見出し画像

金融教育を受けた方が金融トラブルに巻き込まれる?

2024年から始まる、新NISA制度の全貌がだんだんと明らかになってきて、金融機関も口座獲得のキャンペーンを行ったり、投資の記事が増えてきたり、投資セミナーも活発化してきています。投資セミナーは専門家などから貴重な知識を学ぶことができます。
しかし、中には、怪しい投資セミナーも紛れている可能性もあるので注意が必要です。

このような動きに伴い、金融教育の必要性も声高に叫ばれています。
現在は、高校生の授業で金融教育を学ぶようになっています。

2022年の金融リテラシー調査において興味深いデータが明らかになりました。調査では、金融トラブルにあった経験を尋ねたところ、金融リテラシーが低い層で金融トラブル経験者の割合が高かったことが分かりました。さらに、金融教育を受けた人と受けていない人とで金融トラブルの経験を尋ねると、金融教育を受けた人の方が多かったのです。

特に低リテラシー層で金融教育を受けた人のトラブル経験が特に多かったという結果も浮かび上がりました。その要因として考えられるのが、金融教育を受けた人が自身の金融知識に自信を持っている一方で、実際には理解が不十分だったというものです。

この調査をパッとみると金融教育を受けない方が安全じゃないのかと思うかもしれませんが、中リテラシー層以上での差は低リテラシー層に比べほぼ同じ割合になっているので、ちゃんと自分の金融知識を理解している人が多いのでしょうね。

新型NISAの登場や金融教育の重要性に注目しながら、自身の金融知識を振り返ってみましょう。投資に関する知識の向上は、将来の自己防衛や成功のために欠かせません。積極的な学びと自己評価を通じて、投資におけるより良い意思決定を行い、安全かつ効果的な資産形成に取り組みましょう。

よろしければサポートをお願いします。 無駄と思われないようにいいものをお届けできるようにがんばらせていただきます