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世界に散らばるMBAネットワーク

というとワールドツアーで世界全体含んでないやんけみたいなことにとなりりそうだけど、コロナも終わり、僕自身と当時のクラスメイトの移動が激しくなって来ているので、最近、多くのクラスメイトと再会を果たしている。今回はそんな話。

・海外出張時にクラスメイトとのアポ取り
6月に、サンフランシスコに出張した時に、実はクラスメイトがダウンタウンで働いており、自分がホテルの目と鼻の先だったと後でわかった。要はインスタにあげた画像がFacebookとリンクしていて、それを見て彼女がメッセージをくれていたのだがFacebookを頻繁に開いていなかったので、LAに移った後に気づき会えずに終わってしまった。割と大きな機会損失したことを反省し、出来るだけ出張の際には友人にアポを取ることに決めた。(特に自分にとっては、友人と会うことは観光などよりもValueの高いことなので、みんなそうか笑)

そして、夏頃に10月にシンガポールへの出張が決まった。実はシンガポールにはCEIBSの卒業生が結構いる。なにせ英語、中国語が公用語に含まれるので、CEIBS卒業生にとっては得意な環境だ。そして、どうしても会いたい二人の友人とコンタクトを取ろうと1ヶ月前くらいからコンタクトを試みていたが、そこで問題がある。ソーシャルメディアのRegionalismだ笑

CEIBS在学中、中国内ではもちろんWeChatを使うのだが、中国外の友人はWeChatを開かなかったり、アカウントが消えていたりする笑
中々メッセージを送っても帰ってこないので、これはやってないなと判断し、着前になり一人にはInstagram、一人にはLinkedInでコンタクトを取ることに成功。

ただ、Linked Inのアイデアは自分では思いつかず、渡航前日、バンコクから上海に遊びに来たインド人のクラスメイトと静安寺で会った時に飲みながら、誰がシンガポールにいるっけ?彼と連絡つかないんだけどどうしたらいい?って相談してる時に至ったアイデアだ。よく考えればわかることなのだが(笑)、MBA生はキャリア志向なのでLinked Inはみんなブラウズはしている。その後、What's appに移行して、チャットすることに。(シンガポールのメインSNSはWhat's Appだ。)

・Orchardで二人と合流
二人とはスケジュールの都合、別々に会ったのだが、どちらもOrchardで洋食を食べることに。というのも一人はカナディアン、もう一人もペルービアンだから、そんなにアジア食を食べない。

二人とも、上海、CEIBS時代の特殊環境を思い出しながらそれと比較するとシンガポールは多様性に富むので、コミュニケーション・生活する上でやりやすいと述べていた。上海も外国人は多いけど、やはりシンガポールの多様性は際立つ。

一人は、現在はInvestment Bankerとして、もう一人はFintechのBD(Business Development)として働いており、思い出話に加えて、シンガポールの生活、シンガポールでのビジネス事情などの話を聞いた。詳細は割愛するけど、この話がタダで聞けるのがMBAの醍醐味だよ笑

・MBA卒業後のリターン
MBA卒業後のリターンは本当に人それぞれなんだけど、動く人にはそれなりのリターンが帰ってくる。私の場合はスタートアップに行き自身も起業を考えているので、MBAタイトルっていう意味では物凄くベネフィットを得ているとは思えないが、(MBA採用を通して、LDPプログラムに行ったなどではないので)プライベートに散らばる世界中の友人とビジネスネットワークを気づきつつあるという意味では大きく利益がある。特に卒業後しばらくするとみんな偉くなったり、知見を積んだりしてくるからね。こういう3年ぐらいそれぞれ各々の地域・産業で経験を積んで集まった時に何か面白いアイデアが生まれることもあるかもしれない。というかあるように繋げたい。

CEIBSは上海に拠点を置くので、上海が最もネットワークが強いのはもちろんだが、シンガポールにも割と根を張っている方だろう。Wechatのシンガポール在中のEMBA/MBAの卒業生のグループチャットには300人強が登録し、What's AppのMBA卒若手グループチャットにも50人強が登録している。彼らが情報交換し支え合う、ここに見えない価値があるんじゃないかな。

