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「今日の1曲」2024.01.13 - 01.19

1月13日(土)

今日の1曲 は1980年代前半に、ブラジル生まれの男性アーティストがヒットさせたことで有名な曲なんですが、彼のバージョンは実はカバーだったんですね。

その少し前にアメリカの女性シンガーがアルバムにレコーディングしたのが最初でした。今日はそちらのバージョンで。実は、その後にもう一つ男性シンガーがレコーディングしたバージョンがあって、ヒットしたバージョンは3番目だったようです。

そんな曲ですが、この曲非常に転調が多くて、コード進行が複雑なため、「最も複雑はポピュラー・ソング」なんていう人もいるくらいなんですね。まあ、この頃はこういう曲が多かったんですが。

1982年のアルバムからの1曲を、19時ごろに。

【Never Gonna Let You Go (1982)】
セルジオ・メンデスが1983年に大ヒットさせたバージョンが有名ですが、実は前年に出たディオンヌ・ワーウィックアルバムに収録されたこのバージョンが最初でした。某 YouTuber が「最も複雑なポピュラー・ソング」と読んだことでも有名。


1月14日(日) 

今日の1曲 は、1980年代中盤に出たイギリスのバンドによるヒット曲です。いわゆるブリティッシュ・ニューウェイヴ/シンセ・ポップ系のバンドですが。

この人たちは1970年代後半にバンドを結成し、オリジナルのメンバーは1人だけになってしまっていますが、現在も活動は続けています。最も活躍したのははやり80年代でしたが。

今日の曲は、そんな彼らのアメリカで唯一トップ20入りしたヒット曲でした(本国イギリスではマイナー・ヒットに留まったようですが)。あの大物ジャズマンがカバーしたことでも有名です。

1985年リリースのヒット曲を、19時ごろに。

【Perfect Way (1985-6)】
スクリッティ・ポリッティのセカンド・アルバムからのシングルで、全米11位にまで上るヒットになりました。彼らの曲としては唯一の全米トップ40入りした曲だそうです。マイルズ・デイヴィスがアルバム『Tutu』でカバーしていることでも有名。


1月15日(月)

今日の1曲 は、1980年代半ば過ぎに出た、アメリカン・ポップスの女性シンガー(ソングライターでもありますね)のヒット曲の山ほどあるヒット曲の1つです。

この人は1982年にデビューしていますが、今日の曲は3枚目のアルバムからのシングル・カットで、彼女としては4枚目の全米No.1ヒット曲でした。

それまでのこの人のイメージからは一線を画した、シリアスで社会的な内容の曲で、評価もされましたが、論議も巻き起した曲ではありました。当時のカトリックの教皇が彼女のコンサートのボイコットを求めたなんてことも起きています。

1986年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Papa Don’t Preach (1986)】
マドンナの4枚目の全米No.1ソングで、アルバム『トゥルー・ブルー』からのシングル・カット。10代の妊娠・出産というテーマを扱った、マドンナのそれまでのイメージから大きく違った路線の曲で、世の中的にも色々と議論を巻き起しました。


1月16日(火)

今日の1曲 は、1980年代初頭のアメリカの男性シンガーソングライターによるヒット曲です。1970年代から活動を始め、1980年代にメジャーなヒット曲をいくつか生み出している人ですが、そのうちの1つです。

曲の歌詞の題材はクリスマスに昔の恋人に出会うというような内容なんですが、実際にあった話で、相手の名前とか色々公表もされているようです。まあ、別にどうでもいいといえばいい話ですが。

曲のメロディは、あるクラシックの名曲の一節を繰り返し使って構成されています。もともとはその一節をネタにして遊んでいるうちにできた曲だそうです。

1980年から翌年にかけてのヒット曲を、19時ごろに。

【Same Old Lang Syne (1980-1)】
ダン・フォーゲルバーグの全米9位に上ったヒット曲で、チャイコフスキーの『1812年序曲』のメロディが流用されています。歌詞は昔の恋人と再開する話で、実際にあった話が元になっているとか。最後のサックス・ソロはマイケル・ブレッカー。


1月17日(水)

今日の1曲 のオリジナルは1980年代初めごろに出たアメリカのジャズ/フュージョン・キーボーディストとベーシストによるデュオ・プロジェクトが生んだヒット曲でした。

AORとかフュージョンのブームという時代背景に乗ったというか、そういったジャンルの代表曲の1つというか、日本でもヒットして盛んに聴かれていた曲でした。2人がヴォーカルも担当していましたね。

今日のバージョンは、別のアメリカのジャズ/フュージョン系の男性シンガーによるカバー(女性シンガーとのデュエット)で、2000年代に入ってからのものですが、オリジナルを書いたキーボーディストへのトリビュートになっていました。

2014年のアルバムからの1曲です。19時ごろに

【Sweet Baby (2014)】
オリジナルはスタンリー・クラークとジョージ・デュークの『クラーク/デューク・プロジェクト』(1981)からのシングルでした。アル・ジャロウによるこのカバー(ララ・ハサウェイとのデュエット)はジョージ・デュークへのトリビュート・アルバムから。


1月18日(木)

今日の1曲 も1980年代初めごろの曲ですが、今日の曲はアメリカのAOR/ソフト・ロック系のバンドヒット曲でした。この時代特有のサウンドだなあと思わせるものがあります。

系統で言うと、Totoとかジャーニーとか、そんな感じに近いかなあという感じですね。ジェフ・ポーカロ風ないわゆるハーフ・タイム・シャッフルとかいわれるノリの曲です。

このバンド、1980年に結成され、3枚のアルバムといくつかのトップ40入りするヒットを遺しましたが、1986年には解散してしまいました。中心人物だったリード・ヴォーカルの人はその後ソングライターとして活躍したようです。

1981年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Sweetheart (1981)】
フランキー&ザ・ノックアウツは1980年代前半にいくつかのヒット曲を生んだアメリカのロック・バンドで、この曲が彼らの最大のヒットでした(全米10位)。Totoっぽいというか、当時の雰囲気ですねえ。残念ながら、5年ほどの活動で解散しましたが。


1月19日(金)

今日の1曲 は1980年代初頭に出た、アメリカのカントリー・バンドによるヒット曲です。1960年代末から活動していたバンドですが、80年代に入って大ブレイクした最初の頃のナンバーでした。

それまでもカントリー・チャートでは1位を獲った曲がありましたが、この曲は総合チャートでもトップ20入りするクロスオーバー・ヒットとなっています。

その後も1980年代から90年代にかけて、70以上の曲をカントリー・チャートに送り込む大成功を収めました。現在でも活動はつづいているようです。

そんなバンドの1981年のヒット曲を、19時ごろに。

【Feels So Right (1981)】
アラバマは1970年代から活動を続けている、カントリー/サザン・ロック系のバンドで、カントリー・チャートで32枚のNo.1シングルがあるというオバケのようなバンドです。この曲もその1つで、同名のアルバムからのシングル・カットでした。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。