぬように実りを分かち合い、一人でも足を引っ張る人を減らして仲間や支援者を増やすだけのこと。自己防衛策の一つに過ぎない。

私の場合は”ひとり勝ちしない”がピンときた。どんな言葉でもいいけど、自己統制し易い言葉を見つけておくと、スマートだと思う。

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