こんな感じで、他の学校も同様に色んなネットワークを世界中に散りばめていることが想像できる。上海にもアメリカMBAスクールのグループがあると他校の卒業生が言っていた。

・さらにネットワーク利益を分解してみよう
MBAのネットワークは縦と横、斜めと立体的に分解できる。
(今勝手に分解したので適当笑)

  1. 縦…属性・キャリアのステージを超えて繋がる。いわゆる偉い人とか投資家とかと繋がる。これは、メンターとか、仕事探し、資金集めに役立つ。

  2. 斜め…産業とかファンクションを超えて繋がる。これは、未開拓の分野に手を出すときにアドバイスや人の紹介をしてもらえる。実際に仕事を行う上で先輩的な機能として助けてくれる。

  3. 横…ロケーション、国によって散らばっていくネットワーク。これは、その地でビジネスを行う際、旅行の際に、助けてくれる。

それで、この1とか2が今すぐ欲しい!!!って人は、実はEMBAなどの方が向いているんじゃないかと思う。というのもEMBAはある程度成功した人が来るのと、卒業後に産業スイッチをする人は年齢的にも稀であるからだ。特に2のネットワークが欲しいとか、会社名重視のネットワーキングがしたいってなるとEMBAの方が需要を満たすだろう。

MBAには、まだ片道切符の若造しかいないので、誰が偉くなるかなどはわかりはしないよ笑 CEIBS在学中も上海に卒業後残りたいと言っていた生徒ほど母国や違う国に帰ったり、上海に残るモチベーションがそこまで高くなかった自分が残っていたりする笑

では3も計画的にはできないじゃないか!となるが笑
とはいえその国にいないとしても母国でファミリービジネス持ってたり、強い基盤気づいている人もいるので、まだ見通したつかな?

・ではどう行動すべきか
じゃあネットワーキングはMBA中はどうしたらいいんですか?って質問がくるかもだけど、答えはそんなにつまらなく考える必要もなければ、全てのネットワークイベントに、無理して顔を出す必要もない笑 

普通に友達を作ればいい。おすすめしないのは学校開始時配られる生徒紹介のパンフレットを見て、彼・彼女は優秀そうだみたいな感じのネットワーキングすることだ、そんなやらしいやり方を普通のやつは好まない。そういうShallowな絆作りを好むのは、やっぱり同類のタイプになり、その絆は脆い。(仮説ね笑 やったことないから知らん)

実際、自分の場合、課題どうやるかとか、嫌いな食べ物、恋愛相談などチワ話ばかりしていて、大体のクラスメイトの過去の経歴を知らずに過ごした。それもどうなのという話だが笑

後でわかるのだが、めちゃめちゃイジってた、ふざけてた友達がすげー仕事をしてた、すごいファミリービジネス出身ということも良くある。ちゃんと人として仲良くなったら、困った時に助けるし、困った時に助けてくれるので、ネットワーキング、肩書き大好き病になっているのなら治療した上で、入学するのがいいんじゃないかな。その方がキャンパスライフも楽しめるしね。(特に、日本人でMBA目指す人は肩書きとか大好きだから要注意笑)

逆にイヤイヤネットワーキングっしょて人は、前述の通りEMBAの方がいいかもしれない。それか、MBAの授業課題を若干フリーライドしながら、卒業生とのネットワークに励むか、これもワークするしアリだけど、どちらかというと少数派かな。

・さてこれから、というか来週
シンガポール滞在中、中国人の友人から来月、俺もシンガポール行くからあいつらの連絡先教えて!と来ていたが、上海の空港に着くと、上海在住のインド人の友人から「戻ってきたか!?あいつらの話聞かせろ」とメッセージが来ていた。また、インドネシア人の友人は、ついでに、ジャカルタでHalloween Partyしてから帰れよとクレームが来た笑

結局、みんな会いたい、集まりたいんだよ笑

来週にはタイ人のクラスメイトがバンコクから上海に来るということで、何とか時間を作って会いたいと考えている。コロナ後ついに活発化し始めたMBAネットワークには注目である👀

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