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女子フィギュアを観て複雑な心境は、、、

北京オリンピックも終盤に差し掛かり、日本選手の連日のメダル獲得で楽しく観戦しているのですが、女子フィギュアの観戦・結果を見守った人の中には私同様に複雑な心境を持った方が少なからずいらっしゃるのでは?と思ってしまいました。

それは、、、、
ドーピングはもっての外ですし薬物が出たという結果は通常のドーピング検査から言えば“黒” であり、なぜ出場停止等の処分を与えないのか不思議でなりません。
またアスリートやチームは、ドーピングに関して必ずやその疑い・濡れ着がかからない様に再三の注意を払い日々を過ごしているのです。

事実、昔、室伏広治さんと良く食事をしたりしていましたが彼は絶対に封の切っていない水しか飲みませんでした。自分で封を切ったモノ、もしくは封を切ったところを見たものでない限り口にしませんでした。

そして私の知り合いの、ドーピング検査に携わっているドクターに今回の事も聞いてみました。その方によると今回は複数の薬品が検出され、到底 15才の子供では考えられない組み立てになっている事から、組織・チームでやっている以外に考えられない状況ではないかと言っていました。
なのでどうしてIOC が参加を認めてしまったのか不思議でなりません。更に認めたのであれば「暫定的な順位…」と注釈するのにも違和感を覚えます。

実は羽生結弦選手から直接聞いたのですが、サプリメントの話をしていた時、やはりフリーの五分間は本当にキツく特にラスト1分以降はヘロヘロになってしまうそうです。なのでその最後の1分をとにかく頑張り続けたいのです…と言っていたのを思い出します。
そしてそれを打開する為にサプリメントを飲み出した…と言っていました。

だからではないですが、ロシアのコーチもそこを制する為に“薬”の飲用を決めたのではないかと勘繰ってしまいます。

賛否両論有るとは思いますが…
私は昨晩のフリーの演技を観て、今回の騒動全てを一人で背負った15才の競技者が本来のパフォーマンスも出せず精神的に追い込まれかなりのダメージを受けた中、最後まで演技をした姿は何をどう語れば良いのか言葉が見つかりませんでした。

アスリートも被害者なのです。

事実、アスリートが知らないうちにコーチが売名行為の為にドーピングをさせていて、検査で“黒”となりアスリートが出場停止になってしまった例は世界で数多くありますし、日本国内でもありました。
(陸上競技100MのI選手の件はかなり有名な事件です)

あの飲ませた可能性が高いと言われているロシアのコーチは選手を使い捨てるとかの酷評が上がっていますが、ロシアのスケート協会がそのコーチを含めワリエワ選手をどうしていくのか観察していきたいと思います。
そしてワリエワ選手には何とか復活して銀盤の上で輝く勇姿を見せて欲しいと思います。

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