Akira

プロダクトデザイナーをしております。トランスポーテーションデザインをドイツの美術大学で…

Akira

プロダクトデザイナーをしております。トランスポーテーションデザインをドイツの美術大学で学び、ドイツの鉄道車両メーカー、デザイン事務所でエクステリア、インテリアデザインをしていました。 現在、交通関係のデザイン全般、その他のプロダクトデザイン、グラフィックス両面で仕事してます。

最近の記事

  • 固定された記事

自律型スマートバスストップシステム

PrologueG7デジタル会合開催地の地方都市「高崎」 先日、G7デジタル大臣会合が群馬県高崎市のGメッセぐんまで開催された。ちょうど新型コロナウィルスが蔓延し始めたタイミングでのオープンとなった群馬県初のこのコンベンション施設、当初から黒字運営など不可能と言われていたが、それどころではない...。 コロナ禍がようやく落ち着いてきた先日、この施設で行われたG7デジタル大臣会合に合わせてデジタル技術を扱う国内外の企業が同時開催の形でメッセ会場で催され、この群馬でメッセが開催

    • LAVAZZAのコーヒーカップ

      販促品 数年前だったか、スーパーのコーヒー豆を売っている棚にイタリアのエスプレッソコーヒーの大手で、私も良く買っていたブランドのLAVAZZAの販促品としてコーヒーにカップのオマケがついて並んでいました。 これは好都合と思って早速1つ購入して、それ以来毎朝このカップにコーヒーとミルクをなみなみと注いで楽しむ日々が続いていました。しかし、1つだけなのは何だか寂しく、友達と一緒にコーヒーを飲むときなどもう1つは欲しい...と思った時にはキャンペーンは終了後で、棚からすっかりこの

      • 子供科学教室 「LRTって何だろう?」 

        はじめにJAM会場での試み 2007年の8月、鉄道模型のイベントで賑わう東京国際見本市会場会場内でセミナーが行われました。そのほとんどは、スケールモデルである鉄道模型車両関連のレクチャーでしたが、私はこの鉄道模型イベントであるJAM会場で子供向けの実車のセミナーをしたのでした。 ただし、それはいわゆる在来線や新幹線のような、いわゆる「鉄道車両」ではなく、欧州で発展著しかった当時の最新トラム(次世代型路面電車LRT)について多くの子供達に知ってもらうべく、毎回JAMに出展され

        • 謹賀新年 2024

          あけましておめでとうございます!今年、還暦を迎えて1年近くが経ちました。昨年は、コロナ禍も一区切りがつき、再び世の中は活気が戻りつつあることを肌で感じた1年でした。 私個人も振り返れば様々なことが起こり、手掛けたプロジェクトは曲がりなりにもいくつか実現しました。 国内線ではありますが、何年かぶりに航空機にも乗ることができました。ドイツとの関係もぐんま日独協会を通して、前橋で4年ぶりのドイツフェスティバルを成功裏に終えることができました。ドイツ大使館のレジデンスに訪問を果たせた

        • 固定された記事

        自律型スマートバスストップシステム

          路線バスのアライアンスとバス路線の再編

          はじめに課題山積の路線バス 2024年問題を背景に、バス運転士不足が今になって急に社会問題としてメディアに取り上げられています。元々はトラックドライバーの過重労働の解消が問題となって、働き方改革の中で物流業界に影響が大きいことから多くのメディアに取り上げられたことがきっかけとなり、次に出てきたのが同じようにドライバーが必要な路線バスの業界も、平均以下の待遇が災いして高齢化と担い手不足が表面化しました。物流ドライバーと異なり、路線バスは乗客の命を預かる仕事であるにも関わらず

          路線バスのアライアンスとバス路線の再編

          "Bord Garage" 小型電気自動車と乗員のための高速鉄道車両

          はじめにこれは、私がドイツの美術大学(トランスポーテーションデザイン学科)に留学して3つ目のプロジェクトとして制作したものです。 このプロジェクトを行ったのは1990年から91年に掛けての冬学期ですから、既に30年以上前のことです。当時世界は冷戦が終結し、それまで鉄のカーテンで閉ざされていた旧社会主義国の中東欧地域の国々に西側の資本が入ることで、自動車を始めとしたドイツの得意分野の産業は活気を帯びていた側面があります。このプロジェクトが始まる1年前に初めて大学のプロジェクト

          "Bord Garage" 小型電気自動車と乗員のための高速鉄道車両

          江戸歴史街道再生(案)

          はじめにここで取り上げる江戸歴史街道再生とは、江戸時代に徳川幕府が江戸を日本の中心に据え、全国からの道路を計画的に整備した代表的な五街道をはじめとした今なお全国に残る諸街道を景観保護した上で観光利用を主体とした新しいカタチの再生と活用の計画である。 鉄道がなかった時代、東京・日本橋を起点に全国を結んだ主要幹線がこの街道であるが、明治に入り鉄道の整備が進み、人々の往来は街道から鉄道に変わる中、戦後の自動車道整備もこの街道をトレースする形で発展。現在は一部に街道の痕跡を残すの

          江戸歴史街道再生(案)

          自律型スマート停留所システム@2023 Summer LRT Forum in Yokohama

          noteのチカラ?レクチャーへのオファー 春に初めてnoteを活用して、それまで温めてきたプロジェクト「自律型スマートバス停留所システム」を公開したところ、早速山本前橋市長から彼のブログに取り上げられたりと、僅かながらも反響を肌で感じましたが、まだまだ世の中のニーズに合致したプロダクトになっているとは確信が持てない中、以前から色々とお世話になっているO氏から連絡を頂きました。 彼が所属する「横浜にLRTを走らせる会」では、季節ごとにフォーラムを開催し、夏のフォーラムで話題

          自律型スマート停留所システム@2023 Summer LRT Forum in Yokohama

          Smart Bus Stop System

          PrologueG7 Digital Ministerial Meeting Held in the Regional City of Takasaki, Japan The recent G7 Digital Ministerial Meeting was held at G-Messe Gunma, located in Takasaki City, Gunma Prefecture im Japan. This convention facility, the fir

          Smart Bus Stop System

          自己紹介します

          幼少期のこと 生まれた年は1963年冬のこと。この冬は世界的に大きな寒波に見舞われた年である。日本は大雪で鉄道などが混乱した年でもあったそうだ。ドイツでは滅多に凍らないボーデン湖が凍てつき、湖を歩いて隣国スイスに渡れたらしい。 記憶にはないが、私の出生地は東京の新宿区とある。生まれた病院が新宿区にあったからなのかも知れないが、その後は赤坂の現カンボジア大使館のあった場所にも住まいがあったらしい。とにかく庭が広かったそうだ(大使館だもの。当然でしょうけど) 私の両親は特に裕福

          自己紹介します