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アリとキリギリス


「アリとキリギリス」


ほとんどの方が内容を知っていると思います。

簡単に言ってしまえば、

働き者のアリと怠け者のキリギリスの話です。


大体、「アリさんのようにコツコツとがんばりましょうね~」

という感想を持って読み終えるものでしょう。

まあ確かに、間違ってない。

アリの方がいい奴として描かれていますし、

基本的にはそういう目的で作られた物語でしょうから。



しかし!

みんながみんなアリだったらつまらないですよね。

だって、キリギリスみたいなのがいるからアリが引き立つ。

アリだけだったら物語にもならない、きっと。


人間界も、

上手い事できているのではないでしょうか、「アリ」と「キリギリス」の

バランスが。

アリのような人もいる、キリギリスのような人もいる。

それで世界はスムーズに回っているんじゃないかなぁ。



もっと言うと、

ひとりの人間の中にも「アリ」と「キリギリス」の両方が

存在しているのではとも思います。

少なくとも自分はそうだなと。


いい所どりして、

「やる時はやるよ!!」

ってくらいのテンションで生きていこうかな。

口だけではダメですけれど...



最後に。


一般的に”いい奴”・”がんばり屋”と捉えられているアリさんですが、

飢えて困り果てているキリギリスに、

一切手を貸さないという非情さも持ち合わせています。


う~ん。

いい奴の定義って何だ?

考えさせられます。



では。

日々の隙間をそっと埋められるような、詩を伝えていきたいと思います。その中に、ひとつでも皆さんの心に残る言葉があればうれしいです。