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CEIBS MBA

自身は2020年、ちょうどコロナ前に卒業をしているので、少し情報は古くなるが、いろんなMBAスクールの中で、CEIBS MBAの立ち位置と体験談踏まえた特色を記載しておきます。

MBAスクールって、ランキングで言うと大体TOP5ぐらいが別格扱いで、その次のTIerにTop20が入り、そこにCEIBSは入るイメージ。自身が卒業するときに、世界ランク5位になっていたりしたが、あまりそこは気にせずに、あくまで立ち位置としてはアジアナンバー1のMBAスクールというブランディングに重きを置いているし、MBA界隈的にもそうイメージを持ってる人が多い。

もちろん中国市場への志望度が高い生徒が受けるんだけど。他のスクールと比較していくと解像度が上がる。

  1. アメリカMBAと比べて…アメリカMBAと比べると費用とテストで求められるスコアが日本人には特に低いと感じる。まずTOEFLを要求しないので、何としても100と105で出す必要はないし、GMATも600切っても入学する例もある。あとかかる費用が断然安いかな。ただ注意点は、別項で述べるけど、テストが楽だからという理由で受けると不幸しか待っていない。

  2. ヨーロッパMBAと比べて…ここは違いは多様性とか言われるけど、よくわかんない笑。ヨーロッパMBAを志望される方とアジアMBAを志望される方は、根本、思考の傾向としては、相容れないんじゃないかとも思う。アジアの経済成長の可能性に賭けてアジアMBAを目指す人にとっては、卒業後にヨーロッパでビジネス一発当てるというのは、マクロ経済的に見ると結構ハードなんじゃないのと映る。一方で、ヨーロッパのもつブランドイメージに憧れたりする。そういう人はシンガポールMBAとヨーロッパMBAを天秤にかけているのかもしれないけど。ちなみにCEIBSはIESEに近いモデルを取っていて、交換留学も積極的に行われている。China Europeと名乗っているので

  3. 他のアジアMBAと比べて…ダントツ中国市場フォーカスしていることと、シンガポール、香港MBAと比べるとリスクテイカーが多めに集まるイメージがある。(あくまで私のイメージ)あと、求められる英語でのソフトスキルはCEIBSはアジアMBAの中では一番高いと思われる。(異論あるよね笑)

それで1と3で述べてるけど、なんでCEIBSに適当なスコアメイクでこない方がいいかというと。CEIBSの成績システムがIESEとHarvardを参考にして作られており、ParticipationとPeer Evaluation重視の構成になっているからだ。

  1. Participation Point…授業での発言点が20−50%ぐらい加味される。つまり、SpeakingとListeningが弱いとキツイのだ。たまぁについて行けてない生徒は総じてListeningが弱く、教授から問われている内容が不明で、回答できないみたいなやつも出てくる笑 度胸があれば貫けるが、ないなら割とストレスフルな状況は続く。この点でCEIBSはTOEFLを参考にしない。理由は生きた英語の活用能力しか意味がないので、テンプレ連発で突破可能なTOEFLを重視していないのだ。

  2. Peer Evaluation…これはグループの中で貢献度を評価し合う制度で、これがあまりに低いと赤点を取ることになる。まず初めに、日本人が悪く評価されつことは低い。理由はPPTをつくったりハードワークするからだ。ただ仮に英語がうまくて議論をリードして、プレゼンを引き受ければ、この泥仕事を他に押し付けることもできるので笑 一コースあたりの時間効率が飛躍する。英語できないのにハードワークしなければ、Peer Evaluationはまぁ低くなるでしょう。

  3. 中国語…一度授業を離れると、使用言語が中国語になる。これは食堂でのやり取りでもそうで、日本人学生は強制トリリンガル下に置かれる。生活をする上で一定の中国語を覚えないといけないので、生活しながら英語力向上というのは限界があるので、入学前にある程度の英語力の基礎を作っておかないと厳しい。

以上こんな感じパイロット版でざっくりとまとめたけど、CEIBSはソフトスキル全振りの学校と思ってもらっていい。(どこもそうかもだけどね)基本は、英語力に基づくグループワークと授業内の発言、プレゼンテーションで学校生活の充実度が決まるので、ここが弱いと大変実りの少ないMBA生活になる。実際、自分の台では、誰がグループメイトにする上で弱いかいう、Who is the weakestみたいなことが囁かれて、案の定英語力の低い生徒の外国人の名前が囁かれたりした。かなり性格の悪い話だがTerm2あたりは過密スケジュールでみんな性格が殺伐としてくる笑

中国市場を中心にしつつアジア市場に興味を持ち、英語でのソフトスキルを最大限伸ばしたいという積極的MBA志願者にとってはCEIBSはうってつけのスクールになるし、一方で、例えば社費で、Top20の中から受けないといけなくて、でもスコアメイクが厳しくて米国MBAは期間内に難しいっていう消極的理由な志願者にはCEIBSはおすすめしない笑 あくまでスコアメイク出来て、その上で、中国市場のMBAというユニークなポジションを取りたい人におすすめのMBAスクールと言える。

ちなみに、MBA入学から卒業後まで書いたブログがこちらにあるので、参考までにシェアします。

パイロット二つ目終わり!





